「オールナイトニッポンPODCAST『男性ブランコのおしゃべりマレット』」キービジュアル

男性ブランコのポッドキャストはタイトルコールで異彩を放つ

オールナイトニッポンPODCAST「男性ブランコのおしゃべりマレット」の魅力

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今年10月にスタートし、毎週火曜に配信されている男性ブランコの「オールナイトニッポンPODCAST『男性ブランコのおしゃべりマレット』」が好評だ。配信開始から2週連続でSpotifyが発表するポッドキャストチャートTOP3にランクイン。現在もTOP10内をキープしている。2人らしいのん気なトークや、ネタメールのコーナーも聴きどころだが、特に彼らならではなのが「タイトルコール」。これまで配信された4週分、すべてで“うまくいっていない”。

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男性ブランコの「オールナイトニッポン」とタイトルコールの歴史は、2023年9月の「ニッポン放送お笑いラジオスターウィーク」で、男性ブランコが「オールナイトニッポンX(クロス)」に初登場したときが始まり。昔から「オールナイトニッポン」を愛聴していたという浦井に1人で存分にタイトルコールを堪能してもらおうと、タイトルコールを譲った平井は、「ケツにも言うわ」と番組終盤に自らもタイトルコールを行った。「オールナイトニッポン」ではあまり例のない、1放送で2タイトルコール。タイトルコールでは必ず両方の声を届けなければ気がすまない、という現在のスタンスはここから続いている。

「ニッポン放送開局70周年記念公演『鴨川ホルモー、ワンスモア』」の記者会見に登壇した男性ブランコ。ここがイマジンスタジオ

「ニッポン放送開局70周年記念公演『鴨川ホルモー、ワンスモア』」の記者会見に登壇した男性ブランコ。ここがイマジンスタジオ

2023年10月には月替りで芸人がパーソナリティを務めている「オールナイトニッポンPODCAST」土曜を男性ブランコが担当した。全4回の中で、初回は「男性ブランコの」(浦井)「オールナイトニッポン」(平井)「ポッド」(浦井)「キャスト」(平井)と4分割する違和感満点なタイトルコールを実施。第2回は「よきところでタイトルコールへ」と書かれた台本に触発された平井が、「俺たちの(出会って)18年の歳月、ここが“よきところ”だというのを見せてやろうぜ!」と意気込むままにタイトルコールを行い、浦井を置いてけぼりに。浦井の「ちょっと、おぉい!」という悲しい叫びがこだました。

第3回、「僕があなたに合わせます」と呆れ気味の平井に促され、浦井主導でタイトルコールをスタート。しかし平井は黙って聞いているだけで、結局浦井1人によるタイトルコールになった。番組名と共に浦井の「どういうつもりやねん……!」と困惑した声がとどろく。「まだちゃんとタイトルコールができていない」と反省を見せた最終回、ようやく成功するかと思われたが、番組内で「ポッドキャストの祖」とされている“ゴッドキャスト松崎(番組スタッフ)”が2人に代わってタイトルコールしてしまい、2人揃ってのタイトルコールはおあずけとなった。

そしてレギュラー番組として「男性ブランコのおしゃべりマレット」が始動。ここまでの4週分を振り返る。

#1 「男性ブランコのおしゃべりマレット」初回!

ニッポン放送の地下2F「イマジンスタジオ」(記者会見や公開収録を行う広いスタジオ)での収録だったため、平井は「せっかくなので奥行きを使ったタイトルコールを」とラジオブースから遠く離れた位置へスタンバイ。マイクを通した浦井と声を合わせ、地声でタイトルを叫んだ(9:26頃~)。これを浦井にも体験させたいと、番組後半には浦井による大声タイトルコールの機会を設ける平井。しかも、浦井が直近にニューヨークを旅行していたことから「ネイティブな発音で」とリクエストした(35:05頃~)。

スタジオの奥行きを使って タイトルコールする平井

#2 豊岡演劇祭

「シンプルに合わせて言いましょう」ということで、平井が「せーの」と合図を出すことに。しかし「せーの」ではなく「せの」だったため、浦井のタイミングが合わず(8:24頃~)。「マラソン大会で一緒に走ろうって言って先に行く奴やん……」と落胆する浦井に、平井は「浦井の分はまた後半に」とやはり浦井のタイトルコールもリスナーに届けたい様子。浦井はラスト30秒のところで駆け込みタイトルコールをすることとなった(46:24頃~)。

#3 浦井さんアメリカ旅行記 Part2

今度こそタイトルコールをバチッと合わせようと、音程を確かめ合う平井と浦井。「ハモろう」ということになり、アカペラサークル出身の浦井が下のパートを担当する。平井の「ワン、ツー、スリフォ。ファイブ、シックス、セブエイ」という聞き慣れないカウントにつまずいた浦井がまたしても置いていかれる結果に(6:25頃~)。番組後半の浦井による2回目のタイトルコールも平井が操るままに今までにない様式になっている(35:02頃~)。

#4 彦根市観光大使就任!

収録当時、Spotifyのポッドキャストチャートで1位に君臨していた「pecoとJESSICA 」(TBS Podcast)がタイトルコールをしない形式だと知った平井は、「タイトルコール多め、で行きましょう」と反対の作戦で逆転を狙う。トークの中にさらっと、何度もタイトルコールを入れていこうと話す。そんなアイデアも出しながら、今回はシンプルに「せーの」の合図でタイトルコールへ。平井の独特なリズムによって後半はズレてしまったものの、過去もっとも成功に近い2人揃ってのタイトルコールとなった(9:16頃~)。

男性ブランコ

男性ブランコ

「男性ブランコのおしゃべりマレット」は、「オールナイトニッポンPODCAST」のオープニングテーマ曲で軽快な木琴が鳴り響いていることから名付けたそう。2人の色とりどりなタイトルコールと、タイトルコール後の余韻を華やかに彩るテーマ曲のアンサンブルを楽しんでみては。2023年10月の「オールナイトニッポンPODCAST」全4回も聴くことができる。

(文 / 狩野有理)

オールナイトニッポンPODCAST男性ブランコのおしゃべりマレット

配信日時:毎週火曜18:00ごろ配信
メールアドレス:db@allnightnippon.com

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読者の反応

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はろはろ @meowbowmeow

タイトルコールのみでニュースになっちゃう男ブラさん 笑
緩やかな穏やかな中毒性がありますよね おしゃべりマレット
・聴くのやめられない
・あっという間に放送終わる(気がする)
・終わった瞬間にもう一度最初から聴けるし同じところで笑っちゃう https://t.co/cbIp1ITiWN

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