flumpoolにも絶対に生きてくるもの

──このユニットはそもそもflumpoolの概念を壊したいという思いから始まったものでした。今、アルバムが完成してみて、YAMAMURAさんとSAKAIさんはそこへの手応えをどのように感じていますか？

YAMAMURA　確かに最初はflumpoolではできない新しい刺激を求めていたから、今までとは違うものを作ることをすごく意識していたんです。でも、アルバム制作の途中からはそういう意識が頭から離れた気がするんですよね。flumpoolがどうこうではなく、THE TURTLES JAPANとしての表現を楽しみながら追求し、これが自分たちなんだって恐れずに発信することが一番重要なんじゃないかなって思うようになってきて。で、そういう本能的な欲求、純粋な感覚を改めて持てたということは、結果的にflumpoolにも絶対に生きてくるものだと思うんですよね。

SAKAI　還元されたものはすでにありますからね。今、flumpoolではみんなで話し合いながら自分たちのやりたい音楽の焦点を絞って活動し始めているんですよ。それっていうのはTHE TURTLES JAPANでEDMサウンドとバンドサウンドの融合に焦点を絞っていろいろなチャレンジをした経験を経たからこそたどり着いたところだと思うんです。間違いなくflumpoolとして新しいことができると思いますね。

──KAMEDAさんにとっても、THE TURTLES JAPANはさまざまな刺激をもたらしてくれる存在になっているのではないですか？

KAMEDA　ほんとにそうですよ。これだけEDMに振り切ったのは僕自身、生まれて初めてですからね。もう面白くてしょうがないんです。ソフト音源を山ほど買っちゃってますからね（笑）。自分としても一皮剥けた感覚があるので、そこは引き続き今後もこのユニットで突き詰めていきたいですよね。

来れば絶対に幸せになれます！

──アルバムリリース直後の東名阪Zeppツアーも楽しみですね。

KAMEDA　このツアーでは鬼進化した僕らが見られると思いますよ（笑）。

YAMAMURA　言葉的にチープになりそうですけど、理想郷とか桃源郷とか、そういうユートピア感のある空間を作りたいなと思っています。この5人で、普通では見れないもの、ほかでは絶対見れないものをお見せしますので。

SAKAI　単純に自分が一番楽しんでると思うんで、それがちゃんと伝わってくれたらいいですよね。flumpoolを見てる人からしたらまったく違う世界だけど、めちゃくちゃ楽しめると思いますので。

YAMAMURA　ギター弾く？

SAKAI　弾かないかもしれないです（笑）。いや、そういう曲もほんとにあるかもしれないしな。そういうところでのチャレンジ、実験ができるのがTHE TURTLES JAPANの面白さだから。

KAMEDA　そうだね。物足りなさを感じさせない内容、演出を考えてますので、来れば絶対に幸せになれます！