笑いの絶えない「つば男FES」リハーサル
──ここからは「つば男 SUMMER FES」のお話を。イベントの目玉はグループの垣根を越えたシャッフルユニットだと思いますので、各ユニットがどのような取り組みをしているのか話を聞いていきます。まずは9太郎さん率いる「ゆましんだけかと思ったら」から。
9太郎 昨日、4人でリハーサルをしました。もう笑いの絶えないリハーサルで……。
TAKA 真面目にやってる?
小田 ちゃんとやってるけど、すぐ9太郎さんが笑わせてくる。
9太郎 逆! 逆! 惟真くんが僕のことをイジってくるんですよ。だって、家族とのLINEグループのアイコンを僕の写真にしてるんですよ(笑)。あと僕が今月で30歳になるのが面白くてしょうがないみたいで、すぐその話をしてくる。それがすごく楽しそうで、僕もめっちゃ笑っちゃって。あんなに笑ったのはひさしぶりだったな。一応補足をすると、僕らのユニットは“ゆましん(THE SUPER FRUITの小田惟真と世が世なら!!!の橋爪優真の組み合わせ)”を前面に押し出したユニットで、何かにつけては2人をくっつけるようにしていて。ライブだけじゃなくて、SNSでもゆましんを供給するように努めています。
小田 ゆましん専属のマネージャーさんみたいな感じで、リハが終わったらカメラを回して感想とか聞いてくるんですよ。
9太郎 けっこう長い尺で撮ったんですが、見返してみたら収録されている自分の声が気持ち悪すぎてビックリしました。すごいはしゃいでて、オタクな自分が出てきちゃってた(笑)。
小田 ゆましんだけじゃなくて、優さんと9太郎さんの“優9”の組み合わせも僕は推そうとしています。
9太郎 でもこれがキツいのよ。だってウチら26歳と30歳だよ? 君たちみたいに顔をくっつけて笑顔なんてできないから(笑)。でも2人を見習って、LINE CUBEでのライブで優と隣になったとき、2人で顔をくっつける演出をやってみたんだよね。あれはゆましんがいなかったら、思いつきもしなかったと思う。
小田 「つば男FES」でも絶対くっつけます。
TAKA それは僕からもお願いしたい! すごく見たいし、ファンはその“供給”を待ってるからね。
また泣くことになるぞ!
──阿部さんと添田さんが参加する「Surf's up」はどうですか?
阿部 Surf's upは僕ら2人にCUBERSの春斗さんを加えた3人組で、すごくいい雰囲気でやれていると思います。というのも、先日焼き肉屋さんで親睦会を行ったとき、春斗さんがおごってくれて……。
TAKA それ本当にすごいよ。そんなこと今まで一度もなかったから(笑)。
添田 めちゃめちゃカッコよかったですよ。「後輩に出させるわけにはいかない」と言ってました。
9太郎 うわー! 今までそんな言葉、春斗から聞いたことない(笑)。
TAKA 俺らがいたら絶対おごらないだろうな。
9太郎 特に優はこういうのを見逃さないから。「春斗くん、絶対に何日か夕飯抜くでしょ?」って、絶対イジりにいく。
──春斗さんの意外な一面が見えるようになったのも、つば男という大所帯ができたからと言えますよね。
TAKA そうですね。前から「後輩たちに課金したい」みたいなことを言っていたんですよ。基本的に春斗くんは物欲のないタイプだから、何にお金を使ったらいいかわかっていないようなところがあって。かわいい後輩ができて、ようやく使い道を見つけたんじゃないかな。だからみんな、もっとせがんだほうがいいよ?
小田・阿部・添田・内藤 はい!
9太郎 でも今度はおごられるときにカメラを回してほしいな。その動画だけで一生笑えると思う(笑)。
──TAKAさん率いるユニット「自己満族。」のリハはどうですか?
TAKA みんなの話を聞いて驚いたんですけど、僕らのリハは一切笑いが起きてません。一生懸命、ストイックに練習してます。
9太郎 惟真くんもちゃんとやってよ!
小田 いやいや(笑)。僕のせいじゃないですよ。
TAKA ちゃんとやらないと、また泣くことになるぞ!
添田 もし泣いたらまた俺が寄り添ってあげるよ(笑)。
TAKA ストイックだから笑いが起きないというのはありつつ、もしかしたら僕に気を使っているのかもしれないですね。ふざけると怒られるんじゃないか、みたいな。
9太郎 惟真くんはもっと僕に気を使って!
