タモリがNHKで司会、イグアナと同じ気持ち

今月8月30日（土）より4回シリーズで放送される「NHKスペシャル『巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃』」（NHK総合）で、タモリが司会を務める。

この番組は地球上に将来起こり得る「異常気象」「スーパー台風」「巨大地震」「火山大噴火」といった巨大災害の脅威に迫るシリーズ。地下のプレートやマントルの大循環、大気、海といった地球に備わるダイナミックな変動メカニズムに焦点が当てられる。

本日8月19日、番組収録にあわせて東京・NHKで取材会が行われ、タモリが出席。多くの取材陣の前に「今日は勝手に番組をやってるにも関わらず、これだけ来ていただきましてありがとうございます」とタモリらしい言い回しで挨拶をする。すでに途中まで収録を終えた番組について「最近激しい天変地異が起こっていて、起こったがゆえに新しくわかったことが番組の中で語られている。私自身『なるほどな』というところが随所にあってたいへん面白い。ぜひご覧になっていただきたい」とPRした。

NHKスペシャルへの出演に関してタモリは「お笑いをやっているのとこういう番組をやってるのと、気分的にあまり差がないんですよね。興味があることをやってるだけで、この番組が堅苦しいとかはいっさいない」と心境を明かす。さらに「僕が考えるのは、バラエティはなんでもかんでもあるからバラエティ。お笑いだけがバラエティじゃない。こういう番組をやるのとイグアナをやるのとは、まったく同じ気持ちです」と話して会場の笑いを誘った。

具体的な災害については「興味があって心配なのは地震。とても身近な脅威です」と、ときおり専門的な知識を交えながら持論を展開するタモリ。自身の災害対策を尋ねられると「防災グッズを完全に持っています。水や食料の備蓄、発電機があります」とその徹底ぶりを披露する。続けて「すいません、自慢してもいいですか？」と自ら話を切り出し「九州のほうに手を回しまして、昔あった“バチンとやったら赤くなるストーブ”を2台持ってます」と停電時へ備える防災意識の高さを覗かせた。