パンサー尾形の「落武者ダンサーズ」がすごい

──「『有吉の壁』Break Artist Live'21 BUDOKAN」のBlu-rayとDVDではどこを注目してほしいですか？

大津　ぷらもでる。の曲はどれも素晴らしいんですけど、特にライブで初披露した「Runner」は歌詞をじっくり読み解きながら聴いてほしいです。武道館に向けて僕と淡路で真剣に書きました。「パロディなんだから、これくらいの内容にしておけば及第点だろう」というラインの先を目指して、持てる作詞能力をすべて出し切っています。激ムズのダンスもマスターしたので、マジで見てほしいです。

ポチ

淡路　ほかのユニットもちゃんと本人が歌詞を考えているんですよ。「ブレイクアーティスト選手権」は歌詞がもっともウケを左右する部分なので、みんな結構真剣。だからライブに来てくれた人もBlu-rayとDVDでもう一度全曲の歌詞をじっくり味わうと楽しいと思います。

かたまり　自分以外のキャラクターだと、パンサー尾形さんの「落武者ダンサーズ」は必見です。とにかくパフォーマンスとしてのクオリティが高い。「はいはい、いつもの尾形さんでしょ」と舐めてかかった観客を、ただただすさまじいクオリティでねじ伏せていたので爽快でした。

アメリカ

淡路　落武者ダンサーズはマイケル・ジャクソンの「スリラー」っぽいダンスを落武者の格好で披露するんですけど、曲のタイトルが「チムシャー」（笑）。

大津　「スリラー」と「チムシャー」って別にうまくないもんな（笑）。何もかかってない。僕はとにかく明るい安村さんのビート隊長が好きでした。好きすぎて家でも何回も見ました。これも地味に振り付けが難しいし、ミスが許されない内容なんですけど、それをやり切ってました。

とにかく明るい安村扮するビート隊長。

淡路　終盤には本物のCreepy Nutsさんもゲストで出てくるので、そこを観るだけでも十分価値があると思います。あと、かが屋・加賀くんがカメラマンとして舞台裏を写したフォトブックが豪華版Blu-rayに付いてきます。これが最高なんですよ。素の芸人と変身後の姿の両方が収められていて、「ブレイクしそうなアーティストになりきる」という企画の根幹部分をしっかりと表現してると思います。みんな変身後は本当にアーティストみたいな顔になっているのがすごい。

かたまり　加賀くんが撮ったリハーサル写真の中に、淡路さんの顔が新庄剛志モノマネのときのメイクになっているものがあって、それが面白いので探してほしいです。武道館ライブの前に「有吉の壁」の収録があって、それのメイクのまま来たからそんなことになってるんですけど。

淡路　メイクを落とす暇がなかったんです。よくこの写真載せたな（笑）。

力石

どっぷりと入り込んで、もっと楽しんで

──10月には2回目の「Break Artist Live」がぴあアリーナMMで開催されて、ぷらもでる。も出演予定です。どのようなパフォーマンスになりそうですか？

大津　今回は「ドキュメント」をテーマにしていまして、短い時間の中でいろいろなことが起こると思います。パフォーマンスももちろんあるんですけど、ドキュメント部分にもどっぷりと入り込んでいただければ、より楽しめると思います。

かたまり　実は僕、前回の本番でずっと立ち位置を間違えてたんですよ。「2」って書かれたところに立たなきゃいけないんですけど、ずっと「1」のところにいて、バックダンサーの1人と最初から最後までどん被りしていて。なので今回は立ち位置を間違えないことが目標です（笑）。

淡路　僕とかたまりくんは薄毛治療をしている影響で去年よりまつ毛が伸びているので、より磨きがかかったビジュアルにも注目してほしいです。今日も大津だけつけまつ毛していて、僕らはナチュラルなんです。

ぷらもでる。

ぷらもでる。

大津　えっ、それ初耳やねんけど！ つけま要らず!? （2人の顔を見つめて）ホンマや！ つけましてない！

淡路　ちなみにヒゲも伸びてしまったんですが、それはメイクで隠しながら。

かたまり　長所だけを生かして（笑）。

──では最後にぷらもでる。のお三方にも登場していただいて、お笑いナタリー読者へのメッセージをいただけますでしょうか？

ポチ　そうね……。「『有吉の壁』のBlu-rayとDVDを、あなたの心の棚に置いてよ」。これでどう？

力石　「力まず行きます。あなたの心の中に。“ぷらもでる。”を見れば“こりゃモテる”」でお願いします。

ポチ　なんか私と一緒のこと言ってない？

力石　私は韻を踏んでるから。

アメリカ　アメリカ・フライ・トゥ・ユア……ハート。

ポチ　だから一緒じゃないの！ 英語になっただけで全員がほぼ同じこと言ってるわよ！

ぷらもでる。