interview

──h.ear onの付け心地はどうでしたか？

まず耳に当たる部分がすごく柔らかくて、長時間付けてても耳に負担がなさそうですよね。あとライブで使ってるイヤーモニターと近い密閉感で外の音が遮断されて、ヘッドホンから聞こえてくる音に集中できることに驚きました。

──h.ear onは5種類のカラーとスタイリッシュな形も魅力です。

私はライムイエローを選んだんですけど、少しくすんでいて上品さもあるし、いろんなファッションに合わせやすいなと思いました。年齢も性別も問わない形でもあるし、誰にとってもおしゃれのポイントにもなると思います。

──ハイレゾ音源も聴いていただきましたがいかがでしたか？

今回がハイレゾ初体験だったんですけど、スタジオにいるときのような音を味わえました。ブレスの感じとか、聴き逃してた音が聞こえてくるのが楽しかったです。ハイレゾって空間全体を楽しめるというか、楽器の音をより楽しんでもらえるものだと思うんです。みんなで作った音を隅々まで届けられるのはうれしいですね。

──ハイレゾ音源の普及によってアーティストのレコーディングの仕方も変わってきそうですよね。

はい。最近、空間を音に反映したレコーディングをしたいと思ってて、広いスタジオで録ってみたり、スタジオの扉全開にしてマイクを立てて録音してみたり、いろいろ実験してるんです。そうするといつもと違う音が録れたりするんですよね。

──RINAさんにはハイレゾで聴きたい作品としてThe Beatlesの「Rubber Soul」を挙げていただきましたが、その理由を教えていただけますか？

2012年に開催した「SCANDAL『LIVE IDO LIVE』TOUR 2012」のSEとして、1曲目の「Drive My Car」を使ってたんです。それをきっかけにThe Beatlesを聴くようになったのでピックアップしました。それと、昔の作品をハイレゾで聴いたらどんなふうに聞こえるんだろうって気になって。「Rubber Soul」って実験的な要素が多い作品だし、特に打楽器のアレンジが面白いんですよね。