クマの中身はキレイな女の人たちだったなんて！

まき　何度か大きいイベントでご一緒させていただいてますけど、こうやってじっくり話すのは初めてですよね。

秋本帆華　はい。改めてよろしくお願いします。

──あゆみくりかまきがくりかまきとして活動を開始したのも、チームしゃちほこが路上デビューしたのも2012年なんですよね。ほぼ同期と言ってもいいのかなと思うんですが。

まき　えっ！ そうなんですか？ うちらは5月から活動し始めました。

秋本　私たちは4月からです。

まき　すごい！ 同期だったんだ。うれしい。

──お互いを認識したのは？

まき　私がよく覚えているのは去年出演した名古屋の「メ～テレ秋祭り」のとき。ライブのあとにご挨拶させていただいて、もうかわいくて、キラキラしていて……。

秋本　ええ!? チームしゃちほこはキラキラしてないで有名なんですよ！ あゆくまちゃんのほうがキラキラです！

まき　いやいや！ そのとき間近でライブも観させてもらって、パフォーマンスがすごくて一瞬で虜になりましたね。

あゆみ　あゆみはステージの上でも楽屋でも元気いっぱいで、裏表がなくてキラキラしてるなって思いました。

伊藤千由李　私たちも同じイベントであゆくまちゃんのライブを観させてもらったんですけど、かわいらしいクマの見た目からはイメージがつかないくらい激しくてびっくりしました。“人間”の姿になってからお話するのは今日が初めてですね。

秋本　クマの中身はこんなにキレイな女の人たちだったなんて！

あゆみ　うれしい。ありがとうございます。

あゆくまとしゃちがライブで大事にしていることは？

まき　私、2年前の武道館観に行かせてもらったんですよ。もうパフォーマンスが完璧で感激してしまって……（参照：竹内力も大興奮、しゃちほこ初の武道館公演）。

秋本　わあ、そうだったんですね。ありがとうございます！

まき　つい最近も武道館でライブされていましたよね。行きたかったなあ（参照：しゃちほこ、2度目の武道館ワンマン完遂！サプライズ成功に感涙）。

あゆみ　ああいう大きいライブのときってどれくらい練習をするんですか？

秋本　もうすぐ開催の横浜アリーナ公演は2週間ですね。あれくらいの規模だと、いつもはギュッと集中して5日間くらいのレッスンになることが多いです。

くりか　へえ、そんな短期間でやるんですね。すごいなあ。短期間でギュッと凝縮してやると頭の中がごちゃごちゃになりませんか？

秋本　ごちゃごちゃになりますよ（笑）。でもしゃちではそのごちゃごちゃ感もいいよねってみんな思ってるんです。なんか“練習してきた感”が出過ぎちゃうのはつまらないなって。

伊藤　そうだね。いつも練習していても、本番で全然違うことしちゃったりするもんね。8月にやった2度目の武道館がセンターステージだったんですけど、ポジションとかもせっかく決めたのに途中からみんな自分がどこにいるのが正解かわからなくなってきちゃって、めちゃくちゃ（笑）。

秋本　「次私があそこに行くはずなのになんでちゆがいるの!?」とか、けっこうあったもん（笑）。でもそれはそれで楽しかったし、「もういいや！」ってなりましたね。

くりか　でもしゃちほこちゃんって、その“ごちゃごちゃ感”をライブ中に全然感じさせないですよね。

伊藤　がんばってごまかしてます（笑）。あゆくまちゃんたちは作り込んだものをステージで披露するっていう感じなんですか？

くりか　あゆくまも「決めた通りに動かないと」っていう頭になっちゃうと自然に動けなくなっちゃうから、その場のテンションで動くようにはしてるんですけど、やっぱり1つ崩れると全部ぐちゃぐちゃになっちゃうことが多くて。いつもライブだとどういうことを大事にしていますか？

秋本　しゃちはお客さんとライブを作ることが一番大事だと思っています。お客さんの掛け声とか振り付けがないとライブは未完成だと思っています。だから本番になるまで完成形がわからないんですよね。

伊藤　うん。しゃちのライブは“お客さん参加型”だよね。ファンのみんなが振り付けを完璧に覚えてきてくれたりもして。

まき　そうなんですね。あゆくまも一緒で、一体感を一番重視しています。あゆくまのファンは“またぎ”って言うんですけど、いつも応援してくれているまたぎも、初めて観てくれた人もみんなで1つになるっていうことを意識してライブに臨んでます。

秋本　うんうん。思ってることは一緒ですね。やっぱりやるからには楽しまないと！