「架空OL日記」はバカリズムが2006年から3年にわたり、OLになりすまして更新していたブログ「架空升野日記」をまとめたもの。OLの「私」が、同僚のマキちゃんや後輩のサエちゃん、頼れる先輩の小峰様たちと送る、ありもしない日常が淡々と綴られている。
ドラマ版の主人公は、バカリズム演じるちょっとズボラなOL・升野英知。原作と同じく勤務先の更衣室や休憩室、仕事帰りに立ち寄る駅ビルなどで、マキちゃん、小峰様、サエちゃん、酒木さんらと繰り広げる他愛ないやり取りが描かれる。監督は、バカリズムが原案、脚本を担当し出演もしている「住住」(日本テレビ)の住田崇。キャストはまだ明かされていない。なおドラマは読売テレビでの放送終了後よりHuluにて独占配信される。未放送のシーンも含まれる特別版だ。
バカリズムは今回のドラマ化決定に「書籍化されるだけでも驚きなのに、ドラマにまでなるなんて超ラッキー」とコメント。主演を務めることについて「この世界観を成立させるとなると、自分が演じる以外の方法がないのでとにかくがんばって面白くしようと思います」と説明し、「女優さんたちの空気感にうまく馴染みつつも、絶対的な違和感を出せればと思います」と意気込んでいる。
バカリズム コメント
──OLになりすまして書いていたブログが本になり、このたび、ドラマになります。
もともとただの暇つぶしに始めたブログが、書籍化されるだけでも驚きなのに、ドラマにまでなるなんて超ラッキーだと思います。
──脚本家としていろいろな作品を書かれてきましたが、原作、脚本、主演をされるこの作品への思いを教えてください。
原作、脚本だけじゃなくて、主演もとなると、スケジュールが大変だしセリフもたくさん覚えなければいけないので、できれば避けたかったのですが、この世界観を成立させるとなると、自分が演じる以外の方法がないのでとにかくがんばって面白くしようと思います。
──OL役を演じることへの意気込みをお願いします。
今回演じるOL役は普段自分がコントで演じるような女性役でもなければ、女装をした男性役でもないかなり特殊な役なので、女優さんたちの空気感にうまく馴染みつつも、絶対的な違和感を出せればと思います。
──見どころを教えてください。
物語自体はOLさんのほのぼのとした日常を淡々と描いたものなので、共感したりニヤニヤしたりしながら楽しんでもらいつつも、数分に1回くらいふと「男が書いて男が演じている」という狂気を思い出していただければと思います。
住田崇 コメント
バカリズム脚本の中でも、最も独創的でクレイジー(笑)だと思います。キャスト、スタッフ一同、ドラマとしての新たな可能性に挑戦してます。放送を楽しみにしていて下さい。
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