喉におじさんが住んでる
──次に、吉田さんからRYUTistへの質問をどうぞ。
吉田 RYUTistさんにはおしとやかなイメージがあるんですけど、グループに入る前からもともとそういう雰囲気を持っていたんですか?
五十嵐 いや、だいぶわんぱくだったよね?
佐藤 学校の先生からよく「ぼーっとしてる」って言われてたし、のんびりほんわかなのは変わってないですけど、RYUTistを始める前のほうがわんぱくだったかもしれない。裸足で雪の上を走ったりとか。RYUTistに入ってから落ち着きました。
宇野 私もRYUTistを始めた頃はわんぱくな感じでした。
五十嵐 不思議ちゃんキャラで、床を叩いて笑ってたよね。
佐藤 鏡に話しかけてたこともあったね。
我妻 なかなか濃いね(笑)。
宇野 ちょっとおかしかったんでしょうね……恥ずかしいです。
佐藤 みんな自然に落ち着いていきました。
五十嵐 私は昔から歌ったり踊ったりすることが好きだったので、おうちでも飛んだり跳ねたりしていて。でも、私はあまり変わってないかなと思います。
──続いて、井上さんからの質問をお願いします。
井上 RYUTistの皆さんは歌声がすごくそろってるじゃないですか。みんなでかわいらしい歌声にする努力って何かされたんですか? それとも、もともとかわいらしい声なんですか?
宇野 うーん、曲に合わせて歌声をちょっと変えることはあります。
横山 曲をいただいたときに「この曲はこういう雰囲気の曲だよね」ってみんなで話し合って。「かわいい歌だったら元気いっぱいな感じを出そう」というふうに、曲のイメージに沿うように考えて歌ってます。
──井上さんはもっとかわいく歌いたいんですか?
井上 私って声がもともと低くて。最近はもっとかわいい声で歌いたいなって思ってるんです。
我妻 RYUTistさんは内面から出るかわいさなんじゃない? 姫月は最近おじさん化してるんで。
井上 ボイトレの先生に「喉におじさんが住んでる」って言われるんです。
我妻 たまに姫月の喉からおじさんが出てくるんですよ。その衝撃で飲んでたお茶をこぼしたことがあって(笑)。
井上 まずは喉のおじさんを追い出すことから始めます。
自分が一番かわいいと思って踊って
──それでは、今度はRYUTistからハコムスへ質問をお願いします。
五十嵐 はい。ハコムスさんはライブ中の表情や表現力がすごいと思っていて、普段練習はどうやってされてるんですか?
阿部・吉田・井上・寺島・塩野 (一斉に我妻のほうを向く)
我妻 私!? ハコムスみんなへの質問だよね?
阿部 (笑)。今、気持ちそろったよね。
我妻 なんだろうなあ。レッスンでセットリストの確認をするときに、1人ずつ曲のイメージを話してもらって表情に反映したり、かわいい曲ではメンバーに「自分が一番かわいいと思って踊って」と言ったりしてます。みんなの曲の解釈通りに表情を作っていくことで、曲の世界観がお客さんに届くんじゃないかなと思ってるので。塩野はすっごいかわいい表情をするんですよ。
佐藤 困り顔とかかわいいよね。
塩野 (照れて手で顔を覆う)
RYUTist かわいい!
──(笑)。続いて、宇野さんお願いします。
宇野 ハコムスさんは人数が多くて、その日によってライブに出るメンバーが変わることがあるじゃないですか。そういうときって歌割りやフォーメーションを自分たちで考えているんですか?
我妻 歌割りはスタッフさんからいただくんですけど、私がそれに合わせてフォーメーションを考えてます。
宇野 すごい。時間かかりません?
我妻 いや、だいぶサクサクできます。ハコムスって基本的にセンターがいなくて、曲の雰囲気で歌割りが変わるから「たぶんこの曲のここ部分は私にくるな」ってわかるんだと思います。最近は4期メンバーも慣れてきたし、フォーメーション作りも落ち着いてきてやりやすいよね。
井上 でもこの5人ではやったことがあるけど、こっちの5人ではやったことないというように、1曲にバージョンがいっぱいあって。
我妻 人数が同じでもメンバーが違うと変わってくるからね。
RYUTist すごーい!
我妻 2017年の後半は年上組がお休みすることが多かったので、「さよならのプリエール」などの失恋の歌を万葉や姫月が歌うこともありました。
井上 普段私は失恋の歌を歌うことがないから、「どういうふうに歌ったらいいんだろう」という戸惑いはありました。
吉田 私もグループに入ったときは切ない雰囲気の曲を歌うことは全然なくて、明るい曲しか自分に向いてないと思ってたんですが、そういう曲を歌いたいという気持ちはありました。切ない曲でも少しずつ自分のパートが増えてきたので、歌をもっと上達させていきたいですね。
姫月、がんばっていこう
──次に横山さん、ハコムスへの質問をどうぞ。
横山 ハコムスさんは女優志望のアイドルさんですよね。RYUTistも映像作品で演技をすることがあるんですけど、私は演技がすごく下手くそなんですよ。「自然体に」と思ってやってるんですけど、どうしてもわざとらしくなっちゃって。ハコムスさんはライブで劇を披露する“劇団ハコムス”などをやられていますが、いつもどうやって芝居と向き合っているんですか?
