着ぐるみ春日もサプライズ登場、若林出演映画女子会試写会

本日2月26日、映画「ひまわりと子犬の7日間」のHOT PEPPER独占・女子会試写会「女子会 with HOT PEPPER」が行われ、オードリー若林が登場した。

同映画は来月3月16日より、新宿ピカデリーほかで全国公開。信じる心を失った母犬・ひまわりとその子犬を通じて命の大切さをつぶさに見つめる物語となっており、若林はこの作品の中で、保健所の若者・佐々木一也を好演している。

平松恵美子監督と一緒に登場した若林はまず「今日はみなさんお忙しい中、試写会にお集まりいただきありがとうございます。ネクタイをひまわりカラーにしてきました。映画のほうはどうだったでしょうか？ 一生懸命やったつもりなので、いい感想を持ってればいいなと思います。以上です」と挨拶。平松監督からは「舞台挨拶何個かさせていたんですが、こんなに黄色い声に包まれたのは初めてです。楽しんでいってください」と声をかけた。

MCから、オファーを初めて受けたときのことを聞かれた若林は、「なぜ私にと思いましたが、『あまり仕事にやる気がない青年を探している』ということだったので、それならと。実年齢より3歳くらい若い役だったので、1、2kg体重を絞って」と言うと、監督は「ほんとですか？ それ」とビックリ。「ほんとなんです。あんまりたくさん食べてるとよくないと」と理由を語り、「（体重を落とすのが）きつかったっすね」とおどけてみせた。それに対して監督は「完成披露のときに久しぶりに会ったら『あれ？ こんなにパンパンだったかな』と思った」と切り返し。若林は苦笑しながら「4kgくらい太ったんです。次回作までには絞ります」と予定のない次回作の話を振ると、監督は「またやる気のない役を考えます」とさらりと答えていた。

息の合ったやりとりを繰り広げていた2人だが、監督はそんな若林の第一印象について、「やる気がない感じというか。積極的に役を考えてるのかそうじゃないのかわからなかった。『ほかはだいたいできる自信あるんですけど』みたいな感じでしたよね。それが面白いなと思いました。真面目な話をすると『この表現ができない』ってはっきり言えるってすごいこと。一応褒めておきます」と、ストレートに表現。若林は「1カ所だけ、“人間のいい部分”が出るシーンがあったんですけど、僕にその引き出しがなかったので、『難しいですよ』と。『帰りてー』というセリフは一発OKだったんですけど。『“帰りてー”がこれだけ似合う人もいない』という言葉をいただきました」と補足した。さらに監督は「高い声出るんだって意外でした」とも。「高い声で転んでくれってことだったので。歌うときは出ないんですけどね」と返す若林に観客も思わず笑っていた。

今回の試写会では、事前に観客から質問を募集。若林は、「犬は克服できたか？」という質問には「ひまわり役の女優犬イチとは打ち解けた。動物克服したかなと思ってたら、動物番組のロケでひよこ触れなかった」、「ストレス解消法は？」という質問には「逆方向にカーナビをセットして『Uターンです』って言われたら、『うるせーよ、バカヤロー』って言います。自分の行きたい方向に行くんだっていうのを再確認できる。人の指図ばっかり聞いて生きてますから」と回答している。また、観客には2択クイズが行われ、「イチは何匹で演じているか？」「若林演じる一也の好物は？」などの問題が。最後の問題まで9名が勝ち残り、最後はジャンケンで勝者1名を決定しプレゼントが渡されることとなった。

このプレゼンターとしてイチの着ぐるみが登場。しかし記念撮影後もなかなか舞台を去ろうとせず、若林は思わず「ちょっと邪魔……」と一言。そして「もうプレゼンターの役は終わったんで。ハウス！」と声をかけても嫌がるジェスチャーをしてみせ、若林と押し問答になった。

若林が無理矢理追い出そうとすると、着ぐるみの頭が取れ、中から出てきたのは相方の春日。記者から一斉にたかれたフラッシュに「写真やめて！」と顔を手で隠すも観念し、「改めまして、ひまわりを演じましたオードリー春日です」と挨拶した。続けて若林が「本当にいい映画なんで、お友達にも薦めていただきたいと思います。ありがとうございました」と締めるも、春日は「次回はわたくしのほうもよろしくお願いいたします」と監督にしっかりアピールしていた。さらに映画での若林の演技について「一番近くで見てきた男ですから」と前置きしたうえで、「佐々木一也というのを演じるんじゃなくて、そこにいた。たいしたもんだな」と絶賛。「特に原付で去っていくシーン。ネタ合わせの後のよう」と、2人の歴史を思い返していた。

最後はスペシャルゲストのイチも登場し、ひまわりを手に持った観客をバックに記念撮影。ファンには特別な時間を過ごすことができたイベントとなった。映画の詳細はオフィシャルサイトにて確認を。