初めて洋楽のオープニングアクトをやったFOUNTAINS OF WAYNE

──後藤さんプロデュースっていうところで言うと、チャットモンチーもですね。

山田　そうですね。チャットモンチーは2人になってすぐのツアーに呼んでもらったんですけど、純粋にすごく楽しかったですよ。

──去年は、コンピレーションアルバムでアジカンの「All right part2」に橋本（絵莉子）さんが参加して、その流れでサーキットでもアジカンのステージに飛び入りしていましたね。

山田　そうそう。えっちゃんはね、「All right part2」を録ったときは2テイクくらいで終わっちゃって、1時間もしないで帰っちゃったよね（笑）。歌がやっぱりすごくって。

伊地知　ボリュームを下げても下げても、えっちゃんの声が聴こえるから。すごい抜けるんですよ。

山田　ライブでも、モニターがなくても聴こえる（笑）。

──洋楽勢でも縁があるアーティストがいますよね。

山田　そうですね。まず、僕らが初めて洋楽のオープニングアクトをやったのがFOUNTAINS OF WAYNEのライブなんですよ。CLUB CITTA'で、10年くらい前。あとFEEDERは、最近メンバーのTAKAさんと飲みに行く機会が何回かあって。……これってすごいことですよね（笑）。

伊地知　ビッグバンドですからね！ TAKAさんはフレンドリーなんですよ。Twitterでも、僕がどうでもいいことをつぶやいても、TAKAさんはすぐに絡んでくれて、優しい！ いい兄貴みたいになっちゃってますね。

「なんで呼ばないんだ!?」って言われることが増えた

──そして初出演の10-FEETは、京都で「京都大作戦」をやっていて、アーティスト主体のフェスを立ち上げているところで共通点がありますね。

伊地知　去年BRAHMANと一緒に福岡でライブをやったんですけど、TAKUMAくんがたまたま観に来ていて、打ち上げでTAKUMAくんとゴッチとTOSHI-LOWさんと一緒に飲んでいたんですよ。そのときに「『NANO-MUGEN』に出たいなあ」「『京都大作戦』に出してよ」っていう話が飛び交っていて。そこからですね。

──飲みの席から大舞台につながったんですね。

伊地知　でも、それは前からよくある話ですね。ストレイテナーとELLEGARDENも、ゴッチが飲みの席で「出てよ！」って言って決めたみたいだから。

山田　今は逆に、そこそこNANO-MUGENが浸透したこともあって「なんで呼ばないんだ!?」って言われることが増えましたね（笑）。

伊地知　特に先輩に。

山田　それはうれしいことですね。

伊地知　BEAT CRUSADERSに出てもらったときも、出たい、出させろ！ってメンバーから威圧されましたから（笑）。

──さっき話が出てきましたけど、ストレイテナーと細美（武士）さんは、必ず出演されていますよね。

山田　出てないと、何かあった!?って感じになるんじゃない？（笑）それくらい、フェスの一部を担ってもらっている感じです。

──まだ触れていない出演者についても訊いていきましょうか。MATES OF STATESは？

伊地知　“チャット枠”ですね（笑）。

──チャットがカバーしていますからね（笑）。

山田　曲を聴いてると、結構凝ったことをしてるんですよね。だから当日が楽しみです。

──そして、初出演となる秦基博さん。

山田　僕らの隣のスタジオでレコーディングをやっていたんですよ。なんで、しょっちゅう顔を合わせていて、会うと会釈とかしてくれて。あ、覚えててくれたんだ！って（笑）。曲もすごくいいですよね。あと、対バンもしたことありますし。

伊地知　うん、大阪城ホールで、1人で弾き語りだったんですよ！

山田　楽屋でもずーっと歌っているのが聴こえて、超贅沢でした。

──そして、レーベルメイトになったCharaさんも初出演です。

伊地知　びっくりぶっこいたね！

山田　うれしいよね。コンピの曲も、すごくカッコよかった。ライブはまだ観たことないから、楽しみですね！