寺島 台本を全部読んで「こういう話だな」ってストーリーを理解してから、「だったらこの子はこう思ってるんじゃないかな」と感じたことを台本に書き込んで、役に感情を入れてます。
井上 私は自分で絵本を作っていく感じで台本を読んでいます。面倒くさがり屋だから、そうすると読みやすくなるんです。
我妻 初めて聞いた!
横山 なるほど、ありがとうございます!
──では最後に佐藤さん、お願いします。
佐藤 私たちは時間が空いたときやお休みのときに全然外に出ないんですよ。メンバー同士で遊びに行くこともなくて。ハコムスさんは時間が空いたときやオフの日はどうやって過ごしてますか?
我妻 私は空き時間ができたら帰宅しますね。朝と夜に仕事があったらその間に帰っちゃいます。おうちが好きなんです。
阿部 私は現場からおうちが遠いことが多いので、暇そうにしてるメンバーを捕まえてご飯に行ったり、振られて1人でカラオケに行ったりしてます。
RYUTist へー、楽しそう!
井上 私と万葉は10分くらいの空き時間でもすぐにどっか行っちゃいます。万葉を強制的に連れて行く感じで。
佐藤 ご飯に行ったり?
吉田 ゲーセンとかに連れて行かれます。
我妻 ライブのあとにボイトレがあった日に、メンバーと再集合したら姫月と万葉が大きいぬいぐるみが何個も入った袋を持ってて、「君たち、何してたのよ!」と思いました。
井上 UFOキャッチャーで取れたぬいぐるみを(星)里奈ちゃんに預けっぱなしにしちゃったことがあって、里奈ちゃんに怒られました。
吉田 里奈ちゃんが姫月に長文のLINEを珍しく送ってきて。
我妻 えー! 里奈ちゃんあまり怒らないからね。
阿部 里奈ちゃんから長文のLINE来たことないもん。姫月はよく人を怒らせてるよね。
井上 私は怒らせてるってことに気付いてないんです。万葉から「めっちゃ怒ってたよ」と言われて、「えっ、そんなのわかんない」って。
阿部 姫月は自分で悪いと思ってるの?
井上 わかんないの。自覚がなくて。
阿部 姫月、がんばっていこう。
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RYUTistにもハコムスにもあるようでないような曲
- 柳♡箱(RYUTistとハコイリ♡ムスメ)
「ともだち」 - 2018年1月23日発売 / PENGUIN DISC
-
[CD]
1296円 / PGDC-0006
- 収録曲
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- ともだち
[作詞:南波一海 / 作曲・編曲:KOJI Oba] - アイスクリームマジック(RYUTist)
[作詞:ACKO / 作・編曲:永井ルイ] - 星降る夜の招待状(ハコイリ♡ムスメ)
[作詞:Kawzak / 作・編曲:西岡和哉]
- ともだち
柳♡箱(RYUTistとハコイリ▽ムスメ)
「ともだち」発売記念イベント
- 2018年1月27日(土)
東京都 タワーレコード新宿店 7F
START 12:00 - 2018年1月27日(土)
神奈川県 タワーレコード川崎店
START 17:30 - 2018年1月28日(日)
東京都 タワーレコード錦糸町店
(※ハコイリ♡ムスメのみ)
START 12:00
- RYUTist(リューティスト)
- 新潟県新潟市在住の佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁からなる4人組アイドルグループ。2011年5月の結成以来、新潟を拠点に精力的な活動を行っている。結成当初は5人で活動していたが、2012年11月に木村優里が卒業。2016年4月には大石若奈の卒業を受け、それまでソロで活動していた横山が加入し、現在の4人体制となった。2012年4月にデビューシングル「RYUTist! ~新しいHOME~」を発表。以降も自主レーベルよりコンスタントに作品をリリースし、2015年8月には1stアルバム「RYUTist HOME LIVE」、2016年8月には2ndアルバム「日本海夕日ライン」をリリースした。2017年8月にタワーレコード内のレーベル・PENGUIN DISCより3rdアルバム「柳都芸妓」を発売。2018年1月にはPENGUIN DISCのレーベルメイトであるハコイリ♡ムスメとのコラボユニット・柳♡箱として、シングル「ともだち」をリリースする。
- ハコイリ♡ムスメ(ハコイリムスメ)
- 女優志望の10代女子により2014年夏に結成されたユニットで、現在のメンバーは鉄戸美桜、阿部かれん、我妻桃実、星里奈、吉田万葉、井上姫月、塩野虹、戸羽望実、寺島和花の9人。オリジナル楽曲のほか1980~90年代アイドルソングの名曲をレパートリーに持ち、癒しとときめきを与えるパフォーマンスで「女の子本来の可愛らしさ」を表現している。また女優としての側面を生かし、2014年秋には「劇団ハコムス」を旗揚げ。芝居と音楽を融合した公演を行っている。2016年7月より、タワーレコード内に新設されたレーベル・PENGUIN DISCに参加。同年11月に初の全国流通シングル「ハコいっぱいのプレゼント」を発表した。2018年1月にPENGUIN DISCのレーベルメイトであるRYUTistとのコラボユニット・柳♡箱として、シングル「ともだち」をリリース。2月13日にはカバーアルバム「青春の音符たち~Respect for 80's&90's」を発売する。