先輩の声が入ったことで完璧な仕上がりに（セヨン）

──この曲を聴いたとき、インスさんのことも思い浮かびました。

インス　そうですね。いつか僕は少しの間、皆さんと離れる日がやってくると思いますが、また戻って来るときのこと、それまで待ってくれるファンのみんなのことを思いながらレコーディングはしましたね。先日、「出会いあいして」のティザー映像が公開されたんですけど、僕のファンからは「せつない曲」って反応が返ってきてます。

──SHOCKさんはそのあたり、曲作りの段階で意識はしたんですか？

SHOCK EYE　うん、そのことはもちろん事前に聞いていたので。僕はこの曲を1つの家として見てたんですよ。家であればね、「行ってきます」もあるし、当然「お帰り」もある。だからさっきも出たけど、「カーテンは開いたまま」にしておくし、「鍵はかけない」ままにしておくよっていうことなんです。ファンはもちろん心配だと思うし、悲しいと思う。でも、安心して戻ってこられる場所を作って、「大丈夫だよ」って言ってあげることも必要なんじゃないかなと思ったんです。そのあたりをいい塩梅で曲に落とし込めたらなっていうことはすごく考えましたね。

──あまり感傷的に、悲しくなりすぎないさじ加減で。

SHOCK EYE　そうそう。そのうえでファンとメンバーの関係値が描けたらなって。

セヨン　ほんとに完璧な曲ってことですね！

SHOCK EYE　あははは（笑）。まとめてくれた。

──また今回はSHOCKさんがコーラスでも参加されているんですよね。

SHOCK EYE　はい。僕の歌声は個性が強いんで変な先入観を持ってほしくないから、デモの仮歌は知り合いのボーカルの子に入れてもらったんですよ。ただ、それだけだとちょっと心もとないかなと思ったんで、自分でコーラスを入れておいたんです。そうしたらレーベルの方に「本レコーディングでもコーラスを入れてほしいです」って言われて。「えー、俺の声が入ったら邪魔でしょ！」って気持ちもあったんですけど（笑）。

インス　いやいやいや！ コーラス入れていただけてありがたかったです！

セヨン　うん。先輩の声が入ったことで、完璧な仕上がりになりましたね。メンバーみんなが思ってると思うんですけど……ステージで一緒に歌ってみたいっていう気持ちも強くなりました！

SHOCK EYE　仮にそうなった場合、俺は後ろのほうでスタンドマイクで歌うけどね。コーラスだから（笑）。

ジュンQ　いやいや、先輩が先頭で！

インス　僕ら5人が後ろでいいですから。

SHOCK EYE　そんなことしたらファンから大ブーイングだよ（笑）。

インス　絶対にそんなことないんで、いつか実現させてください！

先輩と一緒にごはんとか行けたらいいな（チェジン）

──本作リリースにあたって、チェジンさんは「SHOCK EYEさんと仲良しになりたいです」とコメントされていましたよね。

チェジン　はい。日本には友達も知り合いもあまりいないので、先輩と一緒にごはんとか行けたらいいなと思って。メンバーみんな同じ気持ちだと思いますけど。

インス　うん。もしよければお酒も一緒に飲みたいし。僕はTwitterで「先輩、今度飲みましょう」って送っちゃったんですけど（笑）。

SHOCK EYE　そうそう。皆さん、Twitter絡んでくださって。「あれ、これってメンバー？ いきなりリプが来たぞ」みたいな（笑）。いやもう男同士だしね、ごはんでも行きましょうよ。食べ物で何が好きですか？

チェジン　僕はもつ鍋が好きです。

ジュンQ　僕はラーメンが好きです。

SHOCK EYE　おーいいね。おいしいお店いっぱい知ってますから。逆に韓国料理でおいしいところを教えてほしいな。僕は韓国にまだ行ったことがないんだけど、韓国料理が大好きで。プデチゲとかさ。

インス　日本にもおいしいお店はありますし、韓国にもし行くんでしたら先輩のことはいつでも案内しますよ！ ただ僕らは今、1年の3分の2は日本にいるんですけど（笑）。

SHOCK EYE　そっか（笑）。でもホントにごはん行きましょうね。

ほかのメンバーとの関わりをあきらめなかったから今がある（SHOCK EYE）

──MYNAMEは今年7月で日本デビュー5周年を迎えます。改めてこれまでの歩みを振り返るとどんなことを感じますか？

インス　とにかくいろんなことを勉強してきた5年間だったと思います。日本語や日本の文化にも最近はだいぶ慣れてきたけど、これからもがんばらないとなって思いますね。先輩のようにもっともっと大きな会場でコンサートもしたいですから。MYNAMEはまだまだ大きくなれると思います！

SHOCK EYE　湘南乃風はね、今年の夏でメジャーデビューしてから14年なんですよ。

ジュンQ　大先輩ですね！

SHOCK EYE　でも、14年やってもまだ課題はたくさんある。常に、まだまだだなって思ってますよ。

インス　先輩たちのデビュー5年目のときってどんな感じでしたか？

SHOCK EYE　僕らの5年目は、「純恋歌」でブレイクしたあとに「睡蓮花」を出したあたりかな。今だから話せるけど、当時はけっこう迷ったり悩んだりしていたんですよ。「純恋歌」がある種、社会現象みたいになって僕らを取り巻く世界が一気に変わったことで、それに対しての喜びはありつつも、「このままでいいのか？」とか「自分たちの打ち出したいイメージと世間からのイメージのギャップ」とか「ここからどこへ向かっていけばいいのか」とか、いろんなことを考えた。だからメンバー同士、ものすごく話し合った時期でしたね。いろんな衝突もあったけど、大切なファンもいてくれたし、それぞれのメンバーがほかのメンバーとの関わりをあきらめなかったからこそ今があるんだと思います。

インス　こういうリアルなお話が聞けるのはうれしいですね。すごく勉強になります。

SHOCK EYE　MYNAMEもね、この5人が集まれていること自体が奇跡だと俺は思うんですよ。それぞれ違う個性を持ってる5人が集まって1つになるのはすごくスペシャルなことだからね。そこを大事にしていけば今以上のパワーが生まれるんじゃないかな。

コヌ　ありがとうございます。がんばります！

──本作リリース直後から全国ツアー「MYNAME LIVEHOUSE TOUR 2017 ～The Eternal Story～」もスタートします。

ジュンQ　4度目のライブハウスツアーということで、メンバーみんながたくさん準備してきました。全国を回りながら、この「出会いあいして」をみんなで一緒に歌えたらいいなって思ってますね。タオルを回しながら（笑）。

SHOCK EYE　ゆーっくり回す感じで（笑）。

ジュンQ　それは冗談ですけど、この曲でみんなが感動してくれたら今回のツアーは成功だと思います。

SHOCK EYE　曲はライブで歌ってこそ完成するものだと思うから、ツアーはすごく楽しみですね。ファンの方が歌ってくれているのを見たら絶対にグッとくると思うし。

インス　先輩にいい結果を見てもらいたいですね。

チェジン　ひさしぶりのツアーだからMYgirlと会えるのもすごく楽しみですし。

コヌ　がんばります！