ドラマ「BG~身辺警護人~」|最終回を前に見どころ一挙おさらい!ちょっと細かい「BG」クイズも

木村拓哉が主演を務めるドラマ「BG~身辺警護人~」が、毎週木曜21時からテレビ朝日系で放送中。2018年に放映された同名ドラマの新シリーズにあたる本作では、木村演じる主人公の島崎章が、私設ボディーガードとして奮闘するさまが描かれる。斎藤工が、フリーになった章を追ってバディを組む高梨雅也に扮したほか、菜々緒、間宮祥太朗、道枝駿佑(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)、田中奏生、市川実日子、勝村政信、仲村トオルら個性豊かなキャストが出演に名を連ねた。

映画ナタリーでは本作の特集を展開し、見どころを振り返るコラムとマニアックなクイズを掲載する。まもなく最終回を迎える「BG~身辺警護人~」の魅力を一気におさらいしよう!

レビュー / 前田かおり クイズ作成 / 前田かおり、秋葉萌実

TELASA(テラサ)では「BG~身辺警護人~」を見逃し配信中!最新話まで一気に楽しめる!!

「BG~身辺警護人~」新シリーズをおさらい!

木村拓哉が見せる新たな顔

丸腰の状態でまさに“命の盾”となり、あらゆる危険からクライアントを護ってきた島崎章。前作から約2年ぶりに、木村演じるあの民間ボディーガードが帰ってきた! だが、今作の章は「クライアントを選びたくない」という信念を貫くため、組織を飛び出し、独立した私設ボディーガードという立場に。つまり、利益優先の会社に背を向けた章の考え方がよりクローズアップされる。例えば、大手警備会社では扱えないと断られたワケありなクライアントたちに章は寄り添い、命だけでなく、その大切な未来や夢を護り抜く。

「BG~身辺警護人~」より、田中奏生演じる島崎瞬。

心に熱いものがありながらも、常に冷静沈着で一歩引いたところで人を見る。そんな章を、木村はじっくりと演じる。木村は昨年から今年にかけて、「グランメゾン東京」や「教場」などの主演ドラマで芝居に円熟味をのぞかせ、俳優として“新たな木村拓哉”を打ち出している。特に、今回の「BG」では前作以上に、体を張ってクライアントを護るというボディーガードとしての覚悟を、無駄のない動きで体現。そんなパーフェクトぶりの一方で、家では反抗期を迎えた一人息子・瞬の扱いに頭を抱えるごく平凡な父親の顔も見せる。毎朝、息子のために朝食を作るのに、邪険にされたり毒づかれたり。お父さん形無し……。こんな木村拓哉、今までのドラマで見たことないっ!

木村拓哉×斎藤工のコンビネーションもパワーアップ!

「BG~身辺警護人~」より、斎藤工演じる高梨雅也。

前作では何かと章に突っかかってきていた高梨。今作ではそんな彼が、KICKSガードを辞めた章のことを気にして、私設ボディーガードの初仕事に同行し、そのままサポート。いいコンビネーションを見せた。そして高梨は第2話で章の「一時的な感情で動くな」という言葉も聞かずにKICKSを辞め、島崎警備へ入社する。

その第2話で登場したクライアントの姉から「いいコンビね。ベタベタ仲良くはないけど、お互いわかるところはわかってる」と見透かされる。まさにこの言葉が表すように、「誤差なし」の合言葉でボディーガードの任務に就く2人は、仕事では最強にして最高のパートナー。そんなキャラクターを木村と斎藤が絶妙な間合いで演じ、エピソードを重ねるごとにコンビネーションもパワーアップする。あうんの呼吸のボディーガードぶりも見ものだが、ぶっきらぼうで融通の利かない高梨に、章がKICKSガードの菅沼まゆ(菜々緒)との仲を気にするやり取りなど、男2人の公私にわたる絆がどう変化していくのか、そこも今作のお楽しみ!

