Straight Angeli インタビュー|スターダストの新アイドル始動、“Kawaii Rock”を歌い届ける6人の個性を探る (3/3)

松隈ケンタが手がけた楽曲の聴きどころ

──皆さんの人柄や関係性がよくわかったところで、1月1日に発売される初のCDシングルについて話を聞かせてください。まずは11月1日配信リリースされた表題曲「STARlighT」の聴きどころを紹介してもらえますか?

松元 「誰かの正解じゃない 僕たちの物語 始まりは今」という歌詞があるように、これから物語が始まることを表現した希望に満ちあふれた曲です。「僕たち」というフレーズはメンバーのことだけじゃなく、ファンの皆さんのことも表していて、「1つひとつの星の光は小さくてもそれが集まれば大きな光になる」「自分たちが正解だと思う道を進んでいこう」というポジティブな思いが込められています。

大山 ストアンのコンセプトである“Kawaii Rock”を象徴してる曲ですね。歌詞を読んでいると泣きそうになります。特に「始まりは今」というフレーズが好きで、ステージで歌っていると「これからがんばってくぞ!」と気持ちが乗ります。

吉田 振付にも“Kawaii Rock”の要素が表れていて、イントロで腕をブンブン振り回すところがお気に入りです。

高嶋 サビの「一人きりじゃないのさ みんな一緒にいたいね」と歌うところでは、私がステージの後ろのほうにポジションになるんですけど、メンバーとお客さんのどちらも視界に入るんですよ。そこに蒼生の声が聞こえてくるとジーンと胸に来て、「一生このままみんなと一緒にいたい!」とホントに思います。あと、杏が歌っている「もう少しだけ今を楽しくしたいね」というパートでは、メンバーが杏を囲ってわちゃわちゃしてくれるので、そこも好きです。

相羽 1番は天使たちの世界を表現したような歌詞なんですけど、2番からは現実っぽくなるんですね。これまでの自分の芸能活動やストアンの活動と重ね合わせることができて、心に響きます。あとSNSでファンの皆さんの好きな歌詞を聞いたらけっこうバラバラだったのが印象的でした。聴いてくださる方の環境や状況に合わせて寄り添ってくれる曲だと思います。個人的には「願って願って 未来へ向かった向かった 傷つくこともあったけれど もう少しだけ今を楽しくしたいね」という歌詞が特に心に残りました。ステージデビューに向けた準備期間は1つ課題を解決してもどんどん新しい課題が見つかって、どうしようと思ったこともあったんですけど、この歌詞に救われました。落ち込まずに活動をもっと楽しもうと思える歌詞なのですごく好きです。

織田 歌い出しの「真っ直ぐに羽ばたいていこう」という蒼生のパートでは、メンバーが後ろで手を伸ばすんですけど、それが天使の羽根の形になっているんです。優雅な雰囲気で始まって、そこから曲調が変わっていく構成で、ストアンの“始まり”を表してる気がしてとても好きです。私たちにとって大切な曲になっていきそうだなと感じています。

──シングルのカップリング曲である「My Dream Myself」と「そんな私と君との歌」についても、簡単に紹介をお願いします。

松元 「My Dream Myself」は、ずっと憧れていた夢をつかみに行く決意を描いた楽曲です。キラキラした曲調で幻想的な印象ですが、悔しさをバネにしてあきらめずにがんばる力強さを感じられる、芯のある曲だと思います。

大山 「そんな私と君との歌」は、収録曲3曲の中で一番さわやかで、そこにロック要素も足されています。甘酸っぱいラブソングで青春感も味わえる曲になっています。

織田 「そんな私と君との歌」はラップパートがあるのも特徴ですね。

──Straight Angeliの楽曲は松隈ケンタさんがサウンドプロデュースを手がけていますが、レコーディングで松隈さんと会ったときはどんな印象を持ちましたか?

