AXXX1S|コンセプトは“王道+α” 初シングルで届けるアイドルのキラキラ感

作品作りの熱はどこにも負けない

松下陸人

──ライブの話が出たので、パフォーマンスについての特徴やアピールポイントも聞かせてください。

松下 ダンスはめちゃめちゃ凝っています。構成が複雑な曲もあるし、基本的に移動が多い。

丸橋 絶対に見飽きないと思います。

宮月 振付師がBTSやSEVENTEENのバックダンサーをやっている方なんです。「ここがこうなってるんだ!」とビックリするような構成のダンスが多くて、最近のものだと、真上から見たときに7人がニコちゃんマークの顔になっていたり……。

──7人の体で、ニコちゃんマークの目と口を作っているということですか?

宮月 はい。正面から見ても分からないんですけど(笑)。ドローンのカメラで撮影したら「本当だ!」って思うかもしれない。

岡田 2階席からダンスを見てほしいね(笑)。

宮月 いずれ広い会場でやれたときに向けて伏線を張っているんです!(笑)

松下 あとは曲中でメンバーとハイタッチしたりして、楽しい振り付けも多い。

星野瑛聖

星野 最初は先生が見本を見せてくれるんですが、「自分のキャラに合わせて変えてもいいよ」と言ってくれるんだよね。だからライブのたびに細かい部分を変えたり、その日の衣装のコンセプトに合った動きをしてみたり。メンバーそれぞれの得意なことをフィーチャーする日もあるし、1回1回のライブをすごく大事にしています。

丸橋 メドレーなどのライブ用のオケを作ってるときは、ただ音を流すだけじゃなくて細かい音にもけっこうこだわっています。そうやって、1回1回違うライブ感を演出できたらなって。

成瀬 そういうステージのテーマとか、やりたいことは全部自分たちで決めるんです。例えば「もうすぐバレンタインだからこういう構成にしてみよう」とか、「この曲は受けが悪いから次はパフォーマンスを変えよう」とか。今、星野も言いましたが、その日その日で違ったライブが見られるのはAXXX1Sの売りだと思うし、作品作りに対してのメンバーの熱はどこにも負けない。そのぶんケンカもするんですけどね(笑)。

丸橋 お互い、めっちゃ本音を言うんです。だから陰口はない。

宮月 思ったらすぐ本人に言うよね。そこもいいところかもしれない。

成瀬 髪型についても、本人がめちゃめちゃキマってると思っていても「それやめたほうがいいよ」って普通に言うんですよ。最年少の松下が「ゆうちむ(宮月)さん、それは女の子受け悪いと思いますよ」って。

宮月 最年長に向かって堂々と(笑)。でも、それくらい風通しのいいグループなんだと思います。

成瀬 お互いに言えないことがないよね。

アイドルのキラキラ感を表現した初シングル

──「キミホリ」は、初デートのドキドキ感を封じ込めた“THEアイドルソング”です。聴きどころを教えてください。

宮月 歌詞がとにかくかわいいです。タイトルは「君とホリデイ」の略なんですけど、休日のデートをイメージした歌詞にとにかくワクワクします。ジェットコースターやメリーゴーラウンドというワードも入っていますし、曲を聴きながら「家を出発して遊園地に向かって……」という物語を想像してもらえるとうれしいです。念願の1stシングルということで、いかにアイドルのキラキラ感を出せるかが勝負だと思いました。

──7人の歌声が見事にバラバラで、個性が立っているなという印象でした。

一同 ありがとうございます!

宮月 おかゆ(岡田)はきれいな低音、一ノ瀬はよく通る高音、松下は自分のキャラに合ったかわいい声……みたいなメンバー全員の特徴を生かせる歌割りになっています。暉に関してはドスが効いてる(笑)。

成瀬暉

成瀬 あはははは(笑)。僕、たまにアイドルじゃなくてヴィジュアル系みたいな歌い方になるんですよ。それに声量がデカすぎて、ライブハウスくらいの規模感だと僕の声しか聞こえなかったり。

丸橋 しゃくりすぎたりね(笑)。

宮月 あと、星野は福岡出身で訛ってるんですけど、それがたまに歌にも出るのがオツだなと。丸橋はかなり高い声が出て、僕はオールマイティ!

星野 いいとこどりか(笑)。

──「キミホリ」の振り付けはどんな感じに仕上がっているんですか?

丸橋 サビでは7人がぴょんぴょん跳ねます。楽しいのでぜひ真似してほしいです。

成瀬 1番のサビのラストに「太陽」という歌詞があるんですけど、みんなで手を上げて、後ろに倒れるような動きをするんです。そこも会場一体でやれたらいいな。

松下 S字になるとこもポイントですよね?

宮月 また上から見ればという話なんですけど、ジェットコースターを表現したフォーメーションがあるんです。波打ったレールのような。これも伏線なので、いつかデカい会場で披露できたらいいな。

Zepp Tokyoまで一気に駆け上がりたい

──シングルのカップリング曲についても話を聞かせてください。

宮月 先ほど話に出た「爆裂ハングオーバー!」は、とにかく騒いで踊りまくる曲です。

丸橋拓海

丸橋 「みんなでバカになろうぜ!」と振り切る感じ。

宮月 歌詞にもそういう要素があって、歌を聴かせるというより、わちゃわちゃふざけて遊ぶ曲になってます。「ナガレボシ」はAMAZ時代から歌っている曲で、今でも好きだと言ってくださるファンの方が多いのでシングルに入れました。AXXX1S版をぜひ楽しんでほしいです。

星野 「ナガレボシ」はものすごく歌詞がエモくて素敵。普通に帰りの電車とか聴きたくなります。

丸橋 「LINEストーリー」は皆さん聴きなじみのあるLINEの着信音から始まる曲で、歌詞では恋の駆け引きを描いています。

成瀬 「LINEストーリー」の次に「キミホリ」を聴くと流れがいいかも。デートに誘って、「よし今日が本番だ!」という感じで。

宮月 「Wait For You」という曲は失恋ソングなので、そのあと恋が終わるまでを1枚のCDで楽しむことができます(笑)。

──では、最後に今後の抱負をお願いします。

宮月 この1stシングルを通して、いろんな方にAXXX1Sを知ってもらいたいです。もっとライブ会場の規模をデカくして、地上波のテレビとかメディアにもどんどん露出していきたい。まあ、とにかく売れたいっすね(笑)。

成瀬 目標はZepp Tokyo。今回のシングルをスタートに、そこまで一気に駆け上がりたいと思います。

星野 繰り返しになりますが、AXXX1Sは楽曲もいいし、振り付けもお客さんと一緒に踊れるものが多いんです。なので一度ライブに来てもらって、楽しい空間を共有することで僕らを好きになってもらえたらうれしいです。

AXXX1S