ボディーガードたちの関係性にも変化が…

「BG~身辺警護人~」より、菜々緒演じる菅沼まゆ。

前作での職場・日ノ出警備保障では紅一点のボディーガードだった菅沼まゆ。運動神経抜群で演じる菜々緒のキレッキレのアクションは見惚れるほど。今作では、仲村トオル演じるKICKSガードの社長、劉の目に留まり、ビジネスウーマンとしてテキパキ働く姿を見せる。その一方で、独立した章らとKICKSとの間で板挟みに。また一度は別れてしまったものの、高梨のことを気にかけるなど、2人の仲は今後の章たちの去就にも関係していきそう。

日ノ出警備保障時代はド新人だった沢口正太郎も一人前のボディーガードに成長。ついに恋人もできる。間宮祥太朗が、メンバーの中で愛される弟キャラとして沢口を今作でも明るく演じているが、中盤以降のとある出来事で運命が大きく変わっていく。果たして、章たちの強い絆はどうなってしまうのか。

また、前作で死亡した身辺警護課の前課長・村田五郎(上川隆也)の後任として就任した小俣健三もクセ者キャラ。組織に背を向けた章らを敵視し、腹の中では何を考えているかわからない男を勝村政信が意味深に演じているところも見ものだ。

章を取り巻く人々にも注目!

「BG~身辺警護人~」より、市川実日子演じる笠松多佳子。

総合病院の整形外科医で、日ノ出警備保障時代から章たち身辺警護課の契約担当医を務める笠松多佳子。第1話で、暴漢と戦った際にワインオープナーで手を負傷したり、第2話ではクライアントをかばって階段落ちしたりと、生傷の絶えない章の体をケアしてくれるだけでなく、心を明かせる相手でもある。市川実日子がナチュラルな演技で、章の癒し的存在になる多佳子を好演。2人がひょんなことから近しくなっていく過程も気になるところ。

また、今作で注目したいのは、章が事務所を構えたビルの1階にあるカフェ・ジャンクションでバイトしている大学生の中島小次郎。カフェをひいきにする章に声を掛け、個人事務所のWebサイト制作を買って出るといった今どきな青年で、なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が演じている。道枝は子供の頃から木村の大ファンで、撮影初日は「ガタガタ震えるほど緊張してしまった」とか。だが、木村が真摯に撮影に取り組む様子を見て、初心に戻り、「ヤバいな、もっとがんばろう!」と思ったそう。こう語る道枝の成長ぶりを最終回まで、見守りたい。

謎の男・劉を仲村トオルが好演

「BG~身辺警護人~」より、仲村トオル演じる劉光明(奥)。

今作で、章と敵対することになる男、劉光明。IT系総合企業KICKS CORP.の社長で、日ノ出警備保障を買収し、KICKSガードの現社長に。物腰は柔らかく紳士的で、彼の下で働くことになるまゆはその好人物なところに惹かれそうになるが、その実、冷酷なビジネスマンという一面も持つ。ボディーガードの地位と利益を上げるためにはクライアントも政財界のVIPに限るべきだと言いながら、過去のある出来事からボディーガードを駒としか考えていないと言い放つ。仲村トオルが、腹の底で何を考えているかわからない劉というキャラクターを好演する。

木村とは2007年放送のドラマ「華麗なる一族」以来13年ぶりの共演だが、2人だけで対峙するシーンでは息を呑まずにはいられない。ドラマの終盤に向かうにつれて、章たちの前に大きくたちはだかる劉。最後までまったく目が離せない。

なたは何問わかる?「BG~身辺警護人~」クイズ

「BG~身辺警護人~」から、ちょっとマニアックなクイズをお届け。全問正解者の中から抽選で5名に、オリジナルQUOカードが当たるプレゼント企画も! 応募は下記フォームで2020年8月25日(火)11時30分まで受け付ける。

Q1:第1話

けがをして病院を訪れた章。医師の多佳子から「今夜は○○禁止」と言い渡されたことは?

  • A 食事
  • B 運動
  • C アルコール

Q2:第2話

天才ピアニスト恵麻を狙う暴漢が使った武器は?

  • A スリングショット
  • B バット
  • C エアガン

Q3:第3話

実業家・道岡の病室に訪問者が。名乗った名前は?

  • A 佐藤
  • B 鈴木
  • C 田中

Q4:第4話

章たちを訪ねた沢口の手土産は巻き寿司と何?

  • A いなり寿司
  • B 鯖寿司
  • C うに軍艦巻き

Q5:第5話

沢口が日ノ出警備時代より給料が上がったのは、○○手当がつくようになったから?

  • A 住宅
  • B 残業
  • C 危険

Q6:第6話

カレー食堂さくまの看板に描かれていたイラストは?

  • A カレーライス
  • B カレーソースポット
  • C お皿とスプーン