昨日6月14日放送の「オールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)で、
今回念願のオールナイトニッポンで初めて1人で番組を担当することになった今田。22時になった瞬間、「え、これ始まったの? すごいね」と、本気の動揺を見せ、「全然(先が)見えないね。全然、見えない1時間半が今から始まる」と、いきなり言い訳の連続に。スタッフから「まだ名前言ってないですよ」と言われ、ようやく「あ、そうか。どうもこんばんわ、今田耕司です」と自己紹介。するとそこから「27年かかりましたよ」とオールナイトニッポンへの思いを語りはじめ、芸歴1年目でANNのオーディションを受けて受かったと思いこんだ話、「ビートたけしのオールナイトニッポン」伝説、ドラマ「いつかまた逢える」でイキっていた話、リットン調査団・水野のエピソードトークなどが次々と飛び出した。
スタッフに「タイトルコール」と言われても、「AMってみんな聴くの? 聴かへんよ。金曜の22時って」と弱気になったり、「マンガ家さんがラジオ聴きながら仕事するって聞いた。マンガ家さんが聴いてると思ったら頑張れる」と自分を励ましたり、「今日『今田がゴシップを生でメッタ斬り』? しませんよ。誰がこんなにハードル上げたの? ネットにあがりたくない。炎上が一番怖い。1人の敵も作りたくない」と防御線を張ったり大忙し。ついに伝説の番組「シブヤ系うらりんご」の話になると今田のテンションはフルスロットルに。「思い出してきたぞ。文化放送思い出してきた! ファックスじゃなくてメール? 『こんなに雑誌が並ぶの久しぶり』ってスタッフにバカにされた。見せたろうやないかラジオ大阪魂!」とまくしたてた。
すると早速リスナーから「今田さんこんばんわ。タイトルコールいつやるんですか?」とイジりメールが。「タイトルコールをなかなか言わないのがステータスっていうのがあるんですよ」「俺らの時代のパーソナリティの真骨頂」と、まだまだ引っ張り感慨深そうに昔を思い返しながら、番組スタート15分後、今田もファンも待望の「今田耕司のオールナイトニッポンGOLD」がようやく全国に流れた。
まず最初のコーナーは、スタッフが16個ランキングした芸能情報に今田がコメンテーターとして答える「ゴシップカウントダウン」。「できるものとできないものがあります。おかしなタイトルがすでに何個かあります」とリスナーに丁重に断りを入れながら、スタッフには「もっと違うのないの? やなぎ浩二さんが60過ぎておしっこちびったとか。俺がやりたいのはそういうことや!」とダメ出しを。しかし16位のナインティナイン岡村の挨拶事件について、「岡村は声が小さい」とコメントし、かつてキャバクラに一緒に行ったときのエピソードをすぐさま暴露するという見事なコメンテーターぶりを発揮していた。
そしてこのコーナーを中断してでも今田がやりたかったというコーナー「オススメマンガ名シーン」へ。マンガが大好きな今田が、リスナーにどうしても伝えたいマンガの名シーンを1人で登場人物全員を演じるという。まずは「3月のライオン」7巻で、川本ひなたのいじめをめぐり姉のあかりが学校に行く場面で、今田は「涙なしでは読めない!」と熱弁。バックにはスタッフがニヤニヤしながらも場面にあったBGMを流しつつ、今田は真剣に女性らしい声、少女らしい声、おばさんらしい声などを巧みに使いわけドラマチックに演じ切った。
感無量の今田は「今頃タクシーの運転手泣いてると思う」と自画自賛。興奮が止らない今田は続く「修羅の門」では、10分にもわたるラジオドラマを繰り広げ、なんとラジオが残り15分に。「14年(のブランク)って怖いね。ペース配分何にもわかってない」と反省しながら、駆け足でゴシップカウントダウンのタイトルだけを読み上げた。最後は焦りながらも、ザ・プラン9・浅越ゴエから聞いた、ジャンケン無敗の男・西川きよしと六代桂文枝による緊迫のジャンケンロケというプレミアムなトークをお届け。最後は名残惜しそうに「機会があったらまた。ありがとねー!」とリスナーに感謝の言葉で締めくくった。ラジオにブランクがあるといえども、芸歴27年でお笑い界、芸能界ともにトップを走る今田の底力を改めて見せつけた1時間30分。ファンは再び今田のラジオが聴けることを期待して待とう。
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