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「BanG Dream!」特集 第2回 相羽あいな(Roselia 湊友希那役)×Raychell(RAISE A SUILEN レイヤ役)|フロントマンが本音で語り合う、互いへのリスペクト

ブシロードが手がけるガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」のアニメ「3rd Season」が1月23日(木)より放送される。

「BanG Dream!」はアニメ、ゲーム、マンガ、声優によるリアルライブなどさまざまなメディアミックスを展開するプロジェクト。シリーズでは「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」「RAISE A SUILEN」という6つのバンドが活躍している。ナタリーでは全3回にわたって音楽、コミックとジャンルを横断しての連載を展開中。第2回となる本稿ではRoselia・湊友希那役の相羽あいなとRASことRAISE A SUILEN・レイヤ役のRaychellに、11月30日、12月1日に千葉・幕張メッセ国際展示場4~6ホールで開催された合同ライブ「Rausch und/and Craziness」や、1月にリリースされる両バンドのニューシングルについて語り合ってもらった。

取材・文 / はるのおと 撮影 / 塚原孝顕

合同ライブの舞台裏はアニメの劇場版さながらに

──まずは2019年11月30日、12月1日に行われた合同ライブ「Rausch und/and Craziness」について伺います。それぞれどんな気持ちで臨まれましたか? 「バチバチにやってやろう」なのか、「一緒に盛り上げよう」なのか(参照:RoseliaとRAISE A SUILENが幕張で合同ライブ「10人で見た景色、絶対に忘れません!」)。

Raychell 対バンライブではなくて合同ライブなので、「一緒に盛り上げよう!」という気持ちが強かったです。そもそも私はRAISE A SUILENとして「BanG Dream!」プロジェクトに関わる前からライブに行っていたくらいRoseliaさんが大好きで。だから同じステージでライブができるだけでうれしかったし、プレッシャーもありました。Roseliaさんたちの胸を借りるような気持ちでしたね。

相羽あいな

相羽あいな 一方のRoseliaは「“本格派バンド”のRoseliaが、演奏技術の高いバンドとライブする? 待て待て! すごいことになる!」となって(笑)。RASさんは本当に演奏技術がすごくて、音もめちゃくちゃ響くんですよ。それに対してRoseliaは演奏経験がほとんどない状態からやっているメンバーもいて、今まさに経験を積み重ねている状態で。ただ変に焦るでもなく「私たちは私たちでやってきたものがあるじゃん!」となったし、むしろ「どちらのバンドにもよさがあるから、それが合わさったらどうなるんだろう?」と考えて楽しみになっていました。

──その自分たちらしさを出すという心持ちは、セットリストや演出にも反映されましたか?

相羽 はい。最初は音を重視したセットリストでやってみたんですけど、「なんか違うぞ」となったんです。そこで改めてみんなで話し合って「Roseliaはこういうバンドです」というのを表現できるセトリに変更しました。だから初日はRoseliaの頭文字である「R」で始まり、アニメを意識したパートがあったり、バンドのチームワークを前面に押し出したりして。

──2日目はセットリストをガラッと変えて、暗転した中で1曲目から初披露曲の「Legendary」で鮮烈に始まって、すごくカッコよかったです。

相羽 初披露曲を1曲目にやるというのは私たちにとってけっこうハードルが高いんですけど、メンバーのボルテージも上がっていて「やるぞ!」と気合いが入っていました。結果的に今回はBPMが速いものばかりをフルパワーで10曲続けるという初めての試みになって(笑)。10曲という限られた時間だから、大事に考えましたよ。

Raychell

Raychell そうですよね。私たちも「これがRAISE A SUILENです」という名刺代わりになるものをと考えつつ、Roseliaさんとの出番の前後も意識してセットリストを考えました。

相羽 それも考えますよね。私たちも前半だった1日目は、2つのバンドが1つになるという意味を込めて「ONENESS」を最後にしたし。

Raychell それをMCで言ってくれて、うれしさの余り、袖で泣けました。なのにステージを降りてきたあいあい(相羽)は「どうだったかな? (RAISE A SUILENに)ちゃんとつなげられたかな?」とか言ってくれるんですよ。「いやいや……バッチリだよ!」っていう。

──舞台裏は、劇場版「BanG Dream! FILM LIVE」(2019年9月公開)のアンコール前みたいな雰囲気だったんですね。

Raychell まさにそうですね!

相羽 それぞれに声をかけ合ったりして、あんな感じでした。私と湊友希那というキャラクターは違う部分もたくさんありますけど(笑)。

──お互いのステージを観て、印象的だったところを教えてください。

相羽あいなとRaychell。

相羽 RASのライブだと、「A DECLARATION OF ×××」を始める前に「RAISE YOUR HANDS, NOW!」というコールをお客さんと何回もやるじゃないですか。あれは何度観てもアガっちゃいますね。しかもお客さんに手拍子させながらで。

Raychell 今回はそうしたんですよね。

相羽 ソロ演奏のバトルもすごく響いた。MCもせずにメンバーそれぞれが全力でやり合っていて、「休んでないじゃん!」って驚いた(笑)。そこからの「HELL! or HELL?」も刺さりました。あとRASさんと言えば、演出のレーザー照明もすごいじゃないですか。私レーザーが大好きなんですよ。

Raychell え、パリピ?

