音楽ナタリー Power Push - CHEERZ

「CHEERZ」ランキング上位入賞記念インタビュー Vol.05 私たちアイドル活動に全力です!

毎日10時間動画配信してました

──アイドルの道へ進もうと決心した涼川さんでしたが、初めて受けたオーディションがStand-Up! Heartsだったと?

はい。オーディションではほとんど私の話を審査員の方に聞いてもらえなくて、これは絶対落ちたって思ったんですけどね(笑)。

──なんで聞いてもらえなかったんでしょう?

涼川ましろ(DEEP GIRL)

おそらく、審査員の方もたくさんオーディションして疲れちゃったんじゃないかと。だってダンス審査とか歌唱審査があったはずなのに「得意なの?」って聞かれたから「いや、得意じゃないです」って言ったら「じゃあ別にやんなくていいよ」って言われて(笑)。

──そんなことってあるんですか(笑)。

わかんないですけど、そのとき逆に踊らなかったし歌わなかったから受かったんじゃないかと私は思ってます(笑)。

──運がいいですね。

そうなんです。運はすごくいいんです。

──Stand-Up! Heartsのメンバーとしての活動はどうでしたか?

私はすぐにSHOWROOMっていう動画配信サイトのお仕事をすることになったんですけど、パソコンを持ってなかったし動画配信自体どうやったらいいのかまったくわからなくて。でもStand-Up! Heartsの中でも若くない年長メンバーだし、せっかくもらったチャンスを潰したらこれで終わるかもしれないって思って、すごいがんばりました。毎日10時間くらい配信して。

──え、1日10時間ですか?

はい。だから毎日ほとんど配信しかしてなかったです。

──それって配信中は何をやってるんですか?

しゃべったり歌ったり踊ったり。いろんなことをやりました。そこでファンの皆さんと共存してるような感じで。最初の頃はどんなことをやったら面白いか模索してました。でも徐々に観てくださる方も増えていって。それが活動を始めて最初の頃、ずっとやっていた私のお仕事でした。

──実際に生でライブをやるとなったときは、歌やダンスはどうしました?

涼川ましろ(DEEP GIRL)

超練習しました! それでも初めてのライブは低レベルだったと思うんですけど、メイドカフェ時代のご主人様やお嬢様たちがたくさん観に来てくださって、本当にうれしかったです。皆さん「こんなにも変わるんだね」って泣いてくれて。

──涼川さんの成長に皆さん感激されたんですね。

ほかのメンバーと比べても私は実力的には下のほうで、パフォーマンスもダメダメだったと思うんですけどね。握手会のときに皆さんを見てたら私も泣きそうになっちゃいました。

1人で3000枚のノルマ

──そしてDEEP GIRLを兼任することが決まって。結成したのにすぐ解散するかもしれないってことで、心中穏やかではなかったと思います。

ハードルの高いことを最初から言われました。オリコンでトップ10に入らないと解散だからって。で、私は1500枚くらいが最初ノルマだったんですけど、途中から「オマエは3000枚だ」って言われて困惑しました。

──1人で3000枚ってかなりハードルが高いですよ。

そうなんです。メンバーによって枚数ノルマが違っていて、なんで私は3000枚なんだって思ったんですけど、だからこそ絶対に達成してやろうって思って。

──実際に達成できたんですよね。

最終的には3200枚くらいでした。最後は在庫もなくて買えなかったっていう人もいたくらいで。そうやって結果は出したんですけど、来年2月に出す次のシングルでは1人で1万枚って言われてて。もう何言ってるんだろうって感じなんですけどね。でも存続できたのはファンの皆さんのおかげですし、DEEP GIRLとして活動を続けていく以上は今の不完全な状態をもっとよくしていかないといけないと思ってます。それに音楽的なところでは私が好きなジャンルでもあるので楽しんでやっていけそうです。

──これからの活動に対しての意気込みを最後にお願いします。

涼川ましろ(DEEP GIRL)

DEEP GIRLとして次にリリースするシングルでも必ずトップ10に入ることを目標にしてます。活動や楽曲はもっと激しいものになっていくかもしれませんけど、どう思われてもいいのでたくさんの人に知ってもらえるようになりたいです。

──個人的にやってみたいことはあります?

実は声優のお仕事をやってみたくて。

──今までの話の流れではまったくそんな話題は出てきてないですけど(笑)。

私の話し方が声優さんに向いてるって言われたことがあって。そういうこと言われるとやってみたくなっちゃうんですよね。すみません、ホントにバカなんで。あとはイラストを描きためているので、そういうのも何かにつなげたいですね。

アイドル応援アプリ「CHEERZ」

「CHEERZ」はアイドルが投稿した写真に対して「CHEER=応援」することでランキングが変動するアプリ。順位によってさまざまな特典が参加アイドルに与えられる。現在参加アイドルは400人以上で、今後も続々と増える予定。

DEEP GIRL(ディープガール)

のん、絢瀬かのん、宮森りこ、涼川ましろ、鳥野ひな、瀬口えりなの6人からなるアイドルユニット。フジテレビで放映されていたトークバラエティ番組「ディープガール」から生まれたユニットで、2014年7月にCDシングル「ディープガール」をリリース。このCDがオリコンシングル週間ランキングでトップ10に入らなければ解散という取り決めで13位という結果に終わったものの、CDを1万枚以上売り上げたことが評価され活動継続が決定した。2016年2月には2ndシングル「I KILL」のリリースが決定している。