≠ME「チョコレートメランコリー」インタビュー|今までのイメージを180°覆す、独占欲あふれる“激重”バレンタインソング (2/2)

菅波美玲からはマイナスイオンが出ている

──指原さんから「クレイジーな髪色が似合う」と言われた菅波さんは、ほかのメンバーから見てどんなキャラクターや魅力の持ち主なんでしょう? この4人の中で菅波さんだけ音楽ナタリーのインタビュー初登場なので、ぜひこの機会に紹介してもらえれたらなと。

菅波 言うことある? 大丈夫?(笑)

蟹沢 あるある!(笑) ありすぎて困るくらいだから! 美玲ちゃんは私と同い年なんですけど、どんなときでも優しくて、周りのことを見れる性格で。そのうえ、これは自分で言ってたんですけど、人懐っこくて“かまちょ”しちゃうタイプなんですよ(笑)。私は自分から人と距離感近く接することできないタイプなので、美玲ちゃんのほうから来てくれるのがうれしいんです。ほかのメンバーと笑顔で絡んでいるのを見ているだけでも和むし、美玲ちゃんからマイナスイオンが出ていると思います(笑)。

菅波 わー、照れる(笑)。

菅波美玲

菅波美玲

蟹沢 まさに癒しですね。でも、芯の部分は真面目でいろいろなことを考えていて。どんどんパフォーマンスも成長しているし、尊敬するところがたくさんあります。

谷崎 私も同い年で、普段から話すことが多くて、本当に毎日メールしてます。私はメールの返事を溜めがちな性格なんですけど、美玲とはくだらない話も含めてたくさん会話していて、普段一緒にいても楽しいです。あと、釣りや「桃鉄」(「桃太郎電鉄」)とか、自分の趣味、特技に関するお仕事をいっぱいしているところもすごいなと尊敬しています!

冨田 美玲はすごくがんばり屋さんですね。≠MEはダンスの経験がない子が多かったんです。グループが結成されてレッスンが始まった頃、美玲も初めてのことで悔し涙を流していることがあったんですけど、どんどんうまくなって。見せ方がどんどん進化しているのが目に見えて、「私もそういうふうにパフォーマンスしてみたい!」と思います。そんな中、この間難しいダンスの振り入れがあってみんなで苦戦していたとき、美玲がひさしぶりに悔し涙を流していて。もっと上を目指そうとしているのがすごくカッコいいし、美玲ががんばるなら私もがんばろうと思える、お互いに高め合える存在だなと感じました。

──すごい勢いで褒められましたね。

菅波 照れますね(笑)。みんなありがとう。

左から蟹沢萌子、谷崎早耶、冨田菜々風、菅波美玲。

左から蟹沢萌子、谷崎早耶、冨田菜々風、菅波美玲。

独占欲の強いメンバーは?

──「チョコレートメランコリー」の話題に戻りますが、≠MEメンバーの中にこの曲のように独占欲の強い人はいますか? ファンの方、もしくはメンバーに対して。

谷崎 私は自分で独占欲が強いなと思います。メンバーの永田詩央里ちゃんが本当に大好きで、ちぃたん(永田)が一緒にいないときは、「寂しくて会いたい」ってメールを送っちゃうんです。会えたときも特に用があるわけでもないのに名前を呼んだり、「よしよしよし!」って接したりするのが日常になっていて。でも、ちぃたんがけっこうツンデレな性格なんですよ(笑)。私がライブ中に「かまってかまって!」という感じで接すると、「フン!」みたいな反応されることがあって。かと思えば、ライブが終わったあとに「恥ずかしいから言えないけど、好きだよ」ってツイートしてくれるんです。そのちょっとしたデレの供給にうれしくなっちゃいますね(笑)。ツンデレっぽく対応されることで余計にちぃたんのことを追いかけちゃうというか、ちぃたん沼にハマってるなと思います。この間、「一緒に住まない?」って言っちゃいました(笑)。

冨田 それはなんか危ない人だよ!(笑)

冨田菜々風

冨田菜々風

──ちょっとずつ愛が重くなってると(笑)。

菅波 ひぃちゃん(鈴木瞳美)も意外と独占欲が強いかもしれない。本人は否定するかもしれないですが、ファンの方に対して圧をかけてくるんですよ(笑)。

蟹沢 かわいい独占欲だよね。コーラへの愛も強いし。赤ラベルじゃないとダメっていう(笑)。

──自分が好きなもの全般に対して愛やこだわりが強いんですね。

蟹沢 (落合)希来里もだよね(笑)。

冨田 確かに、パンへの愛は誰にも負けないね(笑)。パン欲がすごい。あと、お話し会でメンバーの何人かが男装したことがあるんですけど、その子たちにメンバーが「わー!」って集まってたら、希来里がすみっこのほうで拗ねてた(笑)。

蟹沢 私が男装したときも、ほかのメンバーと写真を撮っていたら「なんで? 希来里の萌子だよ」って言われた(笑)。そういう希来里ちゃんも男装したメンバーに駆け寄っていくんですけど(笑)。

冨田 そのとき、美玲も男装してたよね。

菅波 希来里が駆け寄って来ました(笑)。

蟹沢 そういうところもかわいいので、ぜひこれからも独占してくれたらうれしいです(笑)。

蟹沢萌子

蟹沢萌子

≠MEという12人の束になって

──≠MEは2021年にメジャーデビューしてミニアルバムやシングルを短いスパンでリリースし、初の単独コンサートやツアーを成功させてきました。この1年でかなり順調にステップアップしてきたと思いますが、それぞれ今年クリアしたい課題を挙げるとしたら何でしょうか?