相羽 レーザー好きだとパリピなの?(笑) 曲と共にぐわっとレーザーがやってきて刺さるのがカッコいいじゃないですか。特にRASの場合は楽曲とマッチしていてたまりません。

──Roseliaはレーザー照明を使った演出はないですね。

相羽 Roseliaは薔薇が舞うとか炎が上がるとかなので、レーザーは過去にもほぼないはずです。「BanG Dream!」のライブは、そういうふうにバンドによって演出をはっきりと変えるのがすごいですよね。

とにかく楽しかった10人でのアンコール

──Raychellさんから見て、Roseliaのライブで印象的だったことは?

Raychell もう全部! 1日目は1曲目の「R」でRoseliaの世界観をしっかりと見せたうえで、「FIRE BIRD」で「今のRoseliaの結束はこうなんです」と提示してくるんです。ファンとしては「ですよね!」ってなりました。2日目の「Legendary」でもRoseliaの新しい側面を見せてくれたし。Roseliaのライブは、中心にいるあいあいとその周りをしっかり支えるメンバーという関係性、あと美しく、でもどこか儚さもある世界観を毎回見せてくれるんですよ。そのドラマ性はやっぱりRoseliaの強さだな、RASにはないなと思いつつ。

相羽 いや、そんなこと言ったらRASさんは……。

Raychell 待って、まだRoseliaのすごさを話してるから(笑)。そういった部分が本当に素晴らしいし、目が離せないから何回でもライブに行きたくなるんですよね。

──Raychellさんが本気でRoseliaを好きなのが伝わりました。

「Rausch und/and Craziness」の様子。

相羽 でもRASのライブの勢いもたまらないよ。だって曲が終わったと思ったらすぐにドラムが始まるんだもん。しかもメンバーそれぞれのパフォーマンスが、いい意味でぶっ飛んでるし。

Raychell 「そんなに動かなくても大丈夫」と言っても、みんなめっちゃ動くから。最近は「そっか、じゃあそのままいこうか」という感じです。

──DJ(DJチュチュ役の紡木吏佐)はすぐブースに足をかけますし。

Raychell あんなアグレッシブなパフォーマンスをする子、なかなかいないですよね(笑)。でもあれがチュチュなんですよ。

──アンコールでの「BLACK SHOUT」と「R·I·O·T」のセッションは、両バンドの10人全員が弾けてましたね。

Raychell もう、あのアンコールができたことがすごくうれしくって。私は「BLACK SHOUT」がめちゃくちゃ好きで、カラオケでもしょっちゅう歌ってるんですよ。

「Rausch und/and Craziness」の様子。

──「BLACK SHOUT」の「SHOUT!」で、2人が指を折りたたんでからポーズを決めるところ、息ぴったりですごく決まっていました。

相羽 カラオケのおかげだ(笑)。

Raychell すごく気持ちよかったです。振り付けもあいあいにご指導いただいたんですけど、私たちってマイクの持ち手が逆で、私が左手で彼女は逆。だからちょうどポーズがシンメトリーになったんですよ。

相羽 あれは私も驚いた。

Raychell あと私はいつもベースを持ってステージに立ってるので、スタンドマイクで歌ってたんです。でもアンコールはハンドマイクだったんですよ。

相羽 ベースはうちのゆっきー(中島由貴)に任せて。

Raychell そう、ベースはお任せして自由に動けたのも気持ちよかった! でも2日目、カメラワークの関係で動きすぎないほうがいい場面でも、あいあいは「そんなの関係ねえ!」と言わんばかりに動きまくってて。

相羽 ははは(笑)。

Raychell ふと気付いたら隣にあいあいがいない、と思ったら後ろのチュチュのほうに行ってるし。

相羽 いや、あれは理由があるんですよ。今回の合同ライブは友希那がチュチュから挑戦状を突き付けられて始まったのに、MCでそれに触れてないと曲中に気付いて。だからその話を歌で回収したんです。

──なるほど! すごい機転の効かせ方ですね。

相羽 でも楽しすぎて、振り切りすぎてしまったかもしれません。

Raychell いつもと歌い方のニュアンスも変わってたし。

相羽 アンコールだから、もう友希那じゃなくて相羽だったということで。

「Rausch und/and Craziness」の様子。

──打ち上げも行かれたんですか?

Raychell しました!

相羽 焼肉で!

Raychell ライブを終えてその日に10人で。こっちもすごく楽しかった。

相羽 ね。ライブ中にあったいろんな話をしました。