お笑いナタリー Power Push - BSスカパー!って知ってますか!?

地上波では絶対に見ることができない!田村淳、劇団ひとり、加藤浩次がオリジナル番組制作

加藤浩次「密着!加藤浩次軍団コントへの挑戦」

2015年10月11日(日)22:00~23:00

番組概要

「イルネス」メンバーと打ち合わせ中の加藤浩次(左から2人目)。

加藤浩次が作・演出を手掛けたコントライブ「イルネス共和国」「イルネス製作所」のメンバーで挑むコント番組。コントができあがるまでに密着した映像とともに、地上波では絶対に見ることができない“画の強いコント”を届ける。「舞台とは違ったステージだからこそ、このメンバーでやってみたいなと思った」(加藤)

<出演者>
加藤浩次(極楽とんぼ) / 六角精児 / 矢作兼(おぎやはぎ) / マンボウやしろ / 秋山竜次(ロバート) / 吉村崇(平成ノブシコブシ)

イルネス製作所~今世紀最大の発明~

BSスカパー!にて2015年10月4日(日)23:00~25:30無料放送

撮影現場レポート

和気あいあい、アイデア出しや雑談も弾む稽古場
「イルネス」メンバーと打ち合わせ中の加藤浩次(左から3人目)。

お笑いナタリーではコント制作の現場にお邪魔し、その様子をレポートする。この日の稽古場は吉本興業東京本部。加藤、六角、矢作、やしろ、秋山、吉村の6人それぞれが多忙な芸人、俳優のため、集合するのは各自の仕事が終ってから。今年7月に開催されたコントライブ「イルネス製作所」以来2カ月ぶりに顔を合わせたメンバーだけに、すぐに感触を取り戻して夜遅くまで雑談を交えつつ打ち合わせを続けた。

今回番組では、練り上げられたコントとともに制作の裏側に密着した映像も放送。数台のカメラがメンバーの素の表情を映し出す。和気あいあいとネタ会議を進める彼らは、加藤の中で固まりつつあるコントのあらすじを、意見を出し合ってより面白く、より“画の強い”ものにしていく。

垣根をちょっと飛び出すくらいには、はみ出てみようかな
稽古中の様子。

某日、立ち稽古が始まった。刀を振り回して、どうやら殺陣のようなシーンを練習しているようだ。加藤は細かく注文を入れて、試行錯誤しながらそれぞれの個性が出るような動きをつけていく。メンバーも「こうしたらどうですか?」とアイデアを出し、徐々にコントの方向性を掴んでいった。

加藤は「BSスカパー!って知ってますか!?」の番組制作のオファーを受けてすぐに、「『イルネス』メンバーでコントをやりたい」と思ったのだという。「イルネス製作所」の開催発表時には、「3回目(の公演を)やるかどうかは打ち上げで決まると思う」と話していたが、こんなにも早く再集結することになったのは、テレビというステージで新しいことをやれそうだと感じたから(参照:ここで吐き出すしかない、加藤浩次コント公演グローブ座で!矢作ら再集結)。地上波の番組に関して、規制されることへのフラストレーションはないという加藤は、「与えられた枠の中でやるべきことをやればいい」と語りつつ、「ただ今回はその枠を超えていいっていうことなので、垣根をちょっと飛び出すくらいには、はみ出てみようかなとは思います」と期待させてくれた。

加藤浩次インタビュー

オファーをもらってすぐ「コントやりたいな」って思った
加藤浩次

まだ序盤なのでアイドリング中って感じです。内容はだいたい僕の頭の中では決まっているので、動き出したら早いと思いますよ。大まかな部分は僕と作家で考えていて、メンバーと揉みながら、稽古しながら膨らませていくところです。(2015年7月上演の「イルネス製作所」以来)この2カ月くらいで、まったく会っていないメンバーもいて。六角さん、やしろにも会ってなかったかな。でもすぐに感覚は取り戻せました。もう慣れたメンバーなので。すでにそれぞれのポジショニングもできていますからね、雑談も弾みます(笑)。

BSスカパー!からこのオファーをもらって、悩むことなくすぐに「コントやりたいな」って思いました。「いつかテレビでコントをやりたい」とかって強い気持ちがあったわけではないけど、「イルネス」メンバーが一番しっくりくるし、やりやすいんじゃないかなって。直感ですね。舞台とは違ったステージだからこそ、この同じメンバーでやってみたいなと思いました。

見どころは“画の強さ”
稽古中の様子。

これまで2度上演した「イルネス」の舞台との一番の違いは“画の強さ”。舞台だと全体を見て、お客さんにどう見えるかっていうことを考えるんですが、今回はテレビだからカット割りも入念に考えています。「その画、地上波ではオンエアできないでしょ!」っていうようなバリエーションもたくさん用意しています。それをうまくコントに入れていきたいですね。画面に映ったときの“画の強さ”。これが見どころです。

今回はコントだけでなく、密着映像も撮影しているんですが、本当は作っているところはあまり見せたくないんです。裏側ですからね。地上波では見られない僕らの顔が映っているかもしれない。密着されるっていうのはこっ恥ずかしいし、ちょっとやりづらい感じはあるんですが、コントと一緒に楽しんでもらえればいいなと思います。

「BSスカパー!」のことは名前だけ知っていました。でもチャンネルだってことはまったく知らなかったです。僕1回、BSスカパー!の開局記念特番で「34時間元気TV」っていうのを小倉智昭さんとやったことがあるんですけど、そのときもわかんないでやってました(笑)。こういう地上波ではやれないことに挑戦するチャンネルがあるっていうのはいいですよね。でも観てもらわないと始まらないので、たくさんの人に観てもらいたいです。

「BSスカパー!って知ってますか!?」

番組情報

スカパー!加入者なら誰でも視聴できる“おまけチャンネル”「BSスカパー!」の知名度を上げるべく、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、劇団ひとり、加藤浩次(極楽とんぼ)がそれぞれのオリジナル番組を制作。“地上波の顔”とも言える彼らが手掛けた「地上波では絶対に見ることができない!」番組を3週にわたって無料でオンエアする。

  • 2015年9月27日(日)22:00~23:00 田村淳
    「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」
  • 2015年10月4日(日)22:00~23:00 劇団ひとり
    「劇団ひとりの『夢劇場 -小ホール-』」
  • 2015年10月11日(日)22:00~23:00 加藤浩次
    「密着!加藤浩次軍団コントへの挑戦!」

※すべて無料放送。スカパー!にご加入していない方でもご視聴いただけます。

BSスカパー!概要

BSスカパー!とは

スカパー!加入者なら誰でも視聴できるチャンネル。バラエティ、ドラマなど地上波では体験できないような興奮を味わえるオリジナル番組や音楽ライブなどココロ動くコンテンツをお届け。

極楽とんぼ・加藤浩次(カトウコウジ)
加藤浩次

1969年4月26日生まれ。北海道出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。 劇団・東京ヴォードヴィルショーの養成所で出会った山本圭一と1989年に極楽とんぼを結成。2014年2月、極楽とんぼの単独ライブから約12年ぶりとなるコントライブ「イルネス共和国」を、六角精児、おぎやはぎ矢作、マンボウやしろ、ロバート秋山、平成ノブシコブシ吉村とともに開催。翌2015年7月には同メンバーで第2弾「イルネス製作所」を東京グローブ座にて行った。