一同 (笑)。
綾介と志音はすぐ帰る
──4組目は五胤さんが所属する「こっとんきゃんでぃ」ですね。
内藤 ちょっと今の話を聞いて不安になったことがあって……。僕らもちゃんとリハはしていますが、綾介さんが早めに切り上げたそうにする日があるんですよ。
9太郎 あー、綾介はそういうところあるかも(笑)。
内藤 僕らはイベントのトップバッターというのもあってパフォーマンスの方向性も決まっているし、ダンスの練習もできていると言えばできているんですが、キリがいいところで「けっこう巻きでできちゃったから、もうあがってもいいけど」って綾介さんが切り出してくる。世が世は時間ギリギリまで練習しないと気が済まない人が多いから、本当に大丈夫なのか不安で仕方なくて。綾介さんを見送ったあと、残ったメンバーと「さっきのところ、もうちょっとやらない?」って練習してます。CUBERSのリハでも綾介さんは普段から早上がりする感じなんですか?
TAKA CUBERSではさすがにないかな。30分早くあがろうとすると、9太郎に怒られちゃうから(笑)。
9太郎 別に綾介がサボりたがりとか、そういうわけではなくて。ダンス経験が豊富だから飲み込みが早くて要領がいいというか、「ここまでやれたらもう大丈夫」というのが自分の中にちゃんとあるんだと思う。でも僕らはグループで踊るわけだから、1人ができたあとも映像を撮って不安点を解消しよう、とかいろいろやることを明示して時間いっぱいやるようにしています。
TAKA 不安なところは遠慮せずに聞いたほうがいいよ。そうすればちゃんと付き合ってくれるから。
内藤 わかりました!
9太郎 綾介って楽屋を出るのもめちゃくちゃ早いから、最初は驚くよね。
小田 すぐ帰っちゃうのは(鈴木)志音くんに似てるかも。レッスンが終わって2分以内には帰っちゃうから。
9太郎 世が世にはそういう子いる?
内藤 いないっすね。僕らには早上がりするような余裕がまったくないので。
添田 時間が余ったらメンバーでじゃんけんするんですよ。それぞれが好きな数字を言ってじゃんけんして、勝ったメンバーが言った回数分の通し練習をするようにしています。
内藤 みんなバカだから「12回!」とか言ってじゃんけんするんですよ。
TAKA いいね。すごく世が世っぽい。
9太郎 それ、シャッフルユニットでもやればいいじゃん? 綾介にも提案していいよ。
内藤 マジっすか?
TAKA 「12回やりましょう!」って。付き合ってくれるだろうけど、ちょっと変な顔になるかもしれないな(笑)。
9太郎 ちょっと口がとんがります。綾介は思うところがあると口をとんがらせるクセがある。
内藤 それが合図なんですね。わかりました! 練習に付き合ってもらうようにします!
つば男のトップとして誰にも負けない存在に
──最後に、CUBERS解散後のつば男はどうなっていくか、各メンバーに聞きたいと思います。まずは後輩グループの4人から。
阿部 つば男のTwitter公式アカウントのロゴイラストは家をモチーフにしていますが、つば男のグループが増えれば増えるほど、この家がどんどん大きくなる構想があると聞いたことがあって。数年後には高層マンションになっているくらい、つば男という集団を大きくしていきます。
TAKA 家というより、国と呼べるくらいの一大勢力になってほしいな(笑)。
添田 どんなグループだって必ず終わりはあるものだから、終わりを迎えるときに振り返って「こんなに大きくなったんだね」と満足できるくらいのものにしたい。それはつば男もそうですし、僕らが所属する世が世というグループのことも。時間は有限なので、今できることを最大限やらなきゃいけないなと思っています。
小田 僕はすごく負けず嫌いな性格だから、CUBERSさんが解散したあとのつば男のトップとして、誰にも負けない存在にならなきゃいけないと今から気を引き締めています。スパフルと世が世だけじゃなくて、つば男KIDSやつば男YOUTHもいるし、新しい子がたくさん入ってくる中で不安もあるけど、そこに負けないくらい強いメンバーに僕はなりたいし、スパフルを強いグループにしていきたいです。
9太郎 この歳でエースとしての自覚があるのがすごい。
TAKA 確かに。
内藤 僕は自分の夢というより、つば男を作った堀切さんの夢を叶えたいですね。遠征で堀切さんが運転しているとき、一度助手席に座ったことがあるんですよ。メンバーみんな寝ちゃってて、僕だけ堀切さんと話をする機会があって。そのとき「五胤は野望とかないの?」と聞かれて、うまく答えられなかったんですよね。確か「とりあえず上がれるところまで上がりたいですね」みたいなことを言ったと思う。そうしたら堀切さんが「じゃあ俺の夢を叶えてよ。俺、肩で風を切って歩くようになりたいんだよね」と言ってきて。
TAKA (笑)。
9太郎 それくらい、つば男を誇れるようになりたいってことね。堀切さんらしい!
