ピース又吉、オリラジ中田を三島由紀夫に例えてトーク

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昨日12月7日に、東京・MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店にてオリエンタルラジオ中田とピース又吉によるトークイベントが開催された。

オリエンタルラジオ中田(左)とピース又吉(右)。

オリエンタルラジオ中田(左)とピース又吉(右)。

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又吉は自叙伝的エッセイ「東京百景」を8月に、中田は初書籍となる自伝的小説「芸人前夜」を11月に刊行。両作とも「マンスリーよしもとPLUS」での連載に加筆修正したもので、イベントでは互いの作品を読んだ感想を交えながら、それぞれの人柄、駆け出しの時代などの話で盛り上がった。

オリエンタルラジオの初舞台のMCをピースが務めていたことを話した上で、又吉は「全能感がすごかった」と当時のオリラジを振り返る。中田からの大喜利の相談に乗って、夜中から明け方までファミレスで過ごした思い出も語った。また「芸人前夜」について、中田が相方の藤森とNSCの面接に挑む場面に「めっちゃ笑った」と又吉。「俺面白いと思って書いてないですよ(笑)」という中田に「それでいいねん! 三島(由紀夫)も自分ではめっちゃカッコいいと思ってアクション映画やってるから。あっちゃんの完璧主義者な部分は周りにイジられて愛されるようになる」と文豪に例えつつ分析した。

「次は俺が褒められる番」(又吉)ということで、中田は又吉の以前のコンビ・線香花火の話から。彼らの漫才に影響を受けて似たネタを書いていたという。また仲のよかった後輩が、自分のもとを離れていく現象を「後輩ロス」と表現し、かわいがっていたパンサー向井が自分ではなく又吉を慕うようになった経緯を説明。「東京百景」の中で「ぐちゃぐちゃしたところのある人間」と表されている向井について、「僕は『向井かわいい』しか言えなかった」と省みつつ「又吉さんに救われる若手はたくさんいる」と先輩芸人・又吉の懐の深さを熱弁した。

イベント後の囲み取材で2人は「楽しかった。『芸人前夜』の文体のままの人間やなと」(又吉)、「又吉さんに投げかけたいことがたくさんあったので、最高の時間を過ごせた」(中田)とそれぞれ感想。なお又吉は、吉本芸人・吉本興業にまつわる書籍出版企画「笑いと平和の百冊シリーズ」の宣伝部長を務めており、現在開催中の「冬フェア」の一環で又吉デザインのブックカバープレゼントが実施されている。ぜひチェックしてみよう。

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モジり兄 @mizushimayfly

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