会場をバブル時代の大磯ロングビーチにしたい

かおり　私、学生の頃は「SUMMER SONIC」でバンドを知ることがすごく多かったんですよ。その時その時の旬なアーティストとか、まだあまり日本では知られてない良質なバンドが出演されているイメージだったので、毎年出演ラインナップを心待ちにしながら、お勉強させていただいてました♡ 65daysofstaticを知ったきっかけも2006年の「サマソニ」でしたし。おナマで観て惚れ込んで、ソッコーCDをGET WILDして、翌年には単独公演にも行っちゃいました♪

清水　そういうのを持ち帰れるのがフェスのよさだよね。初めて観て「あっ、このバンド好きかも」って思って家に帰ってから調べるとか、そういうことをみんなに続けていってほしいんですよ。

まい　ウチらも「サマソニ」をきっかけに知ってもらって、何かを持ち帰っていただけるような存在になれたらいいなあって思います。「ついでに観たけど、思ったよりよかった」とか、そういうような。

かおり　DA.YO.NE～！ 世間的にベッド・インって「本当に実在しているのかわからない、ツチノコやネッシーみたいな存在」と思われてるフシがあって……（笑）。

まい　オーパーツ的な感じなんですかね？（笑）

かおり　本当は“なんてっ勃ってアイドル”なのに、初見の方にはお笑い芸人さんだと思われることも多かったりするので（笑）。でも去年の「SUMMER SONIC」でバンド形式でおギグをやったとき、お客さんから「イメージが変わった」「こんなロックだなんて知らなかった！」「ちゃんと音楽をやってる人たちなんだ」っていう反響をたくさんいただけて、本当にうれしかったですね。

清水　BABYMETALも最初はそうだったもんね。かつてあんなに「こんなのロックじゃない」って言われてたのに、今や日本を代表するロックになっちゃったからね。やっぱりその風向きはライブで変わっていくんですよ。

まい　そうですね。ウチらもやっぱりおナマには自信があるので、試乗してみていただきたいですね。私たちを選んできてくださった方にはやまだかつてないティッシュタイムをお届けしたいと思います♡ 「生でダラダラいかせちゃうゾ♡」みたいな♡

かおり　ベッド・インを単独で観るのは躊躇するような方も、ぜひ気軽にお味見しに来てチョンマゲ～♡

──BEACH STAGEというシチュエーションもベッド・インにピッタリですしね。

かおり　こんなに海が似合うナオンだっていうのに、実は私たち、ビーチでおギグをしたことがないんですよ！ というわけで、とりあえず水着にはなりたいですねぇ～♡

まい　夏をおマンキツしちゃいたいね～!!! そして、夏 is overする前に、みんなのオーヤンもフィーフィーさせちゃう!!

かおり　“世界でいちばん熱い夏”にしたいよね～♡ 私、過去にBEACH STAGEでトミー・ゲレロさんを観たんですけど、とってもABCDE気持ちでした♡ BEACH STAGEはメッセの中とは空気感が全然違うというか、突然どこか遠くのリゾートに来たような気持ちになれるんですよね～。

清水　あそこは「Electric Zoo Beach」や「JAPAN JAM BEACH」の会場でもあって、ビーチだけでも十分フェスができるような場所なのに、そこを「SUMMER SONIC」の1ステージとしてぜいたくに使ってるんですよね。BEACH STAGEができてから「SUMMER SONIC」に開放感が増したと思ってるんだけど、今年はベッド・インに、さらに開放してもらっちゃっていいですかね？

かおり　“まかせて！チン・トン・シャン”です♪ バブル時代の大磯ロングビーチのような、マリンブルーの風を吹かせたいと思っております！ みんな、ウチらと“リゾラバ”しよ？♡

ベッド・イン流、サマソニの回り方

──ベッド・インのお二人は出番が終わったあとに、ほかのステージに遊びに行く予定ですか？

かおり　ロンモチです！ サマソニがフィニッシュするまで、いろんなステージに遊びに行って、フロアでダンシングヒーローしちゃおうと思います♡

清水　ベッド・インは大阪公演には出ないから、ゆっくりできるよね。「SUMMER SONIC」って翌日大阪があると、終わってすぐに移動するから、意外とみんなおマンキツできないんですよ（笑）。幕張で出番がトップだと、最初に盛り上げてあとは遊びまくるってことができるよね。

まい　もしかしたら一番ぜいたくな時間帯をいただいたかもしれない！ 私、佐野元春さんを観に行きたいんです。

かおり　私も～！ あとはTRFさんも観た～い♡

清水　TRFは間違いなく盛り上がるからね。

かおり　TRFさんの曲は、誰もがタ～ウ～できちゃいますもんね♡ それに、1つの大きな時代を築いた方々のおギグですもん、おナマで観たら絶対感動しちゃいますよね！ あとは、エレファントカシマシ、Suchmos、そして私たちとヌキ挿しならぬ関係の女王蜂も観た～い♡ Phoenixも絶対観たいし、あとはKasabianも……。Kasabianを観ると「あー、サマソニに来たなー」って感じがするんですよね～！

清水　それは忙しくなるね（笑）。

かおり　観たいアーティストが多くて、まいっちんぐぅ～！ でも幕張メッセ内だけで過ごすぶんには、ステージが近くて移動しやすいので、欲張っていろいろ観ようとしてもダイジョーブイだったりするんですよね♪ 「SUMMER SONIC」ってそこもタマランチ会長な魅力だなと、いつも思ってます。

清水　しかも今年は「好きなジャンルが決まってる人はほぼ動かないでOK」っていうステージ割りになってるから、いつもよりも疲れないかもしれない。幕張の2日目で言うと、ダンスミュージックやポップスが好きならMOUNTAIN STAGEにずっといればいいし、パンクやメロコアが好きだったらSONIC STAGE。この日のSONIC STAGEは、なくなった「PUNKSPRING」がそのまま復活したみたいな感じだよね。

かおり　わ～！ 本当ですね。SONIC STAGEではPennywiseやSum 41も観たいです！ 高校時代にバンドでコピーしたりしてたので、思わずパンクキッズに戻っちゃいそう……♡

清水　MARINE STAGEも、Royal Bloodあたりから熱いロックが立て続けに4つ続くっていうのは見どころだと思う。Royal Bloodはギターとドラムの2人だけでバンドサウンドを作るとてつもない奴らなんですよ。そこから始まってMAN WITH A MISSION、BABYMETAL、Foo Fightersという流れ。BABYMETALは「SUMMER SONIC」に6年連続で出てるんですけど、最初に出たのはSIDE-SHOWで、そこからステップアップして今年ついにMARINE STAGEに立つんです。

まい　なんと!! 夢がMORI MORIですね！

清水　BABYMETALが出るのはヘッドライナー前のMARINE STAGEなので、“日本人アーティストに限って言えばメインアクト”という位置にとうとう上り詰めたわけです。そういう意味でも、今年の「SUMMER SONIC」に向けての彼女たちの気合いは半端ないんじゃないかと思います。18年も開催してるとそういうストーリーが生まれてきますよね。1年目に小さいステージでやってたColdplayが、今や東京ドームでライブをしてたりするし。

かおり　じゃあ、もしかしてベッド・インもいつかはMARINE STAGEに……!?

まい　おマクラ次第ってことですかね……？

かおり　ああ～ん♡ ユンケルンバでガンバルンバしたいと思います！