ソニー「LSPX-P1」meets 金子ノブアキ|ベッドサイドシアターへの誘い

家庭用プロジェクターが普及する昨今、コンパクトかつシンプルなデザインで注目を集めているソニーのポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」。本体にバッテリーとスピーカーを内蔵し、最大で80インチの大画面で映像視聴ができるほか、スマートフォンで操作できる手軽さなど、その小さなボディからはイメージできないほどの機能と魅力が備わっている。

今回、音楽ナタリーでは俳優としてドラマーとして、マルチに活躍する金子ノブアキに「LSPX-P1」を体験してもらう企画を実施。自身の最新楽曲である「illusions」のミュージックビデオや気になるNetflix作品などを、寝室を舞台にしたベッドサイドシアターでリラックスしながら楽しんでもらった。

取材・文 / 中野明子 撮影 / Shin Ishikawa(Sketch)
スタイリスト / 上井大輔(demdem inc.) ヘアメイク / 竹内未夢(VANITES)

「LSPX-P1」で「illusions」のミュージックビデオを投影中の様子。

リラックスしながら映像が観られる

──今回は「LSPX-P1」での映像視聴を体験していただきましたが、これまでのプロジェクターに対してはどういう印象を持っていましたか?

敷居が高い印象ですね。観るためにスクリーンも設置しなきゃいけないし、なかなか手が出ないイメージでした。

──わかります。でも「LSPX-P1」は狭い部屋でも、壁さえあれば映像鑑賞ができるんです。

「LSPX-P1」を持つ金子ノブアキ。

すごいコンパクトですよね。プロジェクターって大きいイメージがあるから置く場所に困ると思ってたんですけど、今までの悩みが解消される。画質も柔らかい感じで睡眠前にリラックスしながら映像を観られる気がします。寝る前に映画を高精細なテレビで観るとなると、あまりリラックスできないときがあるんです。例えば「男はつらいよ」の「寅さん」シリーズを観ているときに、映像がきれいすぎてストーリーが頭に入って来なかったり(笑)。

──映像の鮮明さに目が奪われちゃう。

そうそう。それがよさでありつつ、たぶん僕らぐらいの年代の人たちっていうのは、懐かしさを味わいたくて「昔の映画が観たいな」と思うときがある気がして。そういうときには、プロジェクターで大きく投影した映像のほうが余韻が残る気がします。

──ご自身の家でプロジェクターを使ったことはありますか?

ないんです。僕は仕事現場と言うか、ライブなどで使うことが主で。

──「LSPX-P1」で鑑賞いただいた「illusions」のMVもプロジェクションを多用した作品でした。

ええ。ほかの現場でもルーメン(光源からの光の量)も1万くらい出力する業務用プロジェクターを使うことが多かったので、家庭用のものを使うのは初めてで。「LSPX-P1」は100ルーメンと聞きましたが、こんなに映像がきれいなんだって驚きました。

──デザインはいかがでしたか?

このコンパクトさで、これ以上求めてしまってはいけないぐらいのところまで追求されてる気がします。これは自信を持ってソニーさんが「どうですか?」ってプレゼンするのもわかります。僕の場合、ツアーや撮影で地方に行くことが多いんですが、ホテルの部屋でテレビを付けっぱなしにすると部屋がまぶしいんですよ。だから、何か映像を観たいと思ったとき、スマホやタブレットの小さな画面で観ることになる。もちろんそのサイズで観るのもいいんですけど、「LSPX-P1」を持ち込んで、壁に映像を流していたらだいぶリラックスできるのかなって。

付属のワイヤレスユニットに Google Chromecast を接続すれば、 YouTube をはじめとしたさまざまなネット動画が手軽に視聴できる。

──従来のプロジェクターに比べると、かなりコンパクトですから持ち運びがしやすいでしょうね。バッテリー内蔵なので設置場所を選ばないのも魅力ですし、付属のワイヤレスユニットに Google Chromecast やBlu-rayレコーダーなどを接続して、映像を観ることもできます。

Chromecast は小さいし、お手軽ですよね。さっきも、スマホを操作して YouTube をキャストしたときも遅延がほとんどなかったし。Wi-Fiがあればどこでも使える。個人的には「LSPX-P1」みたいなものがあると、もう一度映画を観る習慣ができそうな気がして。家電製品の根っこにある「暮らしが豊かになる」という価値を感じることができる。

「LSPX-P1」で「illusions」のミュージックビデオを視聴する金子ノブアキ。 金子ノブアキ

「LSPX-P1」によって広がる表現の可能性

──プロジェクターで映像を鑑賞する魅力や醍醐味ってどんなところでしょうか?

やっぱり画面が大きいことですね。ただ昔のプロジェクターって、映像が大きい=劣化するっていうイメージがあったし、ホントに部屋を真っ暗にしないと見えないとか、そういうレベルだったと思うんです。でも「LSPX-P1」はそういう部分が解消されていて。壁一面に映してもきれいに映像が見えるし、まるで映画館にいるような感覚になる。それは驚きました。

──バッテリーとスピーカー内蔵だからこれ一式ですべてがまかなえる。ちなみに、金子さんは先ほどおっしゃっていた旅先以外だと、「LSPX-P1」をどんなシチュエーションで活用してみたいですか?

「LSPX-P1」

ライブで映像を流したいときに使えそうですね。ときどきライブハウスじゃない場所、例えばギャラリーやイベント会場でパフォーマンスをすることがあって。普段、映像を上映したりする場所じゃないので、機材を借りなきゃいけなかったりとかいろいろ準備が必要なんです。そうなったときに「LSPX-P1」だったらコンパクトだし、PCやスマホと連携させて映像を流すことができる。DJやVJの方も活用できそう。

──確かにフットワーク軽くパフォーマンスできそうですね。

ライブハウスではない場所でのパフォーマンスは、「LSPX-P1」があることで表現の可能性が広がりそうですね。


2018年11月30日更新