映画「少年H」は、1997年に刊行され340万部を突破した妹尾河童の自伝的小説「少年H」を原作とし、降旗康男が監督、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズを手掛ける古沢良太が脚本を担当。戦時中の神戸を描いた物語の柱となる「少年H」の父と母を演じるのは、実際の夫婦でもある水谷豊と伊藤蘭。原田はHの通う中学の教官を演じている。
日本映画がGALA作品に選ばれたのは、2011年の「借りぐらしのアリエッティ」以来2度目で、実写映画としては初。「少年H」は今年度エントリーされた約1500本の作品の中からGALA作品6本に選出された。6月27日(現地時間)には公式上映と、水谷豊、伊藤蘭、降旗康男監督の現地入りを予定。3人は公式上映へ参加するほか、映画祭のプログラムディレクターであるキリル・ラズロゴフ氏がMCを務めるロシア国営放送の番組にも出演予定。なお、日本では8月10日(土)に全国公開される。
水谷豊、伊藤蘭コメント
30年ぶりに共演した作品「少年H」が、モスクワ国際映画祭の栄誉あるGALAに選出され、日本映画が多くの海外の方にもご覧いただけることを大変うれしく、光栄に思います。この作品にかかわるスタッフ・キャストの想いを世界に届けられること、私たちにとって初の国際映画祭への参加を夫婦共に心待ちにしております。
降旗康男監督コメント
昨年の「あなたへ」に続いての国際映画祭へのご招待、ありがたいです。海外の皆さんに作品をご覧いただけることは光栄です。「あなたへ」では、現地に赴けなかったので、今回は体調を万全に整えて、参加したいと思っております。
モスクワ映画祭プログラムディレクター キリル・ラズロゴフ氏コメント
「少年H」は他に類のない作品です。主人公の人生と国家・民衆の発展が結び付けられて描かれているのが素晴らしい。モスクワ国際映画祭は日本とその文化と多面的な関係にある国ロシアで行われていますので、私たちは喜んでGALA部門にこの素晴らしい作品を選びました。GALAは映画祭の最も華やかな部分であり、そこに参加出来るのは世界中の新作映画の中でも選りすぐられた作品です。そのため観客の興味も他より高いものでありロシア全土で注目される作品となります。
ネプチューンのほかの記事
タグ
リンク
- 映画『少年H』公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
お笑いナタリー @owarai_natalie
原田泰造出演、映画「少年H」がモスクワ映画祭で公式上映 http://t.co/nIsVkABNvB