まだまだ子供たちには負けねーぞ！

──「Luv-graduation」の“旅立ち”をテーマにした歌詞も、これからの季節にピッタリですよね。

DAISUKE　はい。僕の中では“卒業”というと寂しいイメージが強いんですが、かつて自分が卒業シーズンを迎えたときに聴いたいくつかの音楽が「前に向かっていこう」っていう勇気をくれたんです。だから、この曲も誰かにとってそういう存在になれるといいなって。これから新生活を迎える人は不安なことも多いと思うけど、そういうときに聴いて力にしてもらえるとうれしいです。

KIKURI　俺らもそういうメッセージが伝わるように歌ってるしね。あと個人的には、DメロのKENTAくんのコーラスにすごい鳥肌立ってます。

ATSU　あそこはもうKENTAくんのためにあるような……。

KIKURI　「聴けコラー！」って感じ!?

KENTA　……（笑）。まあ、熟練な感じで歌ってます。でも、楽曲の中で例えば「ここを歌って」ってワンチャンスもらえたら、そこに精魂込めないのは俺はカスだと思うんですよ。もちろん全体のバランスもあるけど、そういう向上心というか、熱い気持ちは常に持っていたいと思うんで。俺から言わせると、「まだまだ子供たちには負けねーぞ！」って感じですかね（笑）。

──あはははは（笑）。

KENTA　全体のコーラスも、オリジナルの曲に負けないように、今の5人のLUVandoSOULっぽさを出そうといろいろ試行錯誤した中で生まれたもので。確かに難しいんですけど、誰もが「最高のコーラスを聴かせたい」っていう気持ちで歌っていると思います。

2012年は“CHANGE”の年

──2012年の始まりがこのインパクトあるシングルということで、今年はどんな活動をしてくれるのか非常に気になります。

KIKURI　今年の僕らは“CHANGE”というキーワードを掲げていて。だから今作みたいなロックもやるし、舞台もやるし、今までのコーラスグループの概念を超えていろいろなことに挑戦していきたいですね。

KENTA　そんなコーラスグループがいてもいいんじゃないかなって。

──その中でも大きな“CHANGE”になりそうなのは、やっぱりLUVandSOULの追加メンバーオーディションですか？

KIKURI　必ずしも追加メンバーが入ると決まってるわけじゃないんですけど、いい人材との出会いがあれば……。

KENTA　オーディションをしてみて、該当者なしの場合もあるかもしれないし、僕らにとってプラスになる人がいればもちろん入ってもらいたいし。

──でも新生LUVandSOULになってまだ1年足らず。このニュースにはビックリされた方も多いと思います。

ATSU　そうですよね。ただ、このオーディションに関しては僕らもすごくプラスに考えてて。元々はプロデューサーからの提案だったんですけど、どんな人と出会えるのかワクワクしています。

KENTA　変な意味じゃなく、やっぱり競争って必要だと思うんですよ。グループ内でも甘ったるい感覚じゃダメだと思うし、傷の舐め合いなんて必要ないし。それにこういうエンタテインメントの世界では、自分の実力でのし上がってくる奴らが成功を勝ち取るのが本来のあるべき姿。アメリカや今の韓国なんかは特にそうじゃないですか。だから、LUVandSOULの中にもいい意味での競争があっていいんじゃないかなって。

──じゃあ、今度お会いするときにはガラッとメンバーの形態が変わってるかもしれない……？

KENTA　僕なんてもう（ソファの一番隅を指して）あの辺に座ってるかもしれない（笑）。何人入るかもわからないですし。今は期待と不安がすごく入り混じった気持ちなんですけど、だからこそ面白いんですよね。今年のLUVandSOULは本当にいろんなことをやっていきたいと思ってるんで。