芸人たちの真価はステージ上で発揮される
──5月に「マヂラブのマヂでラブになるTV」初のイベントが開催されることが決定しました。そのお話もぜひお聞きできればと思います。
村上 単純に番組の視聴者と会えるのは楽しみです。ネット上での評判は見かけますけど、現実で会ったことはないので、どんな人たちなんだろうとワクワクしています。
野田 野口さんのファンだけで覆いつくされたらどうなるんだろうという不安はありますけど。
野口 それはないですよ! 逆もありえることじゃないですか? マヂラブさんのファンばっかりみたいな……。
野田・村上 (2人で声を合わせて)逆はないんだよ。
野口 え?
野田 逆はね、ないの。
野口 そうなんですか……? でも、いつもの収録そのままの空気感を皆さんに見てもらいたいです。私が絶対にやらかすと思いますけど……。
野田 むしろ、やらかしてくれないと。そのままを見せたいんだから。編集でなんとかなってるんだなというところを見せたい。
野口 ヤバい! バレちゃう!
野田 バラそう。テーマは「バラす」で。
──今日の収録でも、野口さんが噛んだことを指摘されたときに「バレた!」と言ってました。
野口 なるべくスムーズにやって、カッコつけたいんですよ(笑)。
野田 イベントでは野口さんの台本読みの部分を多くしましょう。
野口 やめてー!
村上 イベントに来てくれれば、今後の放送の“行間”を読めるようになると思います。カットされたところで何かがあったんだなということをなんとなく察してもらえれば。
野口 深みが増すかもしれないですね(笑)。
──ほかに出演決定しているのがカラタチ、タモンズ、オダウエダ、ナイチンゲールダンスといった面々です。
村上 実力派ばかりじゃないですか!
野口 皆さん、すでに番組への出演経験がありますよね。
野田 野口さんはピンとこないと思うんだけど本来、漫才師にとってこの番組みたいな環境が一番やりづらいんだよね(笑)。お客さんがいなくて、俺たちが見ているっていう。だからこそ彼らの本当の状態、真の実力を見てほしい。彼らが本当に活躍できる場はステージの上で、野口さんが収録で見てきたのは50%の力も発揮できていない状態だから。
野口 そっか! うわー、なんかカッコいい!
村上 1回目の出演の経験を生かして「こうしたほうがいいんだな」と修正してくる人たちばかりだと思うので、より強いアニメネタを見られると思います。
野口 楽しみだなあ。イベント前にもう1回配信を観ようと思いました。「この回ではこんなネタをやっていたけど、イベントではどうなるんだろう」みたいにワクワクできますよね。来場する方はぜひもう1回番組を見直してほしいです。
3人の関係性がネクストフェーズに突入?
──イベントではマヂカルラブリーさんも書き下ろしネタを披露するそうですね。
野田 ……らしいです。まだ何も考えてないですけど、がんばります。
村上 吊り革ネタに入れ込んでもいいわけでしょ。コスプレして吊り革ネタやる?
野田 インポッシブルスタイルね。
野口 それはそれで楽しみです(笑)。
──野口さんの歌唱コーナーもあるとお聞きしました。
野口 えぇ~(ビブラートを効かせながら)。
野田 今、歌った?
野口 今のは発声練習です(笑)。アニソンを歌う機会って1人でカラオケに行ったときしかないので、“ヒトカラ”のテンションで皆さんの前で披露するのが少し恥ずかしいです。意外と気持ちよく歌えるのかな? アニメ好きの方も多いと思うので、「うおー!」と湧いていただけたらありがたいです。
村上 ヒトカラの野口さん見たいなあ。野口さんが歌っているところをマジックミラーで囲んで、みんなで延々と見る会もやりませんか?
野口 嫌だ! マヂラブさんは自分たちのネタを見られて恥ずかしいときはないんですか?(笑)
野田 恥ずかしいはないかなあ。
野口 実は私、マヂラブさんのネタを不必要に見ないようにしているんです。見ると「すげえ!」という気持ちが生まれて緊張しちゃうので。
村上 僕も同じ理由で野口さんが歌ってるところを見てないんだよ。別番組でイコラブのライブ映像がチラッと映ったことがあって、「すごい! ちゃんとやってるじゃん!」って少し野口さんが怖くなっちゃって。
野口 わかる! 本当に怖くなるんですよ! 距離感がわからなくなるし。
村上 「これ以上見たらイジれなくなる!」って(笑)。
野口 イベントで観たらどうなっちゃうんだろう? でも楽しみだなあ。
村上 我々3人の関係性がネクストフェーズに入りそうです。
村上「1人ぼっちで膝を抱えている人たちも来てほしい」
──イベントはどんな人に来てほしいですか?
村上 そりゃ来てくれるんだったらキャバ嬢に来てほしいです。あとホスト。
──アニメ好きのキャバ嬢やホスト?
村上 アニメ好きじゃなくてもいいです。誰が観ても面白いアニメを紹介しているわけですから、まったく関係性がない人にも広めたいですよね。どうやってその人たちを呼ぶかだけがわからない(笑)。紹介するアニメは観たら絶対面白いものばかりなので、そこには自信があります。
野田 確かに何も関係ない人に来てほしい。アニメもアイドルもお笑いも何にも興味ない人。
村上 部長とか(笑)。
野田 野鳥研究家(笑)。……あとは番組のコンセプトが「忙しくてアニメを観られない人に作品を知ってもらう」なので、そういう状態の人に来てほしいです。コロナ禍ではアニメを観ていたけど、それが明けてからは観られていないという話をよく聞くので。
村上 観客と1つの塊、火の玉となってみんなで盛り上げたいです。誰一人として「隣の人の声がうるさいな」とか思っていない、全員がものすごくうるさい状態を作りたい。誰も気を遣わないというか。1人ぼっちで膝を抱えている人たちも来てほしい。仲間はたくさんいるよ! あとは外に出るだけ!
野田 あと1歩?
村上 あと1歩。
野田 テーマは「その1歩」で。
村上 1歩を踏み出してほしいです。きっと怖くはないから。
野口 アニメは好きだけど、その話題をほかの人と共有できていない人も多いと思うんです。そんな方々が来たらきっとすごく楽しいはずです。
野田 「マヂラブTV」の魅力はダラダラ感でもあると思うので、それが伝わればいいかな。
野口 そうですね。番組収録はいつも賑やかでアットホームな雰囲気があるので、イベントも日頃の息抜きとして楽しめる空間になればいいなと思っています。癒されたい人はぜひ肩の力を抜いて来てください!
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「マヂラブのマヂでラブになるTV」収録現場レポート