松元 レコーディングでディレクションをしてくださるときは、すごく的確でカッコいい印象でした。でも、普通におしゃべりするときは九州弁でかわいらしい(笑)。

織田 とても有名な方ですし、レコーディングで初めて会うときはすごく緊張しましたが、優しくディレクションしてくださり、とても歌いやすかったです。

Straight Angeli

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ライブが一番魅力的なアイドルになりたい

──最後に、これからストアンで叶えていきたいことや、今後の目標を聞かせてください。

織田 ストアンとしてデビューさせていただくことが決まったときに、人生を懸けて活動に臨まないとなって強く思いました。そうした中で、グループのコンセプトを聞いたり、オリジナル楽曲をいただいたりしたときに、つらい思いをしている人やがんばっている人の心を救える存在でありたいと本気で感じたんです。デビューライブのときの気持ちを忘れずに、1回1回のステージに取り組んでいきます。もっとたくさんの方にストアンの楽曲を知っていただきたいですし、いつか音楽番組に出るのが目標です。

相羽 私は小さい頃からアイドルが大好きで、ホントに念願が叶ってのデビューでした。今までの人生でアイドルの曲やパフォーマンスにたくさん救われてきたので、今度はステージに立つ側として1人でも多くの方にいい影響を与えられる存在になりたいです。「実際にライブに行きたい!」「ストアンに会いたい!」と思ってもらえるグループを目指しています。パフォーマンス力も人間性ももっと向上できるように努力したいですし、ライブが一番魅力的なアイドルになりたいです。

高嶋 すっごく大きな目標を言うと、テレビで見ない日がないぐらい、たくさんの方、いろんな世代の方に愛されるグループになりたいです。あと、ファンの皆さんに「ストアンを好きでよかった」と思ってもらえる存在でありたいし、メンバーもファンの方もスタッフさんも含めて、全員が楽しいと思えるライブ空間を作れたら、これ以上幸せなことはないなと思います。あと、バラエティ番組に出ることも目標です。ステージ上の姿と普段の姿でギャップがあるメンバーが多いので、自分たちの魅力を伝えていきたいです。

大山 私も大きい目標を掲げると、老若男女、世代問わず、大勢の人に元気を与えられるグループになりたい。ストアンが皆さんの生きる原動力になるくらい、日本中にファンの方を増やすことが目標です。いつか47都道府県を回って全国各地の皆さんに元気をお届けしに行きたいです!

吉田 私は、ファンの方々にストアンを推していることを誇りに思ってもらえるようなグループになりたいです。そのためにも、レッスンを必死でがんばりますし、初心を絶対に忘れずに、どのステージでも100%を超えるパフォーマンスをお届けしたいと思っています。

松元 目の前の具体的な目標は、ワンマンライブを開催することです。あと「バズリズム LIVE 2025」では横浜アリーナの本ステージではなく、BUZZER STAGEに出させていただいて。もちろんすごくうれしかったんですけど、ライブ本編を見学させていただいてるときに「私たちもこれくらいすごいパフォーマンスを見せられるようになりたい」「いつかは横浜アリーナに自分たちの力で立ちたい」と強く思いました。そして横浜アリーナのような大きなステージに立てるようになったとしても、ファンの方たちに寄り添えるグループであり続けたいですね。“エンジェル”なので、いつでも皆さんのそばを飛んでいたいです!

プロフィール

Straight Angeli(ストレートアンジェリー)

スターダストプロモーションに所属する6人組女性アイドルグループ。グループ名は“Kawaii Rock”をコンセプトに、「天使のように誰からも愛される存在になってほしい」という思いを込めて付けられた。メンバーは松元寧音、吉田有梨沙、大山蒼生、高嶋杏、相羽星良、織田ひまりの6人。2025年11月1日に松隈ケンタが手がけたデビュー曲「STARlighT」を配信リリースし、翌11月2日に神奈川・横浜アリーナで開催された「バズリズム LIVE 2025」にて、若手アーティストが集結するステージ・BUZZER STAGEに出演して初パフォーマンスを披露した。2026年1月1日に初のシングルCD「STARlighT」をリリースする。