ツンデレのセリフは録ってるときが恥ずかしくて

──カップリング曲の「ときめき☆パラドックス」は、ツンデレ少女が主人公の楽曲です。

葵　ツンデレだけど奥手、周りの1軍の子ほど積極的になれないところが、また共感できて。

高橋　ツンデレ＝2軍って感じ。カワイイよね。

──この曲にもツンデレっぽいセリフが入ってますね。

田尻　ツンデレのセリフは録ってるときがすごく恥ずかしくて。

葵　セリフはそれぞれツン（田尻）、ツン（荒川）、ツン（葵）、デレ（高橋）なんですよ。

荒川　「別に、あんたのことなんかどうでもいいし！」ってセリフ、真面目に言うとめっちゃ恥ずかしいんですよ！（笑） しかもレコーディングでは「気持ちを入れてセリフお願いします！」って言われて。「もっと大袈裟に言ってみようか？」とか（笑）。

高橋　デレも恥ずかしいよ？（笑） 私は3人のツンを背負ったデレなので、ちょっとプレッシャーもあるし。

──日常生活の中でそんなに使わないセリフですしね（笑）。

葵　でも逆に、CDを買ってくれた人も普段は言わないことだけど、カラオケでマネしてくれるとうれしいです。

高橋　ツンもデレもなりきって言ってほしいです！

──こういうインパクトがあるセリフが入ってると、ちょっと歌ってみようかなって思う人もいるかもしれませんし。

荒川　楽しくて盛り上がる曲なんで、ぜひ友達と一緒に歌ってほしいです。

2軍は2軍で楽しいんですよ

──いよいよCDデビューなわけですが、これからどういうアイドルを目指していきますか？

荒川　アイドルの人ってだいたい1軍って感じじゃないですか。けど乙女新党は2軍なんです。2軍だから1軍を目指してがんばっているっていうか。

高橋　だけど1軍になりたいわけでもないんだよね。

田尻　1軍はなんか、キラキラしてるよね。

──いやいや、皆さんも十分キラキラしてますよ？

葵　2軍は2軍で楽しいんですよ。

荒川　2軍はほのぼのと日々生活をしてるよね（笑）。

田尻　うちらはいかにも2軍って感じのチームだよね。みんな個性があって面白くて。

葵　本当に個性がバラバラで、まとまってないようでまとまってるっていう。

──どういうところが個性的なんでしょう？

田尻　ニコ生（「中学生アイドル 乙女新党のふわふわマニフェスト会議」）を観てくれたら、「この子って意外とこんな感じだったんだな」ってわかると思います。

葵　ニコ生ではMCの星野（卓也）さんがしゃべってるとき、あやめはぜんぜん違うほうを向いていて、ちかは星野さんとアニメトークをしていて、私と優里花が別の話をしてるし（笑）。

荒川　ぜんっぜん、バラバラな感じ（笑）。なんですけど、まとまらなきゃいけないときはしっかりまとまるのが、この4人の面白いところなんじゃないかなと思ってます。

高橋　個性があってバラバラなはずなんだけど、なぜかまとまるんだよね。

田尻　全員同じじゃなくていろんなキャラがいるから、それがまとまって1つのグループになってるから面白いんです。

これからも妄想しながらいろんなことを決めていく

──ほかにもなにか目標ってありますか？

田尻　実は乙女新党には「妄想1年計画」があるんです。

──妄想1年計画？

田尻　はい。四季にあわせて4つの計画があって。まず春は私の地元・静岡とか、いろんな地方に行ってライブをすることです。

高橋　で、夏は……武道館。武道館ライブが目標です！

荒川　秋は女優と声優の方面でもどんどん活躍していくこと。

葵　最後に冬は、紅白とレコード大賞に出場すること！

──おお、そこまでしっかり目標を立てているんですね。

荒川　夢は大きく持ったほうがいいですし。妄想するのが私たちの特権なので（笑）。

──「ポジティブな“2軍”中学生アイドル」というコンセプトにぴったりですね。

全員　あははは（笑）。

葵　この妄想1年計画は昨年末の記者会見のとき（参照：乙女新党、CDデビュー会見で「乙女ニフェスト」宣言）、みんなの夢をまとめてたら「あっ、これ1年計画にするといいかも？」って気付いて。

高橋　このユニットではそのときのノリでいろんなことが決まっていくんです。

田尻　誰かが何か言うと、みんなそれに対してどんどん妄想していくんですよ。

荒川　でもそれが最終的に重要なことになってるしね。

高橋　たぶんこれからも妄想しながらいろんなことを決めていくんだと思います（笑）。