野良犬とかヤバいですよ。「ワンワン」だけで、もうアウト。

──今回、初のDVDをリリースされます。一番こだわった部分は？

兄　まず、ただ単にライブを収録しただけのDVDにはしたくなかったんですよ。スタジオで収録したり、ロケに行ったり、Flashアニメを入れたり、いろんな見せ方をしたかったというのが一番ですね。あとは、2000円っていう価格でどれだけのものを詰められるかにも挑戦しました。

──2人にとって目下の課題は？

兄　僕は最近老化が激しいんですよね。すぐに死にかけるっていうか。昔だったらお腹空いても耐えられたんですけど、今はもう動けなくなったり、喉が渇いたら喋れなくなったりとか、致命的な感じがしてきて（笑）。正直、お笑いよりも、まずは自分の体調を管理しないと。DVD発売前だっていうんですけど、まずは体の調子をしっかりと。

弟　僕も今29歳なんですけど、痛風になりまして。

──（笑）。

弟　お酒だけは控えようかと。プリン体はとらないようにしようと思ってます。数の子とか、魚卵とか、ああいうの好きなんで食べちゃうんですけど、痛風はちょっとキツイですね。

──お2人とも体弱いですね。

弟　昔から体調が悪いんですよ。小学校のときも、一緒に2カ月くらい入院したりとか。

──お坊ちゃんでいい環境で育ちすぎた、と。

兄　あるかもしれないですね。抵抗力がつかなかったというか。野良犬とかヤバいですよ。「ワンワン」だけで、もうアウトですね。「ワンワン」の一言でやられるくらい。

弟　動物アレルギーみたいな。

兄　僕、喘息持ちなんですよ、まず。もうそれが来たら、だいたいわかるんですよね。自分の中で、「ああ、“ヒーヒー”来たんだな」っていうのが。……すごいネガティブな話ばっかりしてますね。

弟　生きていけない感じですよね。

もし次のDVDを出せなかったら芸人辞める

──最後に、今後の抱負をお願いします。

兄　まず、DVDを出すっていうのが憧れだったんです。なので、来年も第2弾を出す、と。もし次のDVDを出せなかったら芸人辞める、と。

──そこまで言い切ってしまっていいんですか？

兄　そこまで言いますよ、もう。それでいろんな人にプレッシャーをかけておきます。母親にはお笑いをやっていることに対して「いいかげんにしろ、息子2人が何やってんだ」って言われているので、いいかげんにしようと。そろそろ。

弟　今、兄が言ったように、まずは親を安心させたいっていうのが第一なんですけど、自分の生活を安定させたいっていうのもあるんで、なんとか芸事でアルバイトを卒業できるようにステップを踏んでいきたいです。それで、ゆくゆくは、「進め！ 電波少年」（日本テレビ系）みたいな番組に出てみたいですね。バックパック背負って海外に行くみたいな。

兄　1人で行ってくれって。僕が行ったら死んじゃうんで。僕は、ごはんを手づかみで食べたり昆虫類を食べたりするくらいなら死ぬほうを選びます。だったら死ぬよ、と。

弟　なるほどね。結果じゃなくて自らね。

兄　「この川渡れ！」「だったら死ぬよ！」って。

──スペランカー並の弱さですね。

兄　そうなんですよ。自分の身長くらいの高さでも落ちたらアウト、みたいな。「スペ体質」なんですよ、そこら辺は。

弟　じゃあ、番組で海外に行かせてもらえたら、1人で行きます！