ゲッサン発、バンドマンガの最新型はツーバス美少女とのハイスクールラブストーリー!
──ベースの子はパンクっぽいファッションですが、ギターの子はメイド服かつ巨乳ですよね。そのあたり、すごく戦略的なキャラ造形だなあと思ったのですが。
高田 そうですね、割と考え抜いて作っているところはあります。僕は「ハヤテのごとく!」の畑健二郎先生のところで3年近くアシスタントをしていたので、そこで学ばせてもらったことが出てるかもしれないですね。畑先生のマンガイズムというか。
──それは具体的に言うと?
高田 「女性キャラはとにかく可愛く」そして「いっぱい出せ!」(笑)。もっと言えば、畑先生の師匠にあたる久米田(康治)イズムなのかもしれません。あと「BECK」のハロルド作石先生がどこかのインタビューで「バンドマンガは95%コケる」っておっしゃっていたんですよ。
星野 そんな縁起の悪いことを(笑)。
高田 や、なのでとにかくできるだけのことは何でもしておかなきゃって。キャラ作りもそうだし、演奏シーンも、他の音楽ものをいっぱい読んでみて、淡々と描写するものから、音符が舞うものとかいろいろあったんですけど、僕はむしろスポーツものとか、別ジャンルの躍動感を参考にして描いてみたりしてます。
──演奏シーンは強烈でしたね。白熱すると演奏者ごとにトドやライオンが登場するという。あれは何なんでしょう、スタンド?
高田 どうでしょう(笑)。でも小雨の最初の演奏シーンではヒヨコだったのが、ちょっと成長したことでちゃんと鳥が飛ぶようになったり、あの動物が何かを表しているのは事実です。
──ああいうアイデアに、星野さんはどのくらいコミットしてらっしゃるんですか。
星野 ほぼ世界観が確立されているんで、そこに僕が横やりを入れることはあんまりないですね。ただ考え込んじゃうとこう(視野狭窄のジェスチャー)なっちゃうタイプなので、そこで「いやいや」って方向修正するようなことはあります。
高田 連載を始めてみてわかったのが、結局独りでやってても限界があるってことですね。もともとはバンドや会社の人付き合いが煩わしくって、マンガ家なら独りでやれるだろう、って選んだところがあったんですけど……もちろん独りで突破できる作家さんもいるとは思うんですが、僕はそのタイプじゃなかったですね。星野さんと夜中に電話したりして「なるほど」って思ったりっていう。
──バンドでも、ひとりでスコアまで書いて配るより、みんなで……
高田 そう、ドラムだったらその人のドラムを出してもらったほうが良かったりしますよね。バンドで曲を作っていく感じとちょっと似てるなって。
──なるほど。ちなみに星野さんはバンドで言うとどのパートでしょう。
高田 んー、ベースじゃないでしょうか。ベースってわりかし理論派っていうか、全体を冷静に見渡せるタイプの人だと思うので。司令塔というか。違いますかね?
星野 いやそんな、自分が司令塔だとか言えるわけないじゃないですか! タイトルの件ではポカやってますし。でもありがとうございます(笑)。
※このプレイリストに登場した曲は、いずれもWeb上(のどこか)に試聴ファイルを確認できたものばかりです。ぜひ一緒に聴きながら作品をお楽しみください。
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10月25日生まれ 愛媛県出身。2006年「ポテトシくんのユウウツ」で少年サンデーまんがカレッジ佳作受賞。2008年、週刊少年サンデー超増刊にて「ハリケーンハリケーン」でデビュー。ゲッサン創刊2号にて、「ハレルヤオーバードライブ!」で連載デビュー。