B.O.L.T|喜怒哀楽が“POP”に弾ける初アルバム 松崎兵太(SHANK)、GONGON、安野勇太(HAWAIIAN6)、磯部正文(HUSKING BEE)のコメントも紹介

好奇心いっぱいな今どきJSガール

──続いて白浜さんについて紹介をお願いします。

白浜あや

白浜 (そわそわしながら)お願いします……!

高井 言われる前からもう照れてるね。

内藤 かわいい(笑)。ライブ前になるといまだに私は緊張したり、不安になったりすることがあるんですけど、あやちゃんに「大丈夫? 緊張してる?」と聞くと、いつも「大丈夫! 楽しみです!」って言うんですよ。

──あまり緊張しないタイプなんですか?

白浜 緊張もしますが、いつも楽しさのほうが大きいですね。でも1年前のお披露目ライブのときは、いつも2人で行動していた菜花ちゃんと別々に登場したので、すごく緊張しました。

高井 あと、あやちゃんには「こういうこともやってみたい」というチャレンジ精神がある。アイドルを始めて間もない頃って普通は歌やダンスを覚えるので必死になっちゃうと思うんですけど、あやちゃんは積極的にファンの方の名前を覚えようとしたり、ライブ中にお客さんを指差したりするんですよ。そういう姿勢はすごいなと思いますし、これからが楽しみですね。

──白浜さんはB.O.L.Tとしての活動を始める前からアイドル活動に興味があったんですか?

白浜 お姉ちゃんがよくライブの動画を観たり、振りコピをやってたりするのを近くで見ていたのでアイドルさんになじみはあったんですけど、まさか自分がなるとは思ってなかったです。

──そうなんですね。白浜さんにもキャッチコピーを付けるとしたら?

高井 うーん……“おしゃべり大好き、好奇心旺盛な〇〇”とか?

内藤 “おしゃべり大好き、好奇心いっぱいな今どきJSガール”は?(笑)

高井 長っ!

内藤 TikTokで流行ってる踊りを教えてくれるし、あやちゃんには今どきの小学生感があるんですよ。

──内藤さんと高井さんも、みにちあベアーズとして小学生の頃からアイドル活動をやっていましたよね。

高井 そのときの自分と比べると、2人はめちゃくちゃしっかりしてるなと思います。歌やダンスを間違えないようにしたり、周りに付いていったりするので精一杯で、「こういうことをやってみたい」という自発的な考えを持つことはなかったですね。とにかくステージ上で目が泳がないようにするのに必死でした。2人はホントに笑顔で楽しそうにしているので、小学生のときの自分より120倍しっかりしていると思います。

内藤 みにちあのときはそれほどバッチリ歌って踊っていたわけではなかったし、MCも台本通りに言っていた感じで。そう考えると、2人はすごくしっかりしてますよね。

B.O.L.T

新しいパフォーマンスの形に苦戦

──ロッカジャポニカの楽曲は1曲1曲のコンセプトがはっきり決まっていて、どれもアイドルソングとして完成されていた印象がありましたが、B.O.L.Tの楽曲はよりロック色が強くなっていて、歌詞もメンバーの等身大の心情が描かれているように思います。皆さんは今歌っているようなメロディックパンクの楽曲にもともとなじみはありましたか?

高井 正直、あまりなじみはなかったです。初めて披露した曲は「星が降る街」なんですけど、かなり探り探りな感じがあって。落ちサビのパートとか、1つの音を力強く「わー!」って伸ばして歌うことに初めて挑戦しました。でも、そういう曲を次々にいただくことでバンドの曲を聴くようになったし、自分の気持ちを歌に乗せやすくなったというか、わかりやすくお客さんに伝えられるようになったことに気付きました。

内藤るな

内藤 逆に私はバンドの音楽を聴いていたほうだったので戸惑いはなかったんですけど、いざ自分がそういう曲をパフォーマンスするとなると難しい部分も多かったです。ロジャポの楽曲はほかのアイドルさんと比べてもかなりみっちりダンスが入っていて、フリーに踊るパートがほとんどなかったんですよ。でもB.O.L.Tの楽曲は真逆というか、私とちぃちゃんの2人は振りがない状態で歌ってるんです。歌のみでパフォーマンスを成立させられるのかな、という不安がありつつ、その反面楽しみな気持ちもありました。

──踊りがみっちり入ってるほうが難しそうなイメージがあるんですが、そうでもないんですね。

高井 全然! こっちのほうが難しいよね!

内藤 ロジャポでの経験が身に染み付いているので、余計難しいんです。「スタプラ」(スターダストプロモーションのアイドルセクション「STARDUST PLANET」)の先輩方のパフォーマンスを参考にしようと思ったけど、やっぱり系統が違うというか、フリーな振りで歌う場面があっても、B.O.L.Tの楽曲の踊らない感じとはノリ方が全然違うんですよ。だからすごい悩んだよね。

高井 ただカッコつけてればいいわけでもなくて、最初はただ棒立ちしてるだけでした。でもライブになるとお客さんがいて、当たり前だけどレッスンのときとは全然環境が違うので、自然に体が動くんです。今はお客さんの前でライブをするのが難しい状況ですけど、ライブ映像を客観的に観るなどして試行錯誤を続けている感じです。

──一方、青山さんと白浜さんは踊りながら歌っていますね。

白浜あや

白浜 最初は振りを全然覚えられず、みんなのペースに付いていけなくて「どうしよう」と不安でした。歌についても全然経験がなかったし、歌が特別大好きというわけでもなかったから難しくて。「スタプラ」のフェスとかで先輩のグループのライブを観て、いろんな歌い方を研究しました。

青山 最初にB.O.L.Tの楽曲を聴いたときは「えっ、こういう感じなんだ」とちょっと不安になりました。こういう激しめの曲を踊りながら歌うという経験がまったくなかったし、感情を込めて表現するのも難しくて。