NSC東京22期生の首席はナイチンゲールダンス、弁護士の夢を捨てお笑いの道へ

本日2月22日、NSC（吉本総合芸能学院）東京校の22期生が首席を懸けて争う「NSC大ライブTOKYO 2017」が東京・浅草公会堂で開催され、ナイチンゲールダンスが優勝した。

NSCの生徒が1年間で学んだ成果をネタに込めて披露する「NSC大ライブ」。今月20日には大阪・大阪国際交流センター 大ホールで「NSC大ライブOSAKA 2017」が開催され、フリップネタのピン芸人・山ノ内がNSC大阪39期生の首席に輝いている。

はりけ～んずがMCを務めた本日の決勝では、予選を勝ち抜いた8組がトーナメントで激突した。ナイチンゲールダンスは予選を1位で通過した勢いそのままに、息の合った漫才で勝利を重ねて優勝。ボケの中野なかるてぃんは喜びを噛みしめつつ「あとは今日を僕のお笑い人生のピークにしないだけですね」と慎重なコメントを放ち、会場の笑いを誘った。

ライブ終了後にナイチンゲールダンスは、はりけ～んずとともに取材会に出席。一橋大学法学部卒で弁護士を目指していた中野をお笑いの道に誘ったという相方・ヤスは「相方が弁護士になる予定だったのを1カ月かけて洗脳してお笑いの道に引きずり込んだ感じなので、なるべく（中野の）親御さんには会わないようにしてたんですけど、やっと顔を見れそうです」と晴れやかな表情に。一方、記者から法学部での専攻を聞かれた中野は「刑法のゼミに入ってました。薬物の卒論を書きました」と怪しげな笑みを浮かべた。

ナイチンゲールダンスの2人が出会ったのも大学時代。日本大学のお笑いサークルで部長をしていたヤスが、一橋大学の新入生歓迎ライブに行った際に中野が目に留まり、声をかけた。ヤスは人を巻き込む能力やリーダーシップに長けているそうで「サークルでは20人だった部員を僕が100人に増やしまして。他大学から荒々しすぎて『海賊サークル』と呼ばれるようになってました」と驚きのエピソードを明かしていた。

はりけ～んず前田はナイチンゲールダンスを「1回戦を見たときから『いくんやろな』とは思った。最終的にネタ4つやってましたけど、まだまだネタがありそうな余裕さえ見えました」と絶賛。また新井も「同期から恐れられてる感じがあった」と2人を評していた。

ナイチンゲールダンスは優勝特典として、3月5日（日）に大阪・なんばグランド花月で開催されるライブ「よしもとゴールデンアワー」に出演。MCのダウンタウンと共演を果たす。