今までの中心だったバラード曲を封印

──ほかの4曲の紹介もお願いします。

TAKUYA　「Sweet & Steady」は新しい世界に挑戦しようとする女性への応援歌です。5月に先行配信されたんですが、新学期や新生活の時期に皆さんの背中を押せるような曲をお届けできたんじゃないかな。

YONG　2曲目の「Bitter Whisper」は「Sweet & Steady」とは対照的な1曲で、憧れてる女性がいて、その人の姿を見て元気をもらうという内容です。

YUTO　奮い立たされる感じ。

RYO　4曲目の「Fortune Angel」は、ダンスをいろんな人にマネしてもらいたいな。楽しくてかわいくてカッコいい振りになってます。

YUTO　天使っぽい振りもありますよ。

HIRO　TikTokとかで使ってもらえたらな、という願いも込めてます。

TAKUYA　5曲目の「Unlimited Night」は、僕の個人的なイメージだと童話っぽいなと思っています。幼い頃に夢中で読んでた絵本を思い浮かべながらレコーディングしました。最後の2フレーズはパフォーマーも歌に参加していて、みんなで宴をしてるような雰囲気です。

HIRO　SBDの曲の中で唯一、全員の声が入ってるんだよね。

TAKUYA　そういう工夫も知ったうえで聴いていただけると、より楽しめるかもしれません。

YONG　「Unlimited Night」はSBDの新たな可能性というか、次のステップに向けての1曲だと僕は捉えています。

HIRO　アルバム1枚の総括としては、今までバラードが中心だったけど今回はそれが1曲もない。コンセプトと曲調の異なる新たな5曲で、今までにないSBDを見てもらえると思います。

TAKUYA　昔から応援してくれてる人にとっては、SBDのイメージの真逆を行く作品になったかもね。

──ファンの反応はいかがでしたか？

KOTA　みんなそれぞれのお気に入りの曲を教えてくれますね。特に「Unlimited Night」が人気かな。

TAKUYA　「Unlimited Night」や「Fortune Angel」はライブでまだ披露したことがなくて。振り付けも入ったパフォーマンスを見せたときにどんな反応をしてくれるかなという楽しみがあります。

YONG　全体的に「新鮮な感じ」という声はよく聞きます。

KOTA　配信ライブを観てくれた人からは「8人体制になって迫力が出た」とか、「パフォーマンス力が上がった」「見栄えがよくなった」という感想をいただきました。自分たちとしても、人数が増えると迫力が全然違ってくるなと感じています。例えばラッパーのYONGによる煽りが増えたことで、よりライブ感が増したなって。

TAKA　でも、メンバーが8人もいると少しのズレもかなり目立ってしまうんです。なので練習の段階からそろえることを意識しているし、今後のライブでもテンションが上がりすぎてそこが疎かにならないようにしなきゃね。

HIRO　新体制になってダンスの導線やフォーメーションがけっこう変わったので、タイミングが合わないとメンバー同士でぶつかってしまい、ケガにも発展しかねない。前よりも神経を尖らせて周りを見ないといけないぶん、連携力は上がったと思います。

ライブがしたくてうずうずしている

──最後に、今後のSBDの活動予定を教えてください。

KOTA　まず11月にツーマンライブ企画「SUPER Ø」の開催が決まっています。オンラインでの配信も予定しているので、映像でもちゃんと迫力を出せるようにがんばりたいです。来年以降、通常のライブができる状況になるのかはわからないですが、とにかくライブがしたいという気持ちでいっぱい。3月からひたすら筋トレの日々だったので、うずうずしていますよ（笑）。できることなら地方とかいろんな場所にも行って自分たちのパフォーマンスを届けたいです。

HIRO　コロナ禍の中、僕らに何ができるかということも今は継続的に考えていて。そんな中でYouTubeのチャンネルも開設させてもらったので、ぜひその動画のほうも観ていただきたいです。内容についてはこれまでスタッフさん発案の企画をやっていたのですが、10月からはメンバーの案を採用していて。動画にもそれぞれの個性やキャラが出ていくんじゃないかと思います。

RYO　撮影も自分たちのスマホとかでやっているんですよ。

HIRO　ぶっちゃけ、まだ試行錯誤の段階ではあるんですが、ライブのステージでは見られない新たな一面を楽しんでいただきたいなと。SBDの素を楽しんでもらえるとうれしいです。