劇団ひとりがテレビマン熱演、鈴木おさむ渾身舞台が上演決定

来年2013年3月26日（火）から31日（日）まで、鈴木おさむ原作・脚本・演出の舞台「テレビのなみだ」が東京グローブ座にて全8公演上演されることが決定。劇団ひとりが主演を務める。

2010年3月に発売された鈴木の書籍「テレビのなみだ～仕事に悩めるあなたへの77話～」が原作となっているこの舞台。同書の後半に、仕事とプライベート、バラエティと現実、笑いと涙に挟まれた、テレビを愛するとあるテレビマンが登場している。今回の舞台でバラエティ番組の制作に誠心誠意、熱意を傾けるそのテレビマンを演じるのが、ひとり。そして彼の最愛の妻でありながら病身となってしまう女性の役を、西田尚美が演じる。そんな2人を一番近くで見つめた川合月人役は、注目のアーティスト・施鐘泰（JONTE）。さらに、山崎樹範、駿河太郎、伊勢佳世といったキャストも出演する。

仕事がノリにノッているところで最愛の妻が大きな病にかかってしまったとき、仕事を全力でやり続けるべきか、それとも仕事を休んで妻と一緒にいるべきか。しかもその仕事がバラエティ番組のプロデューサーだったら。鈴木が経験した実話をもとに紡がれる熱い男達とその家族の物語を、ぜひお見逃しなく。チケットは12月2日（日）より一般発売が開始される。

劇団ひとりのコメント

この主人公は強い人だなと感じました。僕が同じ状況になったら、看病とバラエティ番組の両方を、妻に何も顔に出さずに両立するというはなかなかできないことだと思います。そして僕も、信用できるスタッフさんと一緒のとき、なにか1個でも笑いをとりたい、カットされてもいいからこの人のために頑張ろう、と思います。
おさむさんとの舞台は久しぶりなので今から楽しみでなりません。前回も難しいテーマでしたが、そこら辺をただ説教臭く描かず、きっちりと笑いを入れていく手腕は見事でしたので今回も期待しております。おさむさんはこれから幾つか舞台を抱えているようですが、他はコケようが知ったこっちゃないのでこの台本に一番力を入れてくれることを信じています。鈴木おさむ作品の代表作と言われるように頑張ります。

西田尚美のコメント

みんないろいろ事情があって、それでもどんな人でも、希望をもって物を作って生きているんだなって思いました。主人公は、奥さんのことが大好きだったと思うので、それだけ愛されてた人なんだと感じさせるような素敵な人を演じたいです。悲しいだけではなく。夫婦が一緒にいてどれだけ楽しかったかというのを体現できればと思います。

施鐘泰（JONTE）コメント

究極の選択というか、自分だったらどうしただろう、とすごく考えさせられました。自分にとっての仕事と自分にとっての大切な人とのあり方。自分の人生を問われたような気がします。いろんな経験の集大成をこの舞台で見ていただけたらと思います。

テレビのなみだ

日時：2013年3月26日（火）～31日（日）全8公演
会場：東京グローブ座
原作・脚本・演出：鈴木おさむ
出演：劇団ひとり / 西田尚美 / 施鐘泰（JONTE） / 山崎樹範 / 駿河太郎 / 伊勢佳世
テーマ曲：山下達郎「ゲット・バック・イン・ラブ」
チケット料金：S席6800円 A席5600円
12月2日（日）一般発売開始
問い合わせ：チケットスペース（TEL：03-3234-9999）
制作協力：（株）SLUSH-PILE.
主催・企画・制作：TBS