「もらいタバコのジーン」ならぬ、「●●の下野紘」

──今日はせっかくなのでもう1つお伺いしようと思っていたことがありまして。ジーンには「もらいタバコのジーン」という異名があると思うんですが、この「ACCA」のBlu-ray BOX / DVD BOX第1巻の発売日が下野さんのお誕生日ということもあるので、津田さんから下野さんに何か「もらいタバコのジーン」のような愛称をプレゼントしていただけないかなと思ったんです。

下野　あはは（笑）。

──ただ、先程「騒がない下野紘」というキャッチーなフレーズが出てきてしまったので、それがぴったりなのかなとも思ってはいるんですが。

津田　確かに。「騒がない下野紘」で決まりな感じがしちゃいますね。

下野　でもそれはジーンを演じてるときですもんね。何かありませんか？

津田　うーん……そうだなあ。何がいいかなあ。……眼鏡をイジられる下野紘。

下野　あはははは（笑）。「眼鏡イジられの下野紘」。

──そんなにイジられるんですか？

津田　いろんな人から眼鏡に指紋を付けられてしまうんですよ。

下野　本当に（笑）。もうね、やめてくれよって。拭くの大変なんだよって言ってるんですけどね。ゲストに来た人にまで触られますから。

津田　恒例になってましたね。

──何かご利益があるんですかね。

下野　ないですよ、何も！（笑） みんな僕に「ちょっ……！」って言わせたいだけですから。

──でもそうすることで、みんなが楽しい気持ちになる？

津田　楽しい気持ちにはなりますね。

──ああ、じゃあいいことじゃないですか。下野さんの眼鏡を触ったら、みんながハッピーになれる。

津田　そうなんですよ。

下野　（笑）。

──わかりました。じゃあ「眼鏡イジられの下野紘」でいいでしょうか。

津田　いやあ……どうでしょう？（笑） うーん……やっぱり「騒がない下野紘」でしょうね。「騒がない下野紘」が一番しっくりくるかもしれないです。

下野　ちょっと気に入ってますね（笑）。

津田　なんか面白いなって（笑）。気に入っちゃいました。

またジーンに会いたい

──それでは最後に、改めて読者へメッセージをいただけますでしょうか。

津田　全12話が終わりまして、「ただのお洒落アニメだと思うなよ」といろんなところで言い続けていたんですが、その意味がわかっていただけたのではないでしょうか。キャラクターがそれぞれドラマを背負っていますし、物語にも深みがあって、泣ける作品だったんじゃないかなと思います。「ACCA」という独特で素敵な世界観を持つ作品に関わることができて、ニーノという役を演じることができて本当によかったなと感じています。「終わっちゃったなあ」という寂しさはありますが、思い残すことは何もない作品にできたことが幸せです。Blu-ray BOX / DVD BOXも発売されますので、そちらでもお会いできたらうれしいですし、直に声を聞かせていただける機会もあったらよいなと思ってます。ずっとオンエアを観てくださって、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

──ありがとうございます。それでは下野さんもお願いできますか。

下野　そうですね……ニーノが全部しゃべってくれたので……。

津田　しゃべっちゃったね。ちょっとしゃべりすぎちゃったなー。

下野　いやいや（笑）。でもそれだけ熱のある、かつ奥深い作品だったと思います。とにかく何度も何度も観ていただきたいですし、最終回まで観てからもう一度見直すと、また違った視点で楽しめる作品だと思います。Blu-ray BOX / DVD BOXには盛りだくさんな特典もございますし、ぜひそちらもお手に取って楽しんでいただけたらうれしいです。原作も完結しましたが、番外編の「ACCA13区監察課 P.S.（ピーエス）」は続いていますので、そちらのほうも応援していただければ幸いです。個人的にはまたどこかでジーンを演じる機会があったらいいなと思ってますし、津田さんもおっしゃっていたように、直接皆さんの声を聞ける機会があったらいいなと。何より僕自身が、またジーンに会いたいなと思っています。皆さんが応援し続けていただけたら何かあるんじゃないのかと期待もしているので、アニメは終了しましたが、これからも「ACCA」の応援をよろしくお願いいたします。