お笑いナタリー Power Push - 映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」

まるでハルク!?芸人とIT企業役員の2つの顔を持つ厚切りジェイソンも太鼓判!

映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が7月4日(土)に全国公開される。同作は、人類滅亡の危機を前にした最強チーム「アベンジャーズ」が愛のために団結し、強大な敵に立ち向かう感動のアクション巨編。日本公開を前に、あの 「アナと雪の女王」「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」を超えて全世界歴代興行収入トップ5入りするなど、世界中を熱狂させている。

この作品が世界の人々を魅了する要因はなんなのか。理由を解明すべく、お笑いナタリーではアメリカ人ピン芸人として人気を集める厚切りジェイソンを召喚。本作の魅力について尋ねるとともに、評価される要因をIT企業でも手腕を発揮している彼ならではの鋭い目線で分析してもらった。

取材 / 遠藤敏文 文 / 狩野有理 撮影 / 辺見真也

キャラクター紹介

アイアンマン
トニー・スターク
(ロバート・ダウニーJr.)

アイアンマン=トニー・スターク

実業家で天才発明家。パワードスーツを装着してアイアンマンとなり、世界平和のため日夜戦いに励む。「人類の平和を守りたい」という愛ゆえに犯した過ちを、命懸けで償おうとする。

キャプテン・アメリカ
スティーブ・ロジャース
(クリス・エヴァンス)

キャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャース

強い愛国心から、第二次世界大戦中に行われた極秘実験に身を投じてスーパーソルジャーとなった。今のアメリカや世界のあり方が本当に正しいのか、自問自答する。

ブラック・ウィドウ
ナターシャ・ロマノフ
(スカーレット・ヨハンソン)

ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフ

高い戦闘力と美貌をあわせ持つ世界最高のスパイ。クールにミッションをこなすプロ中のプロだが、自分の暗い過去を精算し普通の女性として生きることもどこかで望んでいる。

ハルク
ブルース・バナー
(マーク・ラファロ)

ハルク=ブルース・バナー

天才科学者。実験中の事故により、極度の興奮や恐怖心にさいなまれると、凶暴な緑色の巨人・ハルクに変身してしまう。自身と自我のないハルクとの間で常に自分の生き方を模索。

ソー
(クリス・ヘムズワース)

ソー

神の国からやってきた最強戦士。素手でハルクと戦えるほどの怪力。

ホークアイ
クリント・バートン
(ジェレミー・レナー)

ホークアイ=クリント・バートン

特殊能力は持たないが、地球最強の射手。

スカーレット・ウィッチ
ワンダ・マキシモフ
(エリザベス・オルセン)

スカーレット・ウィッチ=ワンダ・マキシモフ

悪の組織ヒドラ党による人体実験から生まれた超人で、ピエトロとは双子。テレキネシスの能力で、アベンジャーズにおぞましい幻覚を見せる。

クイックシルバー
ピエトロ・マキシモフ
(アーロン・テイラー=ジョンソン)

クイックシルバー=ピエトロ・マキシモフ

超高速で動けるスーパーパワーを持つ。ワンダとともにトニーを憎んでいる。

厚切りジェイソン インタビュー

細マッチョNO! 頭脳系&厚切りなゴリゴリ筋肉求む!

厚切りジェイソン

──映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の魅力を語っていただこうと、厚切りジェイソンさんにはお笑いナタリーPower Pushに初登場していただくことになりました。

あざます! いつもお世話になっております!

──(笑)。さっそくですが、ご覧になっていかがでしたか?

賑やかな場面、と言ったらおかしいかもしれないですが、アクションたっぷりの場面が次から次へとやってきて、あっという間に時間が経ってしまうほど楽しかったです。映像としてもキレイだから、戦っている場面はただただ「うわー、すごいものを観ているな!」と実感しながら見入ってしまいました。

ハルクバスターを装着したアイアンマン。©Marvel 2015

──確かに。この作品はアクションに加えて超人的なキャラたちの人間的なシーンも丁寧に描かれているのが印象的です。家族愛、恋愛の部分はどういうふうにご覧になりましたか?

より深く戦いのシーンを楽しむには、“戦う理由”もわからないといけないと思います。家族を守るため、恋人を守るため、仲間を守るため。その背景が描かれているのもこの作品が世界中で楽しまれている理由だと感じました。ラブストーリーの部分にはうちの妻もきっと興味を持つと思うので、オススメして一緒に観たいですね。

──特にインパクトがあったシーンは?

厚切りジェイソン

スカーレット・ウィッチにマインドコントロールされたハルクが街を襲い、ハルクバスターを装着したアイアンマンと戦っているところですね。激しかった! ボクは昔からハルクが大好きで。頭脳系でゴリゴリの筋肉が付いた人が好きなんですよね、けっこう厚切りな。

──たしかに厚切りな胸板ですね(笑)。日本人のアクションだと、これほど肉体的なものは少ないように思います。

日本では細マッチョが人気ですからね。でもボクは認めません! ボクはハルクくらいじゃないと楽しめないな。

──アメリカ人はやっぱりムキムキのマッチョがお好きなんでしょうか。

ハルクに変身するブルース・バナー。©Marvel 2015

だってクマが襲いかかってきたとして、ハルクがいいのか、ただのイケメンがいいのか、考えてみてくださいよ! アメリカの女性もたぶん本能的に筋肉のあるほうを選ぶと思います(笑)。あとボクは「アベンジャーズ」の中でいうと、ハルクに似ていると思うんです。日頃は頭がよくて冷静な人なんだけど、怒るとバケモノになってものすごく大きくなる。急に怒り出すっていうボクの芸風にも近いところがありますし、極端な性格を2つ持ってるというところが似てるなって昔から思っています。

──ハルクに思い入れがあるんですね。何歳頃からファンなんでしょうか。

ボクが生まれる前からいるキャラクターですから、子供の頃から親しんできました。スパイダーマン、バットマンっていう世界中に知れわたっているキャラと同じようにハルクも身近にいます。ハルクのアニメを観たりしていましたよ。

映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
2015年7月4日(土)全国ロードショー
映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
あらすじ

それは、人類の平和を守るために作られたシステムのはずだった──。アイアンマンとして人類の危機を何度も救ってきたトニー・スターク。アベンジャーズの限界を誰よりも知る彼は、恐れていた。自分たちの手に負えない敵が現れたとき、誰が愛する人を守るのか……? だからこそ彼は禁断の平和維持システム、人工知能<ウルトロン>を起動させた。愛なき人工知能が選択する“究極の平和”とは、平和を脅かす唯一の存在、すなわち人類の抹消を意味することとは知らずに……。人類滅亡の危機に再び結集したアベンジャーズは、人知を超えたウルトロンを相手に為すすべもない。それでも彼らは勝たなくてはならないのだ──愛する者を守るために。

©Marvel 2015

厚切りジェイソン(アツギリジェイソン)
厚切りジェイソン

1986年4月9日生まれ、アメリカ合衆国出身。2015年2月放送の「R-1ぐらんぷり2015」でデビュー4カ月にしてファイナリスト入りを果たし、注目度が急上昇。同年6月24日に1st DVD「WHY JAPANESE PEOPLE!?」を発売。9月6日に東京・草月ホールにて開催される「ワタナベエンターテインメント夏のスペシャルお笑いライブ WEL SP 2015」では“ライブCEO”に就任。出演者の1組としてだけでなく、CEOとしての手腕も見せつける。ワタナベエンターテインメント所属。