ナタリー PowerPush - IPPONグランプリ

王者秋山と初陣岩尾&観覧ゲストが語る大会の魅力

松本人志がチェアマンを務める芸人大喜利王決定戦「IPPONグランプリ」。2014年5月に放送された第11回大会では、ロバート秋山が2度目の優勝を飾った。

お笑いナタリーでは大会の魅力を伝えるべく特集ページを制作。秋山をはじめ、初出場を果たしたフットボールアワー岩尾のコメントを通して第11回大会をおさらいする。なお今回スタジオに観覧ゲストとして登場した、DJ KOO(TRF)とプロフィギュアスケーターの織田信成は、大の番組ファンを公言。彼らのIPPONグランプリに対する熱い思いも紹介する。

第7回、第8回大会の模様を収めたDVDも5月に発売された。特集後半で2作の見どころを案内する。

取材・文 / 成田邦洋

IPPONグランプリとは?

第11回大会でロバート秋山が優勝した瞬間。

「お台場笑おう会」に招待された大喜利好き芸人による「芸人大喜利王決定戦」。松本人志がチェアマンを務める中、AブロックとBブロックに5名ずつわかれてリーグ戦が実施される。各ブロックを勝ち抜いた2名が決勝で対戦。これまで、バカリズム、バナナマン設楽、おぎやはぎ小木、ネプチューン堀内、千原ジュニア、ロバート秋山、有吉弘行が優勝を経験している。2009年12月にフジテレビでスタートし、2014年5月24日に第11回大会が放送された。

第11回大会のおさらい

ロバート秋山、2回目の優勝!

第11回大会で優勝したロバート秋山。

第8回大会で初出場にして初優勝を飾り、第9回でも決勝に進出した新星・秋山。今回はBブロックで、千原ジュニア、ビビる大木、ピース又吉、ダブルブッキング川元との戦いを制し、決勝へ進出した。芸人大喜利王の座を賭けて対戦したのはネプチューン堀内。第9回の決勝でも同じ対戦が行われ、その際は堀内が優勝を果たしているが、今回は秋山がリベンジに成功した。なおスタジオには、秋山が熱視線を送り続ける女優のかたせ梨乃が観覧ゲストとして登場。秋山とかたせの秘密めいたアイコンタクトも視聴者を楽しませた。

大会史上に残るハイレベルな戦い

第11回大会の様子。左からシャンプーハット小出水、バナナマン設楽、バカリズム。

Aブロックに並んだのは、バカリズム、バナナマン設楽、シャンプーハット小出水、ネプチューン堀内、初出場のフットボールアワー岩尾。この5名が大会史上に残るハイレベルな接戦を繰り広げた。特にバカリズムと堀内はIPPON獲得数がともに10本を超える絶好調ぶり。威勢よくIPPONが飛び交うデッドヒートが全国のお笑いファンを興奮させた。第10回に続いて席が隣同士となった設楽と小出水の心温まる交流も見どころだ。

芸人たちの絵心

第11回大会の様子。

「IPPONグランプリ」における回答の魅力の1つは、芸人が生み出した絵による回答。バカリズムの研ぎ澄まされた回答は今回もやはり目を引いた。また2回目の登場となる小出水も安定感のある絵師ぶり。「絵で提示されるお題に絵で回答する」という珍現象を生み出した。ネプチューン堀内も才能を発揮。Aブロックの「気の長い岸田課長がそれでもキレないこととは?」など複数のお題でイラストを交えた巧妙な回答を見せ、見事にIPPONを獲得した。

DVD「IPPONグランプリ 07」
2014年5月21日発売 / 3240円 / 発売元:フジテレビジョン / よしもとアール・アンド・シー / YRBN-90774
出演者

チェアマン:松本人志

出場者(50音順):有吉弘行 / 飯尾和樹(ずん) / 小木博明(おぎやはぎ) / 小籔千豊 / 千原ジュニア(千原兄弟) / バカリズム / 日村勇紀(バナナマン) / 又吉直樹(ピース) / 山里亮太(南海キャンディーズ) / 吉村崇(平成ノブシコブシ)

フロア進行:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)

副音声:ずん

2012年4月7日放送分を収録

DVD「IPPONグランプリ 08」
2014年5月21日発売 / 3240円 / 発売元:フジテレビジョン / よしもとアール・アンド・シー / YRBN-90775
出演者

チェアマン:松本人志

出場者(50音順):秋山竜次(ロバート) / 後藤輝基(フットボールアワー) / 設楽統(バナナマン) / 竹山隆範(カンニング) / 千原ジュニア(千原兄弟) / 徳井義実(チュートリアル) / バカリズム / 堀内健(ネプチューン) / 又吉直樹(ピース) / もう中学生

フロア進行:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)

副音声:ロバート

2012年11月17日放送分を収録