内藤 堀切さんはCUBERSさん、スパフル、世が世を作ってくれた人だから、僕らは堀切さんが願ったことを全部叶えて、ずっとずっと先で笑って引退してもらえるようにならなきゃいけない。世が世はまだ成長過程だし、僕自身に明確な夢とか目標があるわけではないから、堀切さんが笑ってくれる未来を作りたいですね。
──CUBERSの2人は、自分たちが離れたあとのつば男に何を期待しますか?
9太郎 のびのびやってほしいかな。楽しそうにしていたら応援してくれる人たちも楽しいんですよ。プレッシャーとか、がんばらないといけないことはたくさんあると思うけど、まず自分たちが楽しむのが第一。それは僕らも同じように考えてやってきたことだから、それがつば男イズムになってくれたらうれしいな。
TAKA 僕はそんなに心配してなくて。彼らががんばれば、つば男は大きくなっていくだろうから。僕は芸能界を離れてしまうけど、テレビをつけたら「お、世が世じゃん!」とか「お、スパフルじゃん!」ってなるくらい、自然とつば男の情報が届くようになってもらいたいですね。あと、これは自然に出てくるものかもしれないけど、2組には“つば男らしさ”を確立してほしいかな。「つば男ってこうだよね」という色を強くしてくれたら、もっと面白くなるだろうから。
9太郎 CUBERSが解散しても、僕はオタクとしてつば男のライブはチケット買って観に行くから! それがすごく楽しみです。
公演情報
つば男 SUMMER FES 2023
- 2023年8月6日(日)東京都 ステラボール
<出演者>
CUBERS / THE SUPER FRUIT / 世が世なら!!! / シャッフルユニット
オープニングアクト:つば男 YOUTH / つば男 KIDS
※現地チケットは完売済み。
プロフィール
CUBERS(キューバーズ)
2015年7月に結成されたTAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎の5人からなるボーイズユニット。キャッチフレーズは「友情・努力・音楽!」。同年10月にシングル「SHY」をリリースし、インディーズデビューを果たす。2017年には“楽曲がよくなければ全額返金”キャンペーンや、“100円貰えちゃうCD”のリリースなど、一風変わったプロモーションで話題を集めた。2019年5月、つんく♂の提供曲「メジャーボーイ」でKING RECORDSよりメジャーデビュー。グループとしての活動と並行してメンバーそれぞれが俳優としてドラマや舞台などでも活躍している。2023年3月にメジャー2ndアルバム「MAJOR OF CUBERS 2」をリリースし、5月にグループ史上最大規模の会場である東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でワンマンライブを開催。同年6月に、2024年3月末をもって解散することを発表した。8月から全国ツアー「LAST SUMMER CUBERS "2015-2024”」を行う。
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THE SUPER FRUIT(ザスーパーフルーツ)
阿部隼大、小田惟真、鈴木志音、田倉暉久、星野晴海、堀内結流、松本勇輝の7人からなるボーイズグループ。食卓に並ぶフルーツのように“あるとうれしい特別な存在”をコンセプトに、2021年10月から3カ月にわたるプレ活動期間を経て、2022年より本格的に活動を開始した。同年8月にデビューシングルとしてリリースした「チグハグ」がTikTokをはじめとしたSNSを中心に注目を浴び、「それでは聴いてください、チグハグ」というフレーズが「TikTok流行語大賞2022」を受賞した。同年12月に“裏デビューシングル”として「馬鹿ばっか」をリリース。2023年3月には2ndシングル「サクラフレフレ」を発表した。
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世が世なら!!!(ヨガヨナラ)
大谷篤行、笠松正斗、添田陵輔、内藤五胤、中山清太郎、橋爪優真の6人からなるボーイズグループ。グループ名には「弱者からの逆襲、世の中をひっくり返す!」という意味が込められている。2021年10月から3カ月にわたるプレ活動期間を経て、2022年より本格的に活動を開始。同年8月にデビューシングル「鼓動のFighters」をリリースした。2023年3月には2ndシングル「ウオー!サオー!」を発表した。
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