それぞれの存在が刺激になっている

──MOTOPIさんは一般のお仕事をされていた経験があるので、社会人的な立場からみんなを注意したりできそうな感じがしますけど。

MOTOPI　あー、僕は言いますね（笑）。

YUTO　確かに一番しっかりしてます。MOTOPIはズバズバ言うよね。その場の雰囲気が壊れたとしても、ちゃんと注意してくれるのがMOTOPIです。

MOTOPI　例えばここで揉めたとしても、それは一時のことだと思ってるんです。それに思ったことは言わないと伝わらないので、ちゃんと全員に言うようにしてますね。

──MOTOPIさんが影のリーダー的なところもあるのかもしれないですね。

RYOTA　だからYUTOとは揉めるよね（笑）。

YUTO　（笑）。MOTOPIとは付き合いが長くて、僕が上京したのが4年半くらい前なんですけど、その頃からよく遊んでいたんですよ。で、パピハイを結成するタイミングで当時社会人だったMOTOPIに声をかけて。ほかのメンバーは最初にお話した通り、もともと芸能活動をしていたからSNSのフォロワー数もけっこう多かったりする中で、完全に未経験のMOTOPIを迎え入れてくれて、そこはみんなに感謝してます。

MOTOPI　僕も感謝してる。建築の仕事をしていて、漠然と将来のことを考えていたら、YUTOに「これから先どうするの？」と聞かれて。「特にあてはない」と答えたら「新しいグループを作るから、アイドルを始めない？」と誘ってくれたんです。でも当時は「じゃあ、ちょっとやってみようかな」くらいの軽い気持ちでした。

──でも、それが変わっていった？

MOTOPI　はい。YUTOが言うようにみんなある程度ファンがいたんですけど、僕は本当にゼロからのスタートだったので、最初の2カ月くらいは僕だけあまり目立っていなくて。チェキの枚数も一番少ないときだと1日3枚とかで、お金がないから1日300円しか使えない生活をしていました。家もなかったので、YUTOと一緒に住んでいて。

YUTO　そうなんです。

MOTOPI　そういう生活が2カ月続いて「早くみんなに追いつかなきゃヤバい」と思って、ライブが終わったあとは絶対にインスタライブをやったり、毎日SNSに写真投稿したり、ファンからの質問に応えるようにしたんです。そしたら3カ月目で状況が変わってきて、ファンがだんだん増えてきたんですよ。

──MOTOPIさんの努力や成長は、グループにとってもいい刺激になってるんじゃないですか？

YUTO　みんな負けられないと思っているよね。

RYOSUKE　全員、負けず嫌いですからね。

HINATA　メンバー全員が「自分が一番！」と思っているので、そこはパピハイのいいところです。

YouTuberデビュー？ パピハイの新たな挑戦

──今後、グループとしてどんなことに挑戦していきたいですか？

CHAMA　もっともっと多くの人に知っていただく機会が増えたらなと思います。もっとCDを聴いてもらって、MVを観てもらって、たくさんの人にパピハイのよさを知ってもらいたい。個人の知名度も上げて、グループとして大きくなりたいと思いますね。

RYOSUKE　やっぱり今の時代、SNSでのアピールが大事だなと思っていて。YouTubeをはじめとしたSNSをどんどん動かしていって、いろんなところに僕らの情報を発信していけたらなと思っています。

YUTO　僕らのYouTubeチャンネルはまだライブ映像くらいしか上げていないので、YouTuberさんのようにいろんな企画を考えないと。

MOTOPI　うん、もっと親近感が湧くような動画とかね。僕らの日常じゃないですけど、アイドルじゃない部分を覗けるような企画もやってみたいです。

RYOTA　あとカッコいい系の曲に挑戦したりとか？

YUTO　そうだね、これまでかわいい系の曲が多かったから、パピハイらしくない楽曲にも挑戦したいです。ファンの方にすれば味変と言いますか（笑）。

HINATA　違う層からもファンになってもらえるような曲をね。

MOTOPI　うん、カッコいい曲があるとライブでのパフォーマンスの幅も広がりそう。

YUTO　今、僕らにはカッコイイ系の曲が１曲しかないから、少しずつ増やしていきたいです。

CHAMA　ダンスの振りもね。

YUTO　でも僕たち、「曲が好き」と言ってくださるファンの方が多いんですよ。TikTokで「パピーハイブリッド」という曲をダンス動画に使ってくれる人がいたりして。そういうパピハイの存在を知らない人にも届く、いい曲を作っていきたいです。

パピハイをもっと知ってほしい

──まずは今回のシングルをたくさんの人に届けるためにも、最後に読者の皆さんへメッセージをいただけますか。

MOTOPI　 1stシングル「全肯定ヲタクでいいじゃんか！」は、初めて僕らの楽曲を聴く人にも絶対にかわいいと思ってもらえる自信があります！ あと、みんなで協力してMVを作ったので、僕らの“かわいい”に注目して観ていただければ！

RYOSUKE　パピハイの曲は「1回聴いたら頭から離れない」と言っていただくことが多いので、1回でいいから聴いてほしいです。それでMVも観て、現場に来てみようと思ってくれる人が1人でも増えてくれたらうれしいですね。

CHAMA　「全肯定ヲタクでいいじゃんか！」のMVを通して、パピハイのことが気になるという人が増えたらいいなあ。メンズ地下アイドルに偏見がある人も、今回のMVを観ていただければ「地上のアイドルっぽいな」と感じていただけると思いますし。

RYOTA　この曲を通して、パピハイのことを知っていただいて。もっと応援してくれる人が増えたらなと思っています。MVも周りから「地下っぽくないね」と言ってもらえているので、もっとたくさんの方に観ていただきたいです。

HINATA　もちろん「全肯定ヲタクでいいじゃんか！」という曲もそうですけど、CDにはほかにもいろんな曲が入っているので、そちらのほうもたくさん聴いてほしいです。応援してくれる人が増えたらもちろんうれしいですし、もっともっと大きいステージに立って、みんなに恩返しができるようなグループになりたいなと思っています。

YUTO　この1stシングルは、アイドルなどのジャンルは問わず「推しが尊い」というファンの皆さまの心境を書いた曲なので、メンズアイドルに興味のない方にも共感していただけるかなと思います。MVもメンバーがオタクになったりアイドルになっていたりと、ストーリー性があるのでいろんな楽しみ方ができます。ぜひ両方チェックしてみてください。よろしくお願いします！