大切なのは景色が見えるかどうか

──自分たちの曲がCMソングとしてテレビで流れるわけですが、それについてはどう感じていますか？

Kazuya　なんか変な感じです。

cubs　CMには日本のアスリートやアーティストが出てくるんですけど、そこに僕らの楽曲を使ってもらえたのは光栄です。

──先ほど映画などで使われたいとおっしゃってましたけど、CMに使われるのも近いものがありますよね。

Kazuya　そうですね。今回のCMは映像もかなり壮大な感じで、僕としてはかなりうれしいですね。

──楽曲を作るうえで、もっとも大切にしているものってなんですか？

Kazuya　一番は景色。歌詞の意味とかそういうのじゃなくて、聴いたときにどういう風景が見えるか、というところをいつも意識して作ってます。

cubs　Kazuyaの曲を聴いたらパッて景色が見えることが多いんですよ。それがKazuyaの想像しているものといつも同じかって言ったら、いつもじゃないとは思いますけど。でも、僕らって一緒に遊びに行くことがめっちゃ多いんで、同じ景色をいっぱい見てるっていうのが大きいんじゃないかな。

自分たちの音楽が日常に組み込まれたら

──注目度の高まっている中でひさしぶりの作品をリリースしますが、今後の目標を教えてください。

Kazuya　大きいステージに立てるようになりたいですね。フェスとかもバンバン出たいし、「サマソニ」だったら次はもう1つ大きなステージに出たい。どんどんステップアップしていきたいですね。

cubs　これまでの活動がユルすぎて僕らのことを知らない人が多いと思うので、まずはたくさんの人に聴いて、知ってもらいたいですね。

──6月には初の全国ツアーもありますね。

cubs　今まで行けてないところに行けるのが楽しみです。ときどき、行ったことがない土地の人から「こないだ店で流れてました」みたいな話をしてもらえることがあるんです。僕ら、活動はユルかったけど、「趣味でもカッコいいことしようぜ」っていうモチベーションでやってきてたんですよ、曲作りにしてもライブにしても。だからそれが実ってきてるのかな。

Kazuya　あと最終目標としては海外でもライブをやりたいよね。

cubs　海外で活躍できるバンドになりたいねー。ONE OK ROCKとかCrossfaithとかSiMとか、海外で活躍してるバンドを見てるとめちゃくちゃハードル高いなと思いますけどね。でもそういう人たちが「日本人だから無理っていうのはないんやな」って証明してくれたので、あとはやるだけです。

──では最後に「The Wall」をどういう人に聴いてもらいたいか、教えてください。

Kazuya　僕は日常でかけておいてほしいですね。朝ごはんを食べてるときとかドライブとか。日常に組み込んでほしい。

anoppe　僕は幅広い年齢の層の人の耳に届いてほしいなと。学生以外にも子供から年配の方までいろんな人に聴いていただけたらと思います。

cubs　今回の3曲の歌詞には、日常でくすぶってたりあきらめそうになってる人へ向けた「乗り越えていこう」というメッセージが込められてるんです。だからこのシングルを聴いてちょっとでも前向きになったり、勇気を振り絞って挑戦してみようかなって思ってもらえたらうれしいです。

岡P　以下同文です（笑）。