幽世テロルArchitect|現実ではない幽世から“タブー”を歌う

幽世テロルArchitectが1stシングル「かごめかごめ / Hybrid TABOO」をリリースした。

幽世テロルArchitectは、ぜんぶ君のせいだ。やゆくえしれずつれづれといった個性的なグループを生み出してきたレーベルプロダクション・コドモメンタルINC.が新たに手がけるユニット。メンバーはのなめら、个喆(こてつ)、ヤマコマロの3人で今年7月にユニットとして活動を開始した。音楽ナタリーではシングルの発売を記念して3人にインタビューを実施。ユニットのコンセプトや、彼女たちが持つ将来のビジョンなどを聞いた。

取材・文 / 倉嶌孝彦

何かやるんだったらコドモメンタル

──幽世テロルArchitectはもともと2人組ユニットとして活動していたんですよね。

のなめら はい。7月に初ライブをしたときは私と个喆の2人でした。

个喆 そのあとすぐに(ヤマコ)マロが入って3人になりました。

个喆

──それぞれどういう経緯でコドモメンタルINC.に所属することになったんですか?

のなめら 私はもともとコドモメンタルが手がけているアーティストさんが大好きで。Twitterとかで流れてくるアーティスト写真とかライブ写真とか、とにかくイメージを大切にしているし、すごく惹かれていたんです。だから何かやるんだったらコドモメンタルしかないって思ってました。

──アーティスト活動をしたいからどこかを探していたのではなくて、コドモメンタルで何か表現することを目標にしていたんですね。

のなめら そうです。ここだけに入りたいって感じでした。

个喆 私は、(ゆくえしれず)つれづれさんが大好きで。いろいろ活動を追っていたら、コドモメンタルさんの所属アーティストは学業とかが両立できないくらい、それぞれの活動に全力で向き合っているように見えたんです。命を懸けて活動してる感じが私はすごくいいと思ったから、オーディションを受けてみました。

──その後、ヤマコマロさんが加入するわけですね。

ヤマコマロ はい。私が入ったのが8月です。私はとにかく「音楽がしたい」って思いが強かったんですけど、どう表現したらいいのかをずっと考えていて。ギターを弾いてバンドを組んだり、いろいろやってはみたんですけどどれもしっくりこなくて。そんなとき「幽世テロルArchitect」のオーディションが開催されることを知って「あ、これかもしれない」と思ったんです。

ヤマコマロ

──皆さんもともとどんな音楽が好きだったんですか?

个喆 个喆はつれづれさんが大好きです。シャウトとかが入る激しい曲が好きなのかもしれないです。

のなめら 私は小さいときから家で音楽が流れていて、大瀧詠一さんとか坂本龍一さんとか、Yellow Magic Orchestraさんとかそういう音楽をずっと聴いてました。一時期は歌詞がないインストの曲を好んで聴いていたこともあって、わりといろんなものに触れてきたと思います。

ヤマコマロ 私は邦楽のロックをよく聴いていました。それでギターを始めたっていうのがあるんです。

幽世テロルArchitect
「かごめかごめ / Hybrid TABOO」
2017年10月4日発売 / コドモメンタルINC
幽世テロルArchitect「かごめかごめ / Hybrid TABOO」

[CD]
1080円 / CMI-0030

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収録曲
  1. かごめかごめ
  2. Hybrid TABOO
  3. 逆十字
幽世テロルArchitect(カクリヨテロルアーキテクト)
のなめら、个喆、ヤマコマロの3人からなるユニット。2017年7月にのなめらと个喆の2人体制で活動を開始し、所属レーベルプロダクション・コドモメンタルINC.が主催するライブイベント「こどもめんたる~はっぴょうの伍~」で初ライブを行う。同年8月にヤマコマロが加入し、3人体制に。同年10月に1stシングル「かごめかごめ / Hybrid TABOO」を発表した。また翌11月29日には2ndシングル「ユビキリゲンマン」をリリース予定。