菅波 2021年は自分たちの曲も増えたし、ライブもたくさんやらせていただきました。1日に2公演やる日もあって、体力がしっかり付いてきたのかなと思うのと同時に、歌が自分の課題だなと感じていて。ライブ映像を見返すと音程やピッチがズレていることがあるので、2022年は「美玲ちゃん、歌うまくなったね」とファンの方に言ってもらえるように、自分で自分の歌声を聴いても聴き心地のいい声だなと思えるようになりたいです!

谷崎 私はたくさん課題があるんですけど、特にトークをがんばりたいと思っています。もともとバラエティに苦手意識があって。こういうインタビューでお話するのは好きなんですけど、バラエティやライブのMCでフリーでしゃべるときになかなか自分から一歩踏み出せなくて、反省をすることが多いんです。でもこの1年、ラジオ番組にレギュラーで出演させていただいて、トークに対する苦手意識がどんどんなくなって、楽しいと思えるようになりました。先輩である=LOVEさんのようにバラエティ番組にいっぱい出演できるようにがんばって、≠MEを多くの方に知ってもらえるきっかけを作りたいです。

谷崎早耶

谷崎早耶

蟹沢 私個人の課題としては、“自由さ”かなと思っています。去年はかわいい楽曲や盛り上がる曲、しっとりした曲や心に訴えかける曲など、いろんな楽曲をいただいたことで“初めての自分”にたくさん出会えた1年でした。そのほかにもレギュラーのラジオ番組が始まったり、声優のお仕事をしたり、表現をさせていただく場が増えた年で、そういう経験を通して毎回感じるのは、自分って本当に表現することが好きなんだなっていうことなんです。でも、しゃかりきに活動しながらも、もっとこうしたかったという思いが残った1年でもあって。今年はもっと本能のままに好きの気持ちを重ねていって、去年の自分じゃ想像できなかったようなさらにいいパフォーマンスやトーク、演技をできる人になって、もっと表現の幅を広げていけたらいいなと思っています。

冨田 去年は本当にいろんな経験をさせていただいて。叶えられた夢もいっぱいあって、たくさんの方に感謝した1年だったんですけど、やっぱりコロナの影響もあったので、2022年はもっと地方の方にも会いに行って感謝の気持ちを届けていって、さらに夢を叶えていきたいです。って、自分自身の課題という話じゃないですね、すみません(笑)。東京ドームという大きな夢を掲げている分、1つひとつを確実にクリアしていきたいです。

──まずは2月23日に東京・東京国際フォーラムで開催される「≠ME 3rd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を成功させることがその第一歩ですね。

蟹沢 はい! 去年たくさんライブをやらせていただいた中で、ファンの方の目を見て感謝の気持ちを伝えられること、私たちの思いを受け取ってくれる人がいることの幸せをより感じました。去年は単独で音楽番組にも出演させていただけて、そのたびに≠MEのことを初めて知ってくださる方がいたり、ファンの方が一緒に喜んでくださったりしたのも幸せで。菜々風が言っていたように2022年は恩返しというか、≠MEという12人の束になって私たちを支えてくださっているすべての方に感謝の気持ちや曲の中の思いをどんどん届けていく1年にしたいですね。

左上から時計回りに冨田菜々風、蟹沢萌子、谷崎早耶、菅波美玲。

左上から時計回りに冨田菜々風、蟹沢萌子、谷崎早耶、菅波美玲。

ライブ情報

≠ME 3rd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT

  • 2022年2月23日(水・祝)東京都 東京国際フォーラム ホールA

プロフィール

≠ME(ノットイコールミー)

2019年2月に結成された=LOVEの姉妹グループ。=LOVEと同様に、指原莉乃がプロデュースを手がけている。8月に東京・お台場青海周辺エリアで行われたアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」でステージデビューし、初のオリジナル曲「≠ME」を披露。同年12月に東京・天王洲 銀河劇場で定期公演の第1回が開催された。2020年10月に神奈川・ぴあアリーナMMで行われた=LOVEとの合同コンサート「=LOVE ≠ME スペシャルコンサート『24girls 2020』」にてキングレコードよりメジャーデビューすることが発表され、2021年4月にデビューミニアルバム「超特急 ≠ME行き」をリリース。6月に東京・中野サンプラザホールで初の単独コンサート「≠ME 1stコンサート ~初めまして、≠MEです。~」を成功させた。7月にメジャー1stシングル「君はこの夏、恋をする」を発表し、9月より1stツアー「やっぱり、恋をした」を実施。2022年2月に3rdシングル「チョコレートメランコリー」をリリースするほか、東京・東京国際フォーラム ホールAにて「≠ME 3rd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を行う。