Da-iCE|Da-iCE×ヒゲダン藤原×シッキン 盤石の布陣で世に放つ“勝負曲”

“新規ウェルカムソング”にしたいんです

──カップリングの「WELCOME!」は「ホームメイト」のCMソングとしてオンエアされていて、耳にする機会も多いですね。

雄大 最初にCMを聴いたときのこと、僕すごく覚えてますよ。レコーディングした直後くらいから使用してもらっていたので、まだ自分の体になじんでなくて。だから「なんか聴いたことある声だな」となんとなくテレビを観て、「ああ、これ!」と、あとから気付いて(笑)。

 親にも曲を聴いてもらう前だったんで、家でもみんな気付かなくて(笑)。毎回「これこれ、これDa-iCEだよ」って言うんですけど、曲を知らないからなかなかピンと来てくれないっていう(笑)。

──そうだったんですね(笑)。この曲は想太さんが作詞で参加されていますね。

花村想太

想太 はい。「新生活応援ソングにしてください」というオファーをいただいたので、そのような仕上がりになっていますけど、自分的にはその中にもDa-iCEならではの意味を入れたいなと思って。僕ら新しいファンを大事にしたいですし、今Da-iCEを応援してくれている方も、新しいファンを「仲間やで!」と迎えてあげられる6面さん(Da-iCEファンの呼称)であってほしいという思いを込めて「“新規ウェルカムソング”にしたいんです」という話をしながら、(共作の)GASHIMAさん(WHITE JAM)と書かせていただきました。1番は新生活を迎える人の立場で歌詞を書いているんですけど、2番はDa-iCEらしい要素を色濃くして……ライブをイメージするような表現を入れてみたりとか、大輝くんがライブをテーマに書いた曲(「Live goes on」)の歌詞を引用させてもらったりだとか。

大輝 入ってたね。「喜怒哀楽……」のくだりに関しては、ちょっと使用料をいただかないと(笑)。

想太 ワンフレーズだけで?(笑)

大輝 そうだね。

想太 じゃあここのフレーズ抜くわ!

一同 あはははは!(笑)

想太 とにかく、ライブのことを暗に伝えたいなと思って。今言っちゃったから“明”になりましたけど(笑)。僕らライブの最後に雄大くんの音頭で「お疲れ様でした!」と言うじゃないですか。だから2サビ最後の「最後には手を取って オツカレサマ!って」のくだりは雄大くんに歌ってほしいな、とか。そんなことを思い浮かべながら作っていきましたね。

雄大 メロディもけっこう複雑に動くし歌詞も多いから、レコーディングのときは「忙しいな」と思っていたんですけど、振りが付いて曲が完成して、ライブでやってみるとすごく楽しい、そんな曲です。自然とテンションが上がるというか。アレンジを入れたりして、100回ライブをやったら100回とも違う仕上がりになると思います。楽曲の立ち位置的にも「TOKYO MERRY GO ROUND」のような“やってて楽しい、観て聴いて楽しい”みたいな曲。使いやすい、新しい武器になっていくと思いますね。

来世がどんなに不幸でも僕はいいんです

──そして、「一生のお願い」はドラマ「花にけだもの ~Second Season~」の主題歌です。こちらは想太さんと徹さんが作詞を担当されていますが、前作「花にけだもの」の主題歌だった「わるぐち」の世界観も踏襲しつつ、といった感じでしょうか?

想太 そうですね! 「わるぐち」と作曲家さんは違うんですけど、自分の中では「わるぐち」からのつながりみたいなものもほしいなという感じで作詞していきました。まず1番の歌詞を書いて「2番以降どうしようかな」と考えたときに、もっとロマンチックにしたいと思って。徹くんの「hitofuyu」(徹が作詞したソロ曲)がすごくロマンチックな歌詞で、その感じをこの曲に加えたら「わるぐち」よりも大人な表現も入れられるかなと考えて、徹くんに「一緒に書いてくれませんか?」という話をしたんですよ。結果、学生の恋愛にも大人の恋愛にもハマるような言葉選びをしてくれたなと思います。

