ハリセン春菜がM-1決勝進出者会見でパンツの色を明かす

12月7日、漫才日本一を決めるビッグイベント「M-1グランプリ2009」（ABC・テレビ朝日系）の決勝進出者が決定し、都内にて記者会見が行われた。

第9回目となる今大会は、過去最多の4629組がエントリー。優勝賞金1000万円を目指し、決勝常連組からアマチュアまで結成10年以内のグループが予選を闘ってきた。今回、めでたく決勝戦に進出したのは、ナイツ、南海キャンディーズ、東京ダイナマイト、ハリセンボン、笑い飯、ハライチ、モンスターエンジン、パンクブーブーの8組。会見では、藤井隆とABCアナウンサー加藤明子が司会を務め、決勝進出者の喜びの声に耳を傾けた。

東京ダイナマイトは、登場するなり「5年ぶりにM-1の舞台に忘れ物を取りに来ました」とハチミツがコメント。ところが、せっかくのカッコいい決めゼリフを言っている途中で場内に「バン！」とSEが入ってしまい、記者席からは思わず笑い声も漏れた。

昨年2008年に3位だったナイツは、2年連続決勝進出。塙は、優勝した場合の賞金の使い道について「漫才協会の人たちに1万円ずつ手渡します」と語り、土屋も「年金みたいな形です」とその提案に追随した。

2004年に準優勝、2005年に最下位を味わっている南海キャンディーズは、4年ぶりの決勝入り。しずちゃんは優勝した際の公約として「ボクシングをやっていて国内に対戦相手がいないので、賞金を使って海外にデカい女を探す旅に出たい」と語った。一方の山里は「2人で分けた賞金の500万円をエサに結婚してくれる女性を募集して、『山-1グランプリ』を開催する」とコメントし、藤井隆に「わけがわかりません！」と一蹴されていた。

決勝戦初進出のハライチは、「23歳と一番若いんで、フレッシュにがんばりたいと思います！」と元気いっぱいに澤部がコメント。「フレッシュという言葉自体が古いんですけれども」と藤井にツッコまれていた。

テレビバラエティで引っぱりだこのハリセンボンは、2007年以来、2度目の決勝戦進出。昨年2008年は準決勝で涙を飲んでいたが、この1年間で変わったことを藤井に尋ねられると、「大先輩のシルクさんに赤いパンツをいただきまして、それを全大会で身につけてきたので、その結果だと思います」と春菜が答えた。ちなみに、サイズはLサイズとのこと。

ハライチと同じく決勝戦初登場のパンクブーブーは、準決勝の審査結果を聞いた直後の感想を尋ねられ、「僕のほうはこれからが勝負だなと思ったんですけど、相方のほうを見たら、歴代チャンピオンが優勝したときよりも号泣していたのでドン引きでした」と佐藤が答えた。黒瀬も「泣きすぎて、まわりに誰も来なくなりました」と反省のコメント。

2008年に引き続き、2年連続で決勝戦に進出したモンスターエンジン。1000万円が手に入った場合の使い道を藤井に尋ねられるや、食い気味で「車を買います！」と西森が答え、会場を沸かせた。

8年連続決勝進出という驚異的な記録を更新中の笑い飯。「今年はここが違うという部分を教えて欲しい」と藤井にコメントを求められると、「すっかり老けました。いまは糖尿の気があります」と西田が答え、哲夫は「普段何かにすがることはないんですけど、2009年は1年間コンビでパワーストーンをハメていました」と腕につけたパワーストーンを公開した。8年連続でこの記者会見に出ていることを藤井に触れられると、「“今年の出来はどうだ？”と毎年聞かれて、ボージョレ・ヌーヴォーですよ」と西田が答え、場内の笑いを誘った。

大会委員長の島田紳助は音声メッセージで登場。「あっという間に1年が経って、今年もM-1の季節がやってきました。M-1の季節ということは、また新しいスターが1組か2組誕生するわけです。今日そこにいる8組の方々は、やっとの思いで来た8組だと思います。スターへの入り口の扉を開ける定員はあと1組か2組になっています。1組か2組はいないと、M-1が盛り上がっていかないと思いますので、ぜひがんばって優勝してください。優勝した瞬間に、来年の給料は他の事務所の場合は10倍、吉本の場合は1.8倍になります。では、決勝戦当日会いましょう。お願いですから、敗者復活には負けないでください。以上、大会委員長の紳助でした」とコメントした。

既報のとおり、会見ではネタ順抽選会も行われ、決勝1本目のネタ順が下記のように決定した。

1. ナイツ（マセキ芸能社）
2. 南海キャンディーズ（よしもとクリエイティブ・エージェンシー）
3. 東京ダイナマイト（よしもとクリエイティブ・エージェンシー）
4. ハリセンボン（よしもとクリエイティブ・エージェンシー）
5. 笑い飯（よしもとクリエイティブ・エージェンシー）
6. ハライチ（ワタナベエンターテインメント）
7. モンスターエンジン（よしもとクリエイティブ・エージェンシー）
8. パンクブーブー（よしもとクリエイティブ・エージェンシー）
9. 敗者復活戦勝者

決勝戦の模様は、12月20日（日）にABC・テレビ朝日系にて18時30分から20時54分まで生放送される。司会は今田耕司と上戸彩、審査員は島田紳助、松本人志ほかを予定。

また、敗者復活戦は、同じく16時から17時25分まで放送。実際の敗者復活戦は、大井競馬場にて同日12時開演・17時終演予定となっている。今年も漫才日本一を決める熱い闘いに注目しよう。