お笑いナタリー Power Push - カンニング竹山

犬童一心監督ショートムービーで啓発「詐欺は防げる」

振り込め詐欺をはじめとする高齢者詐欺被害が近年増加している。こうした被害の未然防止を図るため、内閣府と消費者庁、警察庁、金融庁の連携による「『高齢者詐欺被害の未然防止』啓発キャンペーン」が12月3日にスタートした。

このキャンペーンの一環としてWeb限定動画「毎日話せば詐欺は防げる」篇が制作され、カンニング竹山が主演を務めている。我が子を思う母の愛がせつなくも温かく描かれた動画で、竹山は息子役を熱演。このたびお笑いナタリーは動画制作にまつわるエピソードや高齢者詐欺被害への思いを竹山に尋ねた。

取材・文 / 成田邦洋 撮影 / 小坂茂雄

 
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高齢者詐欺被害の未然防止Web動画「毎日話せば詐欺は防げる」篇

ある日、母が詐欺にあった。突然の出来事にいらだつ息子は、母の思いがけない一言によって大切なことに気付く。親子の絆が綴られた2分間の物語。

主演 / カンニング竹山 監督 / 犬童一心 楽曲 / 吉田山田

本気で詐欺を減らしていきたい

──「『高齢者詐欺被害の未然防止』啓発キャンペーン」のお仕事の依頼を最初に受けたとき、どのような感想をお持ちになりましたか?

カンニング竹山

ありきたりだけど、テレビ番組のドッキリかと思いました。「内閣府から俺に仕事来る?」って(笑)。でも突き詰めていくと本当の話だった。逆に言うと「俺、ちゃんとしてんだな」と思いました。きっといろんな裏も調べたんでしょうね。ということは俺、OKな人間だからよかったなと。親にも堂々と言える仕事です。

──竹山さんが起用された理由は何だったと思われますか?

以前バラエティ番組で詐欺グループに電話をかけたことも含めて、詐欺に関するいろいろな問題意識を公表していたからでしょうかね。また違った形でこういうふうに詐欺撲滅のために活動できるのはありがたいことだと思います。

──完成した動画をご覧になった感想は?

時間が決められた動画の中にも物語性があり、我々と同じ世代が母親に対して心の揺れ動くさまが綺麗に表現されていて、すごく感動的な作品になりました。犬童一心監督にも思いがあって、打ち合わせからしっかり説明していただきました。動画を世の中の人に観てもらうことによって、本気で詐欺を減らしていきたい。おこがましい言い方ですけど、詐欺に関しては犬童監督とともに世の中を変えられたらいいな、という思いが強い作品です。

「ママ」と呼ぶ母親への思い

──竹山さんは普段から実のお母様のことを「ママ」と呼んでいらっしゃるということで、この動画でも竹山さんのセリフに「ママ」という言葉が登場しますね。

最近は正直あんまり「ママ」とは呼ばなくなりましたけど、小さいときから「ママ」「パパ」で育てられた家なので「ママ」「パパ」が正式名称ですね。

──正式名称(笑)。

最近はだいぶ親とも立場が変わってきましたけどね。こっちもおじさんになるし、親もだいぶ子供に頼るようになってきますので。兄も姉も僕もニックネーム的に「ねえ、バアさん」と言ったりしますが、やっぱりここ一番は「ママ」ですね(笑)。どっかで直さないと直らないもんです。

──竹山さんご自身で、お母様が詐欺に遭わないように取られている対策はありますか?

カンニング竹山

この動画と同じですけど、僕や嫁が電話をかけたりしてコミュニケーションをよく取っています。僕が実家に行くことはそんなに多くはないんですけど、逆に母親がこっちに来たりもします。あと僕の後輩やマネージャーを母親に会わせているので、お互いに電話番号も知っているんですよ。

──動画のタイトルでもある「毎日話せば、詐欺は防げる」を体現してらっしゃいますね。

それをやっとけば声や口調もわかりますし、それが一番近道だと思います。

「高齢者詐欺被害の未然防止」啓発キャンペーン
「高齢者詐欺被害の未然防止」啓発キャンペーン

振り込め詐欺をはじめとする「特殊詐欺」の被害は2014年、認知件数が13,392件、被害総額が約565.5億円と、いずれも前年と比べ大幅に増加している。「『高齢者詐欺被害の未然防止』啓発キャンペーン」は、これらの被害の未然防止を図るため、内閣府と消費者庁、警察庁、金融庁の連携によって2015年12月3日にスタートした。
従来のキャンペーンは詐欺に遭う高齢者自身に向けたものが中心だったが、今回は詐欺に遭う高齢者の子供世代に向けた新たな視点で展開されている。カンニング竹山はこのキャンペーンのWeb限定動画「毎日話せば詐欺は防げる」編で主演を務めた。

カンニング竹山(カンニングタケヤマ)
カンニング竹山

1971年4月2日生まれ。福岡県出身。サンミュージックプロダクション所属。