 僕的には、声をかけてもらった時点でテーマがしっかり決まっていたからすごく書きやすかったです。抽象的なイメージじゃなく道筋ができていたから。「卒業」「一生のお願い」というテーマに沿って作っていきましたね。

想太 この曲で歌う「一生のお願い」というのは……「一生のお願い」を使うのが初めてじゃなかったとして、来世の「一生のお願い」を“前借り”しなきゃいけなかったとしても「先の人生なんてどうでもいいから今の人生をあなたと一緒に過ごしたい。そのためだったら来世がどんなに不幸でも僕はいいんです」というほどの思いを表現したかったんです。そういったテーマに沿うように作曲も進めていったし、儚さや願いをかけているような雰囲気もメロディにしっかり込められたと思うので、僕的には満足しています。

ターニングポイントになりそうだなと思っています

──お話を聞いた3曲が収められたニューシングルは、5周年イヤーを終えたDa-iCEがまた一段ギアを上げたような作品だなという印象です。皆さんにとってはどういった位置付けの1枚になりそうですか?

工藤大輝

大輝 個人的には、けっこうターニングポイントになりそうだなと思っています。まだライブでは数回しかやっていないんですけど、そのライブの中継やプラクティスビデオに対しての皆さんのリアクションを見ていると、明らかに今まで僕らのことを知らなかっただろうなという方たちから「コイツらいい曲歌ってるじゃん」みたいなありがたい意見をもらえていて。そういった方からの反応って、これまでの自分たちの流れでやっていたら確実にもらえていなかったと思う。だから新しい扉を開けているような感覚はありますね。自分がすごくうれしいのは、ヒゲダンさんのファンも「いいね」と言ってくれていること。「ダンスもいいし雰囲気もいいしボーカルもめちゃくちゃいいし」みたいに、僕らをグループとして評価してくれている。すごくありがたいことだなと思います。

想太 年末に向けてもね、もしかしたら。

大輝 そうだね。

──「紅白歌合戦」を狙おうと思うくらい気合いが入っているよ、と。

想太 はい。曲や振り付けは完璧にカッコいいので。あとは自分たちが、このハイレベルな曲に見合うものをお届けするのみですね。

ツアー情報

Da-iCE BEST TOUR 2019
  • 2019年6月9日(日)新潟県 新潟県民会館
  • 2019年6月15日(土)滋賀県 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
  • 2019年6月16日(日)徳島県 鳴門市文化会館
  • 2019年6月23日(日)山口県 山口市民会館 大ホール
  • 2019年6月28日(金)福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
  • 2019年6月29日(土)福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
  • 2019年6月30日(日)大阪府 オリックス劇場
  • 2019年7月6日(土)静岡県 静岡市清水文化会館(マリナート)大ホール
  • 2019年7月7日(日)岐阜県 長良川国際会議場 メインホール
  • 2019年7月10日(水)東京都 NHKホール
  • 2019年7月14日(日)北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
  • 2019年7月20日(土)愛知県 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
  • 2019年7月21日(日)愛知県 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
  • 2019年8月11日(日・祝)千葉県 森のホール21 大ホール
  • 2019年8月12日(月・振休)千葉県 森のホール21 大ホール
  • 2019年8月30日(金)大阪府 オリックス劇場
  • 2019年8月31日(土)大阪府 オリックス劇場
  • 2019年9月1日(日)石川県 本多の森ホール
  • 2019年9月7日(土)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
  • 2019年9月8日(日)岡山県 倉敷市民会館
  • 2019年9月15日(日)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
  • 2019年9月16日(月・祝)宮崎県 宮崎市民文化ホール
  • 2019年9月22日(日)熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
  • 2019年9月23日(月・祝)長崎県 長崎ブリックホール
  • 2019年9月28日(土)香川県 レクザムホール
  • 2019年10月5日(土)群馬県 ベイシア文化ホール
  • 2019年10月12日(土)広島県 広島文化学園HBGホール
  • 2019年10月14日(月・祝)和歌山県 和歌山市民会館 大ホール
  • 2019年10月18日(金)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 2019年10月19日(土)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 2019年10月22日(火・祝)宮城県 仙台サンプラザホール
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