昨日5月19日、東京・新宿シアターモリエールにて、日本テレビ開局60年記念番組「日本一テレビ・ワラチャン!~U-20お笑い日本一決定戦~」の最終東京大会が開催された。
全国から1200を超えるエントリーが寄せられた、20歳以下のお笑い日本一を決める大会「ワラチャン!」。2次予選は5月まで全国で行われ、1次のビデオ審査を通過したチームが観客の前でネタを披露し、8月に東京・大阪で開催される準決勝を狙う。
この日の出場者は38組。司会はよしもと東京住みます芸人を務めている
審査の結果、この日は4チームが準決勝に進出決定。1チーム目は、妄想恋愛ネタを披露した日本大学文理学部落語研究会の漫才コンビ・ラインズで、独自の世界観に観客をグイグイ引き込んだ。2チーム目は中学1年生と小学6年生の姉妹コンビ・出口・入口・堀ぐっちー。部活動をテーマにしたネタでテンポ感あふれる見事な漫才を繰り広げ、この日一番の爆笑を生んでいた。準決勝進出には、「ルミネで思い切りやりきりたい!」と意気込みあふれるコメント。また、将来の夢を聞かれた妹は「建築家」と答えるなど、ほのぼのしたやりとりでも会場を沸かせた。
3チーム目は新潟の学生お笑い集団・笑健のピン芸人・白倉かなめ。「走れメロス」の朗読からシュールに展開していく漫談を見せた。ネタ中には、次の出場者が順番を間違えて舞台に飛び出してくるというハプニングも。コメントでは、「今回の準決勝進出は飛び出してきた次の出場者のおかげ。できれば一緒に決勝を目指したい」と語り笑わせた。最後の1チームは「ハイスクールマンザイ2011」優勝の実力派・ドラッパ。ケニア人と日本人のハーフ・リロイ太郎と、慶応大学在学中の伊藤颯の2人がテンポの早い掛け合いで観客を魅了した。
エンディングでキャベツは、「ネタの構成もちゃんとしていて、NSC時代の僕らと比べると雲泥の差」と語り、舌を巻いた様子。これで地区予選全日程が終了、30組が準決勝進出を果たした。今後、全国の地区予選出場者の中から追加合格者が発表される予定となっている。全予選の模様は6月22日(土)13時30分から「日本一テレビ」にて放送予定。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。
齋藤政憲プロデューサーコメント
東京・大阪のみならず全会場で高いレベルの戦いになり、次の準決勝は相当期待しています。20数年前に自分が「元気が出るテレビ」の「高校生・お笑い甲子園」を担当していた頃に比べると、日頃から活躍の場があったり、お笑いスクールが充実していたり、インターネットで情報を共有できるなど随分環境が良くなっていて、それがレベルアップにつながっていると実感しました。一お笑いファンとしても非常に嬉しいです。準決勝進出を決めた30組はいずれも自分たちの強みをしっかりとネタに生かしており、そのあたりが合否の差を生んだのではないでしょうか。惜しくも落選してしまった皆さんもこれに懲りず、ぜひ舞台経験を積んで次のチャレンジをしてほしいと思っています。
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- ワラチャン!U-20お笑い日本一決定戦|日本テレビ
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特大チーズケーキ @tokuchee
浅井企画所属の流れ星ってそんなに知名度ないの?
そのコンビの存在を知らずに流れ星を名乗ってるとしたら……勉強不足にもほどがある……!(涙)
「全会場で高いレベル」U-20お笑い大会ワラチャン予選終了 - お笑いナタリー http://t.co/lyRJH9LKiw