受け入れてもらえるか心配でした

──KAMEN RIDER GIRLSの活動についてはどんな説明がありました？

井坂　それが結成当初は具体的な説明もなくて、現場に行って決められたことをやる感じだったんですよ。最初に人前に出たのが、まだCDデビューも何も決まってない特撮のライブで、1stシングルのカップリング曲「恋のライダーキック」と「▽（ハート）の変身ベルト」の2曲を披露しました。それも何が行われるのかわからずに現場へ行って歌うという感じでしたね。

──不安な気持ちもあったのでは？

井坂　でもそれから映画「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」の主題歌「Let's Go RiderKick 2011」を歌うことが決まりまして。ここから仮面ライダーと一緒に活動して盛り上げていくという説明があって、ようやく先の展開が見えてきました。

──「Let's Go RiderKick 2011」の原曲は初代・仮面ライダーの主題歌として有名ですが、いきなりそんなメジャーな曲をカバーするのは緊張したんじゃないですか？

吉住　そうですね。アレンジされた曲を聴いたときにかなりリズムも変わっていたので、原曲を知っている方々に受け入れてもらえるのか心配でした。でも映画を見た子供たちもノリノリで踊ってくれたり、お父さん世代の方にも受け入れていただけて。楽しんで聴いてもらえたのがよかったです。

井坂　イントロを聴いただけじゃなんの曲かわかんないもんね（笑）。

──野太い男性の声に体育会系的なノリがあわさって（笑）。それに対してカップリングの2曲は一転してかわいらしかったです。

名倉　今の私たちの楽曲と比べてみても、相当かわいらしいですからね。今や伝説の曲になってます。

「これ邪魔！」って怒られました

──そして遠藤さんが結成から1年後、秋田さんが2年後に途中加入することになりました。

遠藤三貴　私はもともとKAMEN RIDER GIRLSのことを知っていて、ぜひ一緒に活動したくてオーディションを受けました！

──合格後、遠藤さんの担当ライダーは当時の新ライダー・仮面ライダーフォーゼに決定。学ラン風の衣装がカッコよかったです。

遠藤　はい、とてもカッコいいんです!! でもフォーゼドライバー（フォーゼのベルト）を巻いたら違和感があって……。

──ほかのライダーベルトと比べても大きいですからね。

遠藤　そこなんです。超でかくてベルトのレバーがダンスの最中にメンバーに当たりまくっちゃって。みんなに「これ邪魔！」って怒られました（笑）。だから改良して、今は私仕様のフォーゼドライバーになってます。

──秋田さんは現在放送中の仮面ライダーウィザードが担当ということで、やっぱりプレッシャーも感じてます？

秋田知里　ウィザードは作品自体の人気が高いですしデザインもカッコいいので、私もそこに近づけるようにがんばらないとという思いはありましたね。特に私は途中加入なので、メンバーのみんなが2年間積み上げてきたものを崩さないようにしなければと不安でした。だけど先輩方が優しくサポートしてくれたので不安なんてすぐになくなって、今は自分からやりたいことを提案するくらいです！

名倉　さすが！ できる子のコメントだなー！

秋田　今日なんかおごってください（笑）。