プロレス大好き芸人たちが映画「レスラー」に感動

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昨日3月30日、沖縄・桜坂劇場にて行われている「第4回沖縄国際映画祭」で「プロレス大好き芸人と学ぶ男の美学『レスラー』トークショー&生オーディオコメンタリー」が開催され、バッファロー吾郎、ザ・プラン9・なだぎ武レイザーラモンRG、NON STYLEが登場した。

「プロレス大好き芸人と学ぶ男の美学『レスラー』トークショー&生オーディオコメンタリー」に登場したバッファロー吾郎、ザ・プラン9・なだぎ武、レイザーラモンRG、NON STYLE。

「プロレス大好き芸人と学ぶ男の美学『レスラー』トークショー&生オーディオコメンタリー」に登場したバッファロー吾郎、ザ・プラン9・なだぎ武、レイザーラモンRG、NON STYLE。

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映画「レスラー」は2009年公開されたミッキー・ローク主演の映画。全盛期を過ぎて、それでも細々と現役を続ける初老のプロレスラーが苦汁を味わいながらも人生の再起をかけて闘う姿を描く人間ドラマとなっている。

まずはNON STYLE井上が「バスケ、バレーなどやってましたが、プロレスは見たことありません」、相方の石田も「草野球でボールを投げただけで骨折したことでおなじみ石田です。プロレスまったく興味がありません」と自己紹介。続いてはプロレス大好きのバッファロー吾郎Aが「スカッシュをやってました。くさかりーまさおです」とボケると、相方の竹若が「あなたがやってたのは剣道と柔道という汗臭いスポーツでしょ」とツッコんだ。スポーツ経験ゼロのなだぎは「できることといったら武藤敬司と同じ動きができるということと、武藤と同じくらいひざが悪いこと」と華麗に動いて見せ会場は爆笑。続くRGは大学でプロレス同好会に入ったことをきっかけにこれまでの輝かしいプロレス経験を語り、芸人たちも会場もその錚々たる対戦相手の名前に圧倒された。

映画ではプロレス界の裏の裏まで見えるということで、「対戦ではいろいろ用意があるものもあるし、本気のときもある」「どこまでがほんとなのかわらかない」などと言いつつ、この映画も「1つのレスリングの形」と説明。井上が「一番の見どころは?」と聞くと、なだぎらは「それはミッキー・ロークですよ!」と口をそろえた。なだぎが「彼の等身大の作品でもある」とその魅力を語り、木村も「芸人とオーバーラップする」と言うと、RGは「僕たちもいつバイト生活になるかわからない。みんながミッキー・ローク」とコメント。すると「そろそろあるあるいらないって言われるかも」「プロレスあるあるないでしょ」「いきなりは無理やろ」と芸人たちがザワザワし始めた。RGは「1個だけある」ということでゴダイゴの「銀河鉄道999」にのせてプロレスあるあるを披露。「プロレスは招待客多い」というあるあるに、竹若が「映画にはそういうあるあるもいっぱいでてくると思います」ときれいにまとめて映画がスタートした。

映画では、テレビで見られるプロレスとは違う雰囲気のプロレス会場が現れ、RGがその状況をわかりやすく解説。「この試合はいわゆる吉本興業みたいな大きいところがやっている試合じゃないんです。試合には昔のスターとかが出るような」と流暢に語り、劇中に流れる音楽も説明。井上が「脚本家ばりに知ってますやん!」と驚くと、「俺が作った」というバレバレのウソを言い、「めっちゃ大胆なウソつく」と周囲からツッコまれてしまった。ミッキーが落ちぶれながらも試合を盛り上げ周囲から賞賛されるシーンでは、「この感じね? NON STYLEもM-1思い出すでしょ?」「あれでしょ、一緒にシャワーあびるか? って2人で言ったんでしょ?」と映画のシーンになぞらえてノンスタにフリ。「いや思い出さないです! そんなんないです!」とプロレス好きな先輩芸人にいじられていた。その井上が長髪のミッキーの仕草に「髪切れや、邪魔そうにすんなら」とツッコむと、一斉に「お前が切れや」とツッコミが。「僕は邪魔じゃないです」とキッパリ言い返した。途中どこからともなくミッキーのモノマネが始まると「誰か今モノマネしました?」「妖精です」「変なことするのはすべて妖精」「もしくはなぜか来ているPOISON GIRL BAND阿部」という会話も。全員終始ワイワイしながら映画を楽しんだ。しかしミッキーの不器用な生き方に後半は全員釘付けに。その悲しくもカッコいい生き様を言葉少なに見守った。

映画が終わると、「ほんとに胸が痛いというか、見てられないですね」となだぎ。RGも「家族のことよりも結局ファンのほうが家族というのはわかる」とうなづいた。プロレスに興味がなかった石田も「すべてうまいこと行くんやって思ったのに」と映画に夢中になった様子。すると井上が「なぜこんな感動の場面で木村さんがいないんですか?」と言うと、木村が「ごめんごめん、ミッキー・ロークに会いに行ってた」と慌ててトイレから戻ってきた。

芸人たちはこの映画について、「最初たった4館でしか上映されたなかった」「映画会社が(主役は)ニコラス・ケイジで、と言ったのを監督が頑なにミッキーでと言ったので製作費が下がった」「その結果ドキュメンタリー映像のように」といった裏話を披露。ノンスタの2人も「臨場感あった」「役柄がというか、本人が言うてるように見える」と、そのいきさつに驚いた様子だった。劇中でミッキーがスーパーでバイトをしている最中に客に絡まれる場面を思い出すと、「僕らも言われることありますからね」と辛い表情に。RGは「『チーズあるある言えや!』とかね。『古くなったら固くなりがちや!』って言い返したり」と、落ちぶれた将来を想像した様子だった。その後も「観てる間ずーっと胸が痛かった」「貯金しようと思った」「万が一阪神巨人師匠がああなったら見てられない」と、不安を口にし、木村も「僕もちょっと『オモシロクナール』というドーピングに頼ってるところがある」と反省。全員「え?」と聞き返すと、「何回も気を失ったからね、スベりすぎて」とミッキー・ローク気取りだった。

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