金沢は初めて行ったときからすごく好きな街（TAKUMA）

TAKUMA　金沢は、ツアーで初めて行ったときからすごく好きな街なんです。

──金沢に来たら何をして過ごしていますか？ 決まっていくスポットとかあります？

TAKUMA　僕は街をウロウロしてますね。「このへん、店なかったのにできてる」とか、「今はこっちがメインじゃないんや」とか思いながら。どうしても国道沿いとか、兼六園、美術館とかに人が集まっちゃうと思うんですけど、何気なく川のほうに行ったり、山のほうに行ったりするのが一番楽しめるのかなと思います。

──お2人の金沢のオススメスポットはありますか？

TAKUMA　白江さんのおばちゃんの家。

──え？ 白江さんのおばちゃんの家……？

白江　はい、親戚の叔母の家です。

TAKUMA　昔、金沢にtickってバンドがいて。そのバンドと10-FEETは昔、親交があって。そのバンドのボーカルだったReigo5が親戚なんだよね？

白江　またいとこです。

TAKUMA　またいとこか。Reigo5は2003年に亡くなっちゃったんですけど。白江のおばちゃんっていうのは、Reigo5のお母さんなんです。

──なるほど。

白江　TAKUMAさん、金沢で時間のあるときはいつも行ってくれて。僕も行けるときは一緒に行くんですけど、ご飯食べたり昔の話したりして、すごく楽しいです。僕の住んでるところの近くにあって……ってTAKUMAさん、ほかにどこか金沢の好きなところないんですか？（笑）

TAKUMA　スクランブル交差点みたいなところあるやんか。そこの近くにミスタードーナツがあって、そこはおいしいですよ（笑）。

スタッフ　片町スクランブルのミスタードーナツですかね……なくなっちゃいました。

TAKUMA　あ、そうや。でっかいセブンイレブンになったんでしたっけ。じゃセブンイレブンで、牛カルビ弁当を買っていただければ……（笑）。

一同　あはははは（笑）。

TAKUMA　金沢行っても観光スポットって行かないんですよね。友達に教えてもらった「ヤッホー茶漬け」（志な野）に行ったり、そば屋さんを物色したりとか、食に走ります。あ、あとセッションできるバーがあって、そこでKenKenとかとセッションしたり。それもいつかの「ミリオンロック」の前後で、お客さんも何人かいたりして楽しかったな。

──では金沢在住の白江さんのオススメスポットはどこですか？

白江　白江のおばちゃんの家（笑）。あと金沢は食べ物がすごくおいしいんです。近江町市場とか。その場で生ガキとか食べられるんですよ。お寿司とか海鮮丼もありますし。駅前ですしオススメです。

──いいですね。

白江　あと観光スポットじゃないですけど、犀川が好きです。歌詞考えたりとか、走ったりとかします。

TAKUMA　そこで泳いだことある？

白江　ないです。サッカーボールが落ちて、取りに行ったくらい。TAKUMAさん、泳いだことあるんですか？

TAKUMA　ない。犀川やろ？ ない（笑）。鴨川やったらあるけどな。

A(c)がTAKUMAに贈ったパンダちゃん

──せっかくの対談ということで、互いの魅力を語っていただきたいのですが。

TAKUMA　A(c)はね……僕が引っ越して間もない家に鍋持ってきてくれましたね。鍋の具じゃないですよ。鍋を持ってきてくれたんです。鍋の本体。

──鍋……？ 土鍋とかフライパンとかそういうことですか？

TAKUMA　土鍋っていうか……パンダちゃん。

──パンダちゃん……!?

白江　パンダちゃん、あげましたね。ツアーを一緒に回らせてもらったときに、TAKUMAさんと「鍋したいなー」って言ってたんですけど、TAKUMAさんが鍋を持っていないって言っていて。TAKUMAさん、パンダ好きですよね？

TAKUMA　うん、好き。

白江　だからパンダちゃんの土鍋を見つけたときに、TAKUMAさんの顔が浮かんで、買っていきました。あと金沢に「まつやのとり野菜みそ」っていう鍋用の味噌があるんですけど、僕らからしたらソウルフードみたいなもので。それをぜひTAKUMAさんに食べてもらいたくて、ツアー中に金沢帰って、買ってきて、また合流したときにパンダちゃんで作ったんです。

TAKUMA　僕、独身で1人暮らしやし、家でめっちゃかわいいパンダの鍋使ってたらけっこう危ないなと思いながらも、「かわいいところあるなー。いい奴らやなー」って思って使ってます。

──いい関係ですね。

TAKUMA　本当にいい奴らやなーって思ってます。ただ……同じ日に僕が土鍋を買っていたっていうことはいまだに言えてない。

白江　えーーーー！ マジか……。これはメンバーには言えんな。マジっすか。

TAKUMA　僕「あいつらを脅かしてやろう」って思って、コンロの下に置いといたんですよ。A(c)が来たら「鍋あるじゃないですか、鍋しましょうよ！」ってなるかなーって思って。そしたら「TAKUMAさん……ジャーン！」って鍋出してきたから、ツバ飲み込んだよ（笑）。自分の鍋をめっちゃ高い戸棚に急いで隠して。

白江　マジかー！ ごめんなさい。全然気付かなかった。

TAKUMA　この話な、どこで言おうかなと思ってずっと言えなかってん。そしたらちょうど対談の話が来たから、もうここしかないと思って（笑）。やっと言えました。だから今は家に2つ鍋があります。