「ユリヤンスタジオランド」公開収録イベントレポート&インタビュー|ゆりやんレトリィバァがつなぐファミリーの絆

愛と笑いと感動に包まれた「ユリヤンスタジオランド」公開収録イベントレポート!

ライブのエンディングで「YOUR STUDIO LAND ~自分らしさ彩る笑顔咲くとき~」を歌うゆりやんレトリィバァら。

9月24日、兵庫・あましんアルカイックホール・オクトで開催された公開収録イベント「ユリヤンスタジオランド~2nd Anniversary Family Party~2周年記念公開収録」。ラジオ番組「ユリヤンスタジオランド」のパーソナリティを務めるゆりやんレトリィバァに加え、同番組に深い縁のあるトット、ミキ、さや香が参加し、アットホームな雰囲気で約3時間、賑やかなステージが展開された。

ユニークなアトラクションが満載の「ユリヤンスタジオランド」はいわば“ゆりやんのテーマパーク”。支配人のゆりやんが来場者を迎え、笑顔になれるような楽しい体験を提供する。そのリアルイベントとなる公開収録ではゆりやん自らが場内のアナウンスを担当。間もなくの“開園”に心を躍らせる観客の前に姿を現したゆりやんは、グランドピアノでソロ演奏を開始した。気分がノッてくるとピアノの鍵盤からはみ出して空中を弾き始め、ついには自分のヒザや床を鍵盤代わりにしてみせる。それでも鮮やかなピアノ演奏は鳴り止まず、ゆりやんは「すいません、ごまかしました」とバレバレの弾き真似を大げさに告白。そして不意なタイミングでタイトルコールして「ユリヤンスタジオランド」のオープンを告げる。

オープニングからボケまくるゆりやんレトリィバァ。

ゆりやんは序盤からふざけっぱなしで、「はじめまして、岩です。冗談です、砂です」と挨拶し「調子乗っちゃって!」とさっそくギャグを一発。立て続けに「すみません、人間です。ガクッ……柴崎岳」とシュートのポーズを決めるなどボケまくり、ステージ袖のスタッフからは「早くゲストを呼び込むように」との合図が。ようやく1組目のトットをステージ上に迎え入れたあとも同じボケを繰り返すゆりやんに、ほかのゲストたちはしびれを切らして腕時計を指さしながら段取りを無視して登場。「どんだけオープニングに時間使うねん!」とゆりやんにクレームを入れたが、いざ自分たちも観客を前にすると着席するまでに長い時間をかけてゆりやんとのボケ合戦を楽しんだ。

しびれを切らして出てくるミキら。 ミキの2人はゆりやんのボケすぎを注意しつつ自分たちもボケまくる。 トットもボケる。
オープニングでなかなか紹介してもらえないさや香(左から2人)。

最初のコーナー「ゆりやんの家とミート・ザ・フィーリングショー」では、リスナーから届いた各ゲストへのお便りをもとにトーク。さや香・石井を除いた全員へのメッセージが読み上げられたところでサイレンが鳴り出し、昨年のイベントで出演者と観客が一丸となって倒したダークネス伯爵の娘であるダークネス・プリンセスが現れる。「俺へのお便りは!?」と1人別の理由で戸惑う石井そっちのけで、メンバーは「父の仇を取りに来た」というダークネス・プリンセスが映し出された画面に注目。彼女が用意した課題をクリアしないと全員が「ふっ飛ばされる」ということで、リスナーの悩みを全員で解決する「ミッション・ツイート・インポッシブル」、即興芝居をして決められたセリフでオチをつけなければならない「ネクスト・ザ・シアター」といったアトラクションに挑戦した。

左からゆりやんレトリィバァ、さや香。 ゆりやんを先頭に「Choo Choo TRAIN」を踊りだす一同。 最初のコーナー「ゆりやんの家とミート・ザ・フィーリングショー」の様子。 左からさや香、ミキ。 合わせ技が決まりハイタッチするミキ亜生(左)とゆりやんレトリィバァ(右)。 「ミッション・ツイート・インポッシブル」のコーナーで議論する一同。
ミッションをクリアしアダムス・ファミリーのなりきりアイテムをゲットした一同は、ポースもしっかり再現して記念撮影に臨んだ。

ダークネス・プリンセスが登場するたびにゆりやんが姿を消したり、さらわれたゆりやんとさや香の代わりに「アダムス・ファミリー」のキャラクターに扮した3人にそっくりな人物がコーナーを仕切ったりと、不自然な場面もありながら、一同は無事にすべてのアトラクションを制覇。最後に番組テーマソング「YOUR STUDIO LAND ~自分らしさ彩る笑顔咲くとき~」を歌ってダークネス・プリンセスに“ファミリーの絆”を見せようとしたそのとき、ゆりやんへのサプライズが。番組スタッフが、ゆりやんへの思いを込めて作った新曲「FAMILY TUNE」を用意していたのだ。陰で練習を重ねていたトット、ミキ、さや香が歌い始めると、何も聞かされていなかったゆりやんは「ウソ!?」と困惑しながらあふれる涙を抑える。そんなゆりやんを中心にメンバーたちは肩を組んで「FAMILY TUNE」を歌い上げ、会場を温かい空気に包み込んだ。

「ネクスト・ザ・シアター」に挑むトット桑原、ミキ亜生、さや香・新山(左から)。 即興コントを繰り広げる、さや香・石井、トット桑原、ミキ亜生(左から)。 トット多田(右)は犬になりきろうとするが失敗に終わった。 「ネクスト・ザ・シアター」挑戦中の様子。 即興コントに加わるミキ昴生。 曲当てクイズを出すダークネス・プリンセス(右)とその一味の2人。左の人物はダンスで曲の世界観を表現した。
アダムス・ファミリーになりきる一同。
ゆりやんレトリィバァ

涙を拭うゆりやんは、「私からお礼を言っていいですか?」とスタッフ、共演者、そして会場のファンたちに感謝を述べる。「最近けっこう孤独感じてて……」と語り始め、「でも歌詞を聞いて、いつもトットさんはしょうもない私の話に笑ってくれてるなとか、ミキさんは昔からずっと仲良くしてくれて、3人で夜中までしゃべったりしていたなとか、新山さんはいつも相談に乗ってくれるなとか、全然1人じゃないなって思いました」と仲間たちの存在の大きさを語る。またしても1人省かれた石井については、「1回だけ『ユリヤンスタジオランド』に出てくれた」とゆりやん。全員に「薄い!(笑)」とツッコまれつつ、ポケットからくしゃくしゃの紙を取り出し、冒頭のコーナーで紹介できなかった石井へのメッセージを読み上げる。「ラジオネームにいやんが好き」から届いた質問は「石井さんはよく番組で歯の話をしてますが歯を治す予定はあるんですか?」というあっけないもの。石井はやけになって「あります、今通ってます! 120万ほどかかります!」と全力で答えて笑いを誘った。

サプライズを受けて感涙するゆりやんレトリィバァ(中央)。 泣いているゆりやん(中央)と笑顔で肩を組むミキ昴生(左から2人目)、トット多田(左から4人目)。 エンディングで「YOUR STUDIO LAND ~自分らしさ彩る笑顔咲くとき~」を歌う出演者たち。

その後、駆けつけたラニーノーズを交えて改めて「YOUR STUDIO LAND」を会場の全員で大合唱。出演者たちは幕が下りきるまで観客に手を振り、次回のイベントで再会することを約束した。

幕が下りるまで手を振り続けた。

2019年3月29日更新