終わりゆく一日

あらすじ・ストーリー　チューリッヒの工業地帯にあるスタジオ。ひとりの男が街並みを望む家の窓辺に35ミリのカメラを構え、外の風景を撮り続ける。朝から昼、夕刻から夜、晴れの日から雨の日と刻一刻と変化する町の表情。そこに重なる留守番電話のメッセージが男の人生を物語る。

解説　スイスのトーマス・イムバッハ監督が15年以上に渡って定点記録した映像を基に作り上げた異色のドキュメンタリー。チューリッヒのある部屋から見つめた町の映像に、留守番電話に残された親しい人からのメッセージなどを重ね、監督自身と言えるひとりの男の人生を浮かび上がらせる。主人公の心象風景と重なるボブ・ディランの歌など、音楽も絶妙。

スタッフ	監督：トーマス・イム・バッハ