お笑いナタリー Power Push - 「ハイスクールマンザイ2016」開幕

NON STYLEが語る目指すべきコンビ像とは?

高校生による漫才コンテスト「ハイスクールマンザイ2016 ~H-1甲子園~」が開幕。大会オフィシャルサイトでは7月31日(日)までエントリーを受け付けている。

よしもとクリエイティブ・エージェンシー主催の「ハイスクールマンザイ」は、日本全国から集まった高校生の中から「高校生マンザイNo.1」を決めるイベント。決勝戦に進めば大阪・なんばグランド花月の舞台に立つことができ、成績優秀者にはお笑い奨学金50万円や、よしもとの養成所NSCの入学金免除、よしもと直営劇場のフリーパスといった特典が用意される。前身の「M-1甲子園」から数えて今年で14回目を迎え、パンサー向井も参加経験のあるこの大会は芸人の道へ進むきっかけにもなりうる。2014年度優勝者のいなかのくるまはNSC特待生入学を経て、現在は大阪・よしもと漫才劇場で活躍中だ。

お笑いナタリーでは「ハイスクールマンザイ2016」出場者へのアドバイスを求め、中学、高校の同級生コンビNON STYLEにインタビューを実施。数々の漫才コンテストで輝かしい戦績を残してきた彼らが語る、目指すべきコンビ像とは?

取材・文 / 狩野有理 写真 / 辺見真也

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平々凡々な子供だった(井上)

──「ハイスクールマンザイ」が今年も開催されます。今日は中学、高校の同級生であるNON STYLEさんに、出場する高校生たちの参考になるようなお話を伺えればと思います。まず、お2人はどんなお子さんでしたか?

左から石田明、井上裕介。

井上裕介 平々凡々でしたよ。クラスの中心人物でもなかったですし、貧乏でもなければお金持ちでもないし、成績が悪いわけでもないしとびきりいいわけでもないし。めちゃめちゃ普通やったと思います。

石田明 確かに明るくはなかったですね。声は大きかったですけど。

──意外です。文化祭で歌ったり漫才を披露したりするタイプなのかなと思っていました。

井上 何もしたことないです。石田も暗かったですね。

──石田さんは子供の頃からお笑い好きだったとお聞きしました。

石田 僕は中学の頃、(心斎橋筋)2丁目劇場の追っかけをしていたので、劇場に行くたびに芸人さんがどんなネタしてるかっていうのはメモってましたけど、実際に自分でネタを作ることはありませんでした。

──漫才を披露するような機会はなかったんですね。

石田 いや、修学旅行のときの出し物としてやったことはあります。うちのクラスが出し物でお笑いをやるってことになったんですけど、みんなが全然ネタを作らなくて。そしたら「石田めっちゃお笑い観に行ってんねん」「じゃあ石田作れ」っていう話になって、当時2丁目劇場でやってたネタをモロパクリしてやりました(笑)。人前に出るのがあまり好きじゃなかったので恥ずかしかった。でも、そういうふうに人に仕向けてもらったからできた経験だし、この経験があったから今があるのかなと思いますね。

路上漫才をやってなかったらずっとしゃべれないままだった(石田)

──お2人はよしもとに所属する前、路上パフォーマンスで漫才の腕を磨いていました。路上でやることになったきっかけを教えてください。

石田明

石田 僕が道端で1人コントをしようとしていた頃に、道端で音楽をやろうとしていた井上に誘われたんです。

井上 毎日を楽しくする遊びを探してたっていうだけで、歌でも漫才でも何でもよかったんですよ。とにかく「道端でなんか楽しいことやろうぜ」っていう。

──歌とは違って、立ち話だから通行人から野次を飛ばされることもありそうですが……。

井上 ありましたけど、真剣じゃなかったからよかったんだと思います。「売れんねん!」っていう気概でやってたら、文句言われたりスベったりしたらやめてますね。遊びの範疇だったから、スベってるのも笑えたし、なんとなく続けられました。

石田 路上のおかげで前説はだいぶうまくなったんちゃうかな。荒くれてる人たちの前でやってきたから、デビューしたての頃の前説の仕事も全然怖くなかったです。

──かなり度胸つきそうですね。その後、baseよしもとに所属するためのオーディションに参加されますが、それは何かきっかけが?

石田 路上で漫才してるってことで取材を受けることが多くなってきて、調子に乗っていたんですよ。で、僕が「こんなのあるぞ」と井上にチラシを見せて、「いけるんちゃうの?」っていう感じになって。

井上裕介

井上 それも遊びの範疇なんです。学費払ってお笑いを学んだみんなが受けてるオーディションに「ほな、一丁肩揉んでやるか」くらいの気持ちで乗り込んで。当時はトガってたから「どうせたいしたことないんやろ?」みたいな(笑)。

石田 実際参加してみたら、「誰でもできる漫才やなあ」とか酷評されることも多くて。ほかの人に比べたら早いほうなんですけど、所属まで7カ月くらいかかりました。

──ちなみに一緒にオーディションを受けていて印象に残ってる方はいますか?

石田 ダイアン、山里(南海キャンディーズ)は面白かったです。

井上 でもしゃべったりはしませんでした。僕らはNSC出身じゃないから転校生みたいなもんで。最初はみんな敵だと思ってたし、仲良くなるまでは時間かかりましたね。

「ハイスクールマンザイ2016 ~H-1甲子園~」
「ハイスクールマンザイ2016 ~H-1甲子園~」とは?

日本全国から漫才という試合を勝ち抜いてきた高校生たちが自らの可能性を信じ、自らの夢を実現させるため、「高校生マンザイNo.1」の名を賭けて熱く戦うイベント。動画審査ののち、北海道・東北、関東、東海、関西、中国、九州・沖縄の全6エリアで準決勝が実施される。決勝は8月28日(日)、大阪・なんばグランド花月で開催。

活躍したコンビにはこんな特典が!
優勝者
  • お笑い奨学金50万円
  • NSC特待生(入学金、年間授業料免除)
  • よしもとのタレントとTVや舞台で共演
決勝進出者
  • NSC特待生(入学金免除)
  • 決勝大会開催地(大阪・なんばグランド花月)までの交通費支給
  • よしもと直営劇場観覧年間フリーパスチケット

2016年7月31日(日)までエントリー受付中!
詳しくはこちら

NON STYLE(ノンスタイル)

NON STYLE

左 / 石田明(イシダアキラ)

1980年2月20日生まれ、大阪府出身。

右 / 井上裕介(イノウエユウスケ)

1980年3月1日生まれ、大阪府出身。

2000年5月にコンビ結成。「第41回上方漫才大賞」優秀新人賞、「第4回MBS新世代漫才アワード」優勝、「第21回NHK新人演芸大賞」演芸部門大賞、「第35回上方お笑い大賞」最優秀新人賞、「M-1グランプリ2008」優勝など、受賞歴多数。