なみちゃんはむすびズムの最後の砦です

──続いて、椎名さんから今井さん。

椎名　今井さんは、気付いたらだいたい寝てますね。どこでもいつでも寝れるんですよ。楽屋とかでもマジで地べたに寝てるんですよ（笑）。あとは本をよく読んでて、知識が多いんですね。

今井　えったんよりはね（笑）。

椎名　私が知らないことが多すぎて、何かあったら聞いて教えてもらうんです。今井さんは知的でクールってイメージがあると思うけど、けっこう当たってる気がする。

木村　だけど、意外にしゃべるよね。

椎名　そう、はしゃぐときははしゃいでる！ 声が大きいときもあるよね？

今井　うん、ライブだと小さいんですけど（笑）。私、人見知りだから。

椎名　人見知りでも、まあ、大丈夫だよ！

今井　何かあったら、えったんが助けてくれるもんね！（笑）

──次は今井さんから山田さん。

今井　なみちゃんはうるさいんですけど……。

椎名　1個目がそれ？（笑）

今井　いや、明るくてムードメーカーなんです。むすびズムってメンバー単体で見たら、あまりアイドルっぽくないんですよ。だけどむすびズムのアイドルらしさを1人で背負ってくれてるのがなみちゃん。

山田　違うんだって。なみ、ほかのアイドルグループだったら普通に見えるんだと思うんだけど、このグループにいるから、すごくアイドルっぽいよねって。

今井　いやいや、本当に心の底からアイドルなんだなって思いますね。彼女がいることによって、むすびズムってアイドルだなって認識されると思うんで。最後の砦ですよ。あとなみちゃんは、全部自分の話にしちゃうって癖もあるね。人がいろんな話をしていても、全部自分の話に持っていくんです。だけど、アイドルなんで許しちゃう（笑）。

山田　ありがとう、みんな！ これからもアイドル背負っていくからね！

全員　ありがとうー、よろしくー（棒読み口調で）。

山田　「どうしたらアイドルっぽくなるんだろう」って思ったら、私が全部教えてあげるからね。

今井　ありがとう。たぶんそんな機会はないと思うけど。

山田　ないんかいっ！（笑） だけどむすびズムはカワイイを発信していくグループだから、私がいることでバランスが取れてますよね。

木村　自分で言っちゃった！ そういうところですよ（笑）。

そういえばケンカってしたことないよね

──では最後に、山田さんから木村さんへ。

山田　ミサちゃんは、食べるのが大好きだから、すごくよく食べてて。今日もだけど、リリイベの前に何か食べる、リリイベ後も食べる、どこかに移動してるときにちょっとつまんで、それからお弁当も食べる、みたいな。ホント、よくそんな小さい体に入るなって。

──近所のおばちゃんみたいな感想じゃないですか。

山田　たぶんミサちゃんはちょっと飽きっぽいんですよ。だから少しずついろんなものを食べるのが好きなんだと思うんですけど……。

椎名　そんなに詳しい説明いらないって！（笑）

山田　ごめんごめん、私がしゃべると話が長くなりますね。じゃあ今から大事なこと言うよ！ みんな聞いて！

全員　（爆笑）

山田　ミサちゃんは本当にリーダーなんですよ。どこのリーダーよりも一番リーダーらしいって思ってて。変にいばってなくて、だけど、みんなが困ってるときにすぐ助けてくれるし。

宮島　アンパンマンみたい。

山田　ちょっと落ち込んでたら「どうしたの？」って気付いてくれるし……ミサちゃんは最後に入ってくれたメンバーなんですけど、ミサちゃんがいなかったらみんなもここまで来れなかったと思う。私も個人的にミサちゃんのことを尊敬してるから、何かあったらすぐに相談したり、本当に頼れる存在。でもリーダーって感じしないのに、自然に立ってるリーダー！……って、ねえ、みんなちゃんと聞いてる？ 私すっごくいいこと言ってますよ！

全員　聞いてる聞いてる！（笑）

──こうしてワチャワチャした話を聞いてるだけでも、むすびズムって本当に仲良しグループなんだなっていうのが伝わってきますが、ちなみに今までにケンカしたりはなかったんですか？

全員　……ケンカ？

宮島　そういえばケンカってしたことないよね。

椎名　めちゃめちゃ平和主義なんですよ。

今井　て言うか、ここでケンカしてる場合じゃないっていうね。

木村　それはあるかも。あと年齢差もあるし、性格もマジでバラバラすぎるから「あー、そういう考えの人もいるよね」ってなる。注意しあったりすることはあるけど、「マジ、これ許せないんですけど」みたいなのは全然ないよね。

今井　「ミサちゃん、またケータイ忘れて！」とか（笑）。

木村　そうそう。「えったん、人の話聞いてない！」とか（笑）。

椎名　すいません（笑）。きっとほかのグループよりも家族感が強いのかも。

木村　たぶん、グループ内の関係性はすごくいいと思うんです。まあ、それぐらいしか取り柄がなかったっていうか（笑）。今はCDデビューとか、いろんなありがたいこともやらせてもらえるようになりましたけど、なんにもないときは「むすびズムの強さって何ですか？」って聞かれたら、「仲がいいこと」しか言えなかったですからね（笑）。

やっと「アイドルって名乗っていい」みたいな感覚になれました

──「マエヲムケ！」でCDデビューしてからほぼ1年経つわけですが、成長したことや、変化を感じることはありますか？

椎名　CDが出たことによって、やっと「アイドルって名乗っていい」みたいな感覚になりましたね。

木村　ライブに来てくれた方も、「友達からCDをもらって聴いて、よかったので来ました」とか「ミュージックビデオを観て来ました」とか、知ってもらうきっかけが増えた。それまではSNSぐらいしか知ってもらうきっかけがなかったもんね。

──むすびズムって、女性ファンも多い印象がありますよね。

木村　多いですね。たまに女の子と男の子の割合が6:4ぐらいになったりします。

椎名　同性のファンが増えてくれるっていうのは、純粋にうれしいですよね。もちろん異性のファンに来ていただくのもうれしいですけど、女の子に好かれるって、どこか認められた感があるっていうか。

木村　単純に女の子が来てくれることで、「アイドルに興味はあるけど男の人が多いから行きづらい」って人も来やすい現場になってると思うから。そういうのはむすびズムっぽいというか、ほかのアイドルにはあまりない雰囲気